おすすめのシールの剥がし方まとめ!剥がした後のベタベタは?
2023年10月16日
今回はシール剥がしの方法について、解説していきます。シール剝がしに失敗してベタベタが残ってしまった経験をした人は多いのではないでしょうか?綺麗に剥がせる方法をご紹介していきます。
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シール剥がしが難しい!跡ができる理由は?
シール剥がしの方法についてご紹介していく前に、まずどうしてシール剥がしは難しいのかということについてご紹介します。
どんなに丁寧にシール剥がしをやっても跡が付いてしまう理由は、シールの裏面に塗ってある粘着剤にあります。
粘着剤には、シールと接着する物の間にある凸凹を埋め、密着させる働きがあります。
粘着剤は水では落ちませんし、乾燥すると粘着力が増す性質があります。熱や紫外線を受けるとベトベトになり、さらに時間が経つと固形化して剥がれにくくなってしまいます。
そのためシールを剥がす際は、この粘着剤をどう剥がしていくかということが重要になります。
シールの基本の剥がし方
それでは早速、シールの剥がし方の基本的な方法について、ご紹介していきます。
シールはなるべく早く剥がすことが大事
先にもご紹介しましたが、シールは時間が経つと粘着剤が変性してより剥がしにくくなってしまいます。
そのため、とにかくなるべく早く剝がすことが大事です。
(1)ドライヤー
シールの基本の剥がし方としてご紹介する1つ目は、ドライヤーを使う方法です。
ドライヤーの温風をシールの上から直接当て、シールを温めます。粘着剤は熱に弱いので、粘着剤が溶けることでシールを剥がしやすくなります。
温めすぎるとベトベトになってしまうので、手で触れる程度の温度まで温めたら、ドライヤーの風量を「LOW」にして温めながら剥がしましょう。
シールは、剥がす方向の角度が150度くらいになるよう意識して、ゆっくりと剥がしてください。
(2)ぬるま湯
2つ目は、ぬるま湯を使う方法です。
直接ぬるま湯につけられる物にシールを貼っている場合は直接、直接ぬるま湯につけられない場合には霧吹きなどを使ってシールをふやかしましょう。
シールは水分が多くなるほど粘着力が低下するため、綺麗に剥がすことができます。
シールがふやけたら、端から優しく剥がしてください。
ベタベタで取れないシール跡を取る方法
続いては、ドライヤーやぬるま湯などの方法で剥がれたものの、ベタベタになってしまいシール跡が残ってしまった時にも使えるシールの剥がし方についてご紹介していきます。
(1)食器用洗剤
まずは食器用洗剤を使う方法です。食器用洗剤には界面活性剤が含まれていて、水をより粘着剤に浸透させることができます。
食器用洗剤を上から塗布し、その上からラップで覆って10分ほど待ちます。
その後シールやベタベタの粘着剤を剥がしてください。剥がし終わったら水拭きしましょう。
(2)除光液
シール剥がしには除光液も効果的です。除光液に含まれる有機溶剤により、シールの粘着剤を溶かすことができます。
除光液をティッシュなどに染み込ませ、シールの上から押さえて除光液を染み込ませます。
10分ほど放置したら、シールを剥がしてください。
樹脂製の物には使用不可
除光液を使う場合には、樹脂製のプラスチックなどには使用しないでください。樹脂を溶かしてしまいます。
(3)セスキ炭酸ソーダ
洗濯に使用するセスキ炭酸ソーダも、シール剥がしに有効です。
シールのベタベタは酸性なので、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダは、それを中和することができます。
セスキ炭酸ソーダを100倍ほどに薄めた溶液を作り、スプレーボトルに入れてシールに吹きかけ、上からラップで覆います。
10分ほど放置したらシールを剥がし、水拭きしてセスキ炭酸ソーダを拭き取ってください。
まだシールが残っているような場合は、放置時間を長めにとり再度試してみてください。
(4)ハンドクリーム
ハンドクリームもシール剥がしに有効です。ハンドクリームには油分が含まれていて、粘着剤を弱める効果があります。
ハンドクリームをシールの上から塗布し、10分ほど放置してシールを剥がしてください。
剝がせるかは成分による!油分が多い物を
ハンドクリームを使う方法は失敗する場合があります。ハンドクリームの成分によっては、シールを綺麗に剥がせない場合があります。
できるだけ油分が多い物を選ぶようにすると、成功しやすいです。
無垢材や白木など油脂が染み込みやすい物には使用不可
ハンドクリームは、塗った物にシミを残してしまう可能性があります。
特に、無垢材や白木を使った製品には油脂が染み込みやすいので、使用しない方が良いでしょう。
(5)セロハンテープ・ガムテープ
シール跡がベタベタになって残っている場合は、セロハンテープやガムテープが有効です。
指にテープの粘着面が外側になるように巻き付けて、ペタペタとシール跡を押さえつけて粘着剤を移し取りましょう。
(6)消しゴム
シールのベタベタが残っていて、洗剤などの液体が使えない場合には、消しゴムも有効です。
消しゴムでこすると、ベタベタが取れていきます。
(7)ヘラ
ヘラもシール剥がしに有効です。ただし、ヘラを使用する際には、先に上記にご紹介した液体やハンドクリームなどを塗布して粘着剤の粘着力を弱めておきましょう。
プラスチックの物より、カーボン素材の物や替え刃式の物が効果的ですが、シールが貼られている物がデリケートな素材の物だった場合には傷が付いてしまう場合があります。
(8)シール剥がし
シール剥がし専用のスプレーなどももちろん効果的です。持っていると便利なので、購入を検討しても良いでしょう。
ダイソーやセリアなど100均のシール剝がしスプレーも〇
シール剥がしスプレーはダイソーやセリアなどの100均でも手に入ります。
100均の物でも十分効果的なので、ぜひ試してみてください。
3Mシールはがしクリーナーも良い
シール剝がしと言えば、3Mのシール剝がしクリーナーも有名です。しつこいベタベタも落とすことができます。
物によっては使えない場合も
シール剥がしの成分によっては、シールが貼られている部分の塗装を溶かしてしまうなど、使えない場合もあります。
シール剥がしを使う際には使用方法を読み、使用できるか確認するようにしましょう。
シール剥がしの代用!クレ556
シール剥がしの代用としては、クレ556が有効です。
シール部分にクレ556を塗布し、20分ほど待ちましょう。
粘性があるゼリー状になっているので、広げてしまわないよう集めるようにして拭き取りましょう。
一度拭いた面を使わず折りたたみながら拭き取ると、うまく拭き取ることができます。
シールを剥がした後のネバネバやベタベタにはメラミンスポンジ
シール跡のネバネバやベタベタにはメラミンスポンジも効果的です。塗装した合板などにも使用できます。
メラミンスポンジを使ってこすり落とすだけなのですが、メラミンスポンジを使用する前にセロハンテープやガムテープであらかじめできるだけ粘着剤を落としておくと良いでしょう。
マジックリンも〇
シールのベタベタにはマジックリンも効果的です。マジックリンを吹きかけてしばらく待ち、スポンジでくるくると軽く磨いてください。
剥がれないならプロへ
上記にご紹介した方法を試してもうまくいかないというような場合は、プロのハウスクリーニング業者に任せるのも良いでしょう。
ケース別のシールの剥がし方
続いては、ケース別のシールの剥がし方についてご紹介していきます。
車のステッカー
まずご紹介するのは、車のステッカーを剥がしたいケースです。以下のような方法があります。
- ドライヤーを使う
- 熱湯でふやかす
- 灯油を粘着層になじませて剥がす
- シール剥がしを使う
- スクレイパーを使う
灯油を使う場合には、車のコーティングが剥がれたり、塗装のツヤが無くなったりする場合がありますので注意してください。
スクレイパーを使う場合には、ガラス面に傷を付けないよう慎重に進めましょう。
自転車のステッカー
自転車のステッカーを剥がしたい場合には、以下のような方法があります。
- お湯でふやかす
- ドライヤーを使う
- ハンドクリームを使う
- 食器用洗剤を使う
- 灯油を粘着層になじませて剥がす
こちらも灯油を使う場合には、塗装が剥げてしまわないか注意する必要があります。
目立たない場所で試してから、使用すると良いでしょう。
窓ガラス
窓ガラスに貼ったシールを剥がしたい場合には、以下のような方法があります。
- ドライヤーを使う
- 食器用洗剤を使う
- 灯油を粘着層になじませて剥がす
- 除光液を使う
- シール剝がしを使う
- メラミンスポンジを使う
ドライヤーや食器用洗剤を使っても落ちない場合は、その他の方法を検討してください。
プラスチック
プラスチックに貼ったシールを剝がしたい場合には、以下のような方法があります。
- ドライヤーを使う
- シール剥がしを使う
- セロハンテープを使う
シール剝がしを使う場合には、スチレン系プラスチックでは溶けてしまう場合があるので注意してください。
瓶
瓶に貼ったシールを剝がしたい場合には、瓶にお湯を注ぐ方法がおすすめです。5分程度待つと、綺麗に剥がすことができます。
シールの素材による剥がしやすさの違いとは
続いては、シールの素材による剥がしやすさについてご紹介していきます。
シールを購入する際の参考にしてみてください。
剥がしやすいシールの素材
剥がしやすいシールの素材は、紙です。ミラーコートタック紙という素材のシールが一般的です。
剥がしにくいシールの素材
剥がしにくいシールの素材は、以下の通りです。
- フィルム素材
- 塩ビ素材
- PET素材
- 合成紙ユポ
シール剥がしで失敗する場合もある対処法
最後に、シール剥がしで失敗する場合がある対処法についてご紹介します。
シール剥がしの方法としてしばしば紹介されていますが、うまくいかない場合も多い方法なので、注意してください。
お酢は気を付けて
1つ目はお酢を使う方法です。お酢を塗布して少し待ち、シールを剥がすのですが、においが気になる場合があります。
また、お酢によりシールを貼っている物を傷めてしまう場合があります。
歯磨き粉は剝がれないことも
2つ目は歯磨き粉を使う方法です。歯磨き粉を塗布して少し待ち、シールを剥がすのですが、種類によっては剥がれない場合もあります。
シール剥がしの方法はさまざま!おすすめのシールの剥がし方まとめ
今回はシール剥がしの方法について、解説しました。素材やケースにもよりますが、ドライヤーや食器用洗剤など家にある物でシールを剥がす方法はたくさんあります。
ぜひ、やりやすい方法を試してみてください。