スーツにカビが生えた時の対処方法を紹介!カビの原因や対策は?

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スーツにカビが生えた時の対処方法を紹介!カビの原因や対策は?

久しぶりに着ようと思ったスーツがカビていたことはありませんか?クローゼットにしまってあったスーツにカビが生えてしまうというケースは多いのです。

そこでスーツにカビが生えてしまった時の対処方法やカビが生えてしまう原因について調べました。さらには、スーツにカビを生やさない予防策についてもご紹介していきます。

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スーツにカビが生える原因は?

意外なことかもしれませんが、スーツは革製品の次にカビが生えやすいと言われています。そのため、久しぶりに出したスーツにカビが生えていたというケースは多くあるのです。

スーツにカビが生えてしまう原因には何があるのでしょうか?

クローゼット内の湿度

クローゼットの中にスーツをしまっている人は多いでしょう。クローゼット内の湿気がカビの発生原因となっているのです。

カビはお風呂場など湿度が高い場所に発生しやすくなっています。そのため、クローゼットの中に湿気が溜まりすぎてしまっていると、カビが発生しやすい環境となってしまうのです。

クローゼット内の通気性が悪い

クローゼットの中に服を詰め込み過ぎていると、通気性が悪くなり高温多湿の環境となってしまうため、カビが発生しやすくなってしまいます。

特に、長い期間スーツをクローゼットに保管したままになっていると、カビが大量に発生するという事態にもなりかねません。

スーツの素材

スーツの素材の多くはカビの好物です。スーツの素材には、羊毛・綿・麻・絹などが使用されていることが多くあります。

この素材がカビの栄養となり、カビが発生しやすくなっているのです。

スーツの汚れや汗

スーツを着た時に、食べこぼしや飲みこぼしの汚れが付着していたり、汗をかいた時の皮脂や油が付着していることがあります。

その汚れを放置したままクローゼットにしまっておくと、カビの栄養となりカビが発生する原因となってしまうのです。

スーツに生えるカビの種類

スーツに生えるカビの種類は4種類あります。一番多く生えるカビは「白カビ」で白く綿毛のように表面だけに生えているものが多いです。

次に多いのが「黒カビ」で繊維の奥まで根を張るため、なかなか除去するのが難しいカビとなっています。他にも緑カビや茶カビもごくまれに生えることがあります。

スーツにカビが生えたときの対処方法

スーツにカビが生えてしまっても自宅でカビを落とすことができます。カビが生えてしまったからといって、捨てることはありません。

簡単に自分でできるカビの落とし方についてご紹介していきます。

お湯で落とす

スーツに発生したカビが白カビの場合、白カビは50度以上で死滅すると言われています。スーツのカビをお湯で落とす方法をみていきましょう。

  1. 60度のお湯にタオルを浸し、しっかりと絞る。(熱いためゴム手袋を装着)
  2. スーツの白カビの部分を上からトントンと叩くようにカビを落とす。
  3. タオルを洗い、再びカビの部分を落とす。
  4. 最後にスーツを陰干しして乾燥させる。

アルコールで落とす

すぐにスーツを着ていきたいという方のための応急処置としてオススメなのが、アルコールで落とす方法です。完全にカビを除去できるわけではないので、応急処置として使用しましょう。

  1. アルコール消毒を歯ブラシの毛先に染み込ませる。
  2. 歯ブラシでスーツのカビの部分を叩くようにブラッシングする。
  3. 最後にスーツを陰干しして乾燥させる。

ハッカ油で落とす

薬局でも売っているハッカ油とアルコールと併用することで、カビを落とすことができます。さらには、ハッカ油には防虫防カビ効果もあるため、スーツのカビ予防にも有効的となっています。

  1. ハッカ油10滴、アルコール消毒液10ml、水90mlを混ぜてスプレーボトルに入れる。
  2. 1で作ったスプレーをスーツのカビ部分にかけて歯ブラシで叩くようにブラッシングする。
  3. 最後にスーツを陰干しして乾燥させる。

アイロンで加熱する

カビを死滅させるには熱を加えることで除去することができます。そのため、アイロンを当てることでカビを加熱消毒することができるのです。

  1. スーツのカビの部分に当て布をする。
  2. カビが生えている部分にアイロンを当てる。
  3. 最後にスーツを陰干しして乾燥させる。

黒カビには酸素系漂白剤

黒カビが発生してしまうと、上記のような方法では除去することができません。そのため、黒カビには酸素系漂白剤を使用するのが対処方法となります。

  1. 酸素系漂白剤をタオルに染み込ませる
  2. スーツのカビ部分にトントンと叩くようにして落とす。
  3. 新しいタオルを水で湿らせ、カビ部分に同じようにトントンと叩き込む。
  4. 最後にスーツを陰干しして乾燥させる。

スーツのカビは洗濯で落ちる?洗濯方法を紹介!

スーツにカビが生えてしまった時に、自宅で洗濯して落とす事は可能なのでしょうか?自宅でカビを落とすための洗濯方法についてみていきましょう。

スーツにカビが生えてしまった時、ポリエステルを配合したスーツなら自宅で洗濯することが可能となっています。まずはスーツの洗濯表示を確認してみて下さい。

  1. スーツのカビた部分を60度のお湯とオシャレ着洗い洗剤を適量入れて30分つけ置きする。
  2. スーツを洗濯ネットに入れて、ドライモードで洗濯する。
  3. スーツを陰干ししてから、当て布をしてアイロンをかける。

スーツのカビはクリーニングに出すのが一番!

スーツのカビを完全に除去したい時は、クリーニングに出すのが一番の方法です。スーツをすぐに着ないという時間のある方は、クリーニングに出すのをオススメします。

スーツのクリーニング料金やコースは?

カビたスーツはドライクリーニングに出します。ドライクリーニングは約1日~3日程時間がかかります。カビの状態がひどい時にはウェットクリーニングに出す必要があります。このウェットクリーニングには約1週間程かかります。

そして、料金ですがドライクリーニングの場合は約1,000円~2,000円くらいとなっており、ウェットクリーニングの場合は2,000円~4,000円くらいとなっています。

スーツの保管サービスもオススメ!

自宅で保管しておくと、カビさせてしまうのが心配という方もいることでしょう。着る機会が年に数回の礼服などは特に保管に困ることがあります。

そんな時にオススメなのが、スーツの保管サービスです。クリーニングをして保管までしてくれるサービスです。自宅から郵送できるため、どの地域の方もご利用できます。

そして、使用したい時にネットで簡単に申込み、自宅まで届けてもらえるサービスとなっています。自宅のクローゼットに収納する服がたくさんあるという方にもオススメです。

スーツにカビを生やさないための対策

スーツをカビさせないためにできる対策についてみていきましょう。大切なスーツを長く着るためにも、できる対策をしていきましょう。

クローゼット内に湿気をこもらないようにする

カビの原因となるのが、クローゼット内の湿気です。湿度が高くなってしまうと、スーツがカビてしまうことがあります。そのために、クローゼット内に除湿剤を置いたり、時々扉を開けて換気するようにしましょう。

雨の日にスーツを着て、濡れたままクローゼットにしまうのも、湿気がたまる原因となります。必ずスーツについた水滴はタオルで落とし、乾かしてからクローゼットにしまいましょう。

クローゼットに服を詰め込み過ぎない

クローゼットの中に服をたくさん詰め込んでしまうと、通気性が悪くなり湿気がこもりやすくなってしまいます。さらに、カビが生えてしまったスーツから隣の衣服にカビが移ってしまうということもあります。

そのためにも、クローゼット内の衣服は少し隙間が空くくらいに余裕のある収納をすると良いでしょう。

スーツを来た時はすぐにクローゼットに収納しない

スーツを1日着て帰宅した時に、すぐにクローゼットに収納するのはNGとなります。汗や汚れがついていることもありますので、着用後はブラッシングをして半日程陰干ししてからしまうようにしましょう。

汗や汚れはスチームアイロンをあてる

食べ物の汚れや汗はカビの温床となってしまいます。そのため、カビが生えやすい襟元や汚れが気になるところに、スチームアイロンを当てることも、カビを生えさせない対策となります。

スチームアイロンをした後は、すぐにクローゼットにしまわずに、室内でも良いので1時間くらい乾燥させてからクローゼットにしまいましょう。

同じスーツを毎日着ない

毎日のように同じスーツを着ていると、汗や汚れが蓄積してしまい、カビが根付いてしまう恐れがあります。そのためにも、スーツを毎日着るという方は、最低でも3着は用意して着回すようにしましょう。

クリーニング後のビニールは外し不織布カバーを使用

スーツには春夏物と秋冬物があります。そのため、シーズンが終わるとクリーニングに出すという方も多くいるでしょう。そして、クリーニング後に戻ってきたスーツをそのままクローゼットにしまうのはカビの恐れがでてしまいます。

クリーニングでは蒸気を使ってプレスしています。その蒸気がスーツを覆っているビニールの中でこもってしまうため、カビの温床となりうるのです。

そのため、クリーニングから戻ってきたらビニールは外し、陰干しをしてから不織布のカバーに取り替えてクローゼットに保管しましょう。

使っていないスーツも時々陰干しする

頻繁に使用することがないスーツはクローゼットの中にしまいっぱなしになってしまいます。いざ着ようとした時に、カビが生えていて大慌てすることになってしまいます。

そのためにも、普段着ないスーツも1年に1~2回は陰干しをするようにしましょう。

スーツのお手入れをきちんとして長く大切に着よう!

スーツにカビが発生してしまった時の対処方法や原因について調べてきました。毎日着るスーツでも普段あまり着ないスーツでも、カビが生えてしまうことがあります。

大切なスーツを長く着用していくためにも、カビを生えさせない予防策が必要となってきます。毎日のお手入れや保管方法を見直して、カビが生えにくい環境を整えましょう。

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