ジップロックは再利用可能？使いまわしの方法や収納方法も解説
2023年10月16日
今回はジップロックの再利用について解説します。「ジップロック」は旭化成ホームプロダクツにより商標登録された商品です。ジップロックは再利用できるのでしょうか？危険な場合やジップロックの洗い方、おすすめな収納方法などご紹介します。
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ジップロックは再利用可能？危険な場合は？
ジッパーがついていて丈夫で便利なジップロックですが、1回使っただけで捨ててしまうのはなんだかもったいないと思う人も多いのではないでしょうか。
できれば再利用したいと考える人は、少なくないようです。
それでは、ジップロックの再利用は可能なのでしょうか？危険な場合についてもご紹介していきます。
ジップロックの再利用が可能なのは先にラップやビニール袋に入れた時
ジップロックを再利用するというのは、衛生的に好ましくありません。食品を保存する際には、衛生面に十分に気をつける必要があります。
基本的には使い捨てするべきですが、再利用したいと考えるならば、食品が直接触れてしまったものを再利用するのは難しいです。
ジップロックの再利用が可能なのは、食品を直接入れずにラップやビニール袋などに包み、ジップロックに食品が直接触れないようにした場合です。
どうしても再利用したいという場合は、ジップロックに直接食品が触れることがないように丁寧にラップやビニール袋に包んだ上で使うようにしましょう。
食品を直接入れたジップロックの使いまわしは危険
食品を直接入れたジップロックでも、洗って使えば大丈夫ではないか？と思う人もいるかもしれません。
例えば生肉を入れた場合、サルモネラ菌などの食中毒の原因となる菌がジップロックに付着してしまいます。
食中毒の原因となる菌は、洗剤で洗っても完全に落とすことは難しいので、食品が直接触れてしまったジップロックを再利用するというのは危険です。
生肉ではなく生野菜や加熱調理した料理であっても菌が残ってしまうことがあるので、やはり食品が直接触れたものを使いまわすのは避けるべきでしょう。
再利用できる回数は？
それでは、ジップロックに食品が直接触れないようにして使用した場合、再利用できる回数はどのくらいなのでしょうか。目安はあるのでしょうか。
そもそも、ジップロックというのは使い捨てを基本として作られた商品なので、何度も再利用するということはおすすめできません。
毎回食品が直接触れないようにしっかりと包んで使用した場合に限り再利用し、数回使ったら処分するようにしましょう。
目に見えなくても、汚れがジップロックに付着している可能性があります。
途中で食品が直接ジップロックに触れてしまったり、ジッパーが壊れたり袋が破れたりしてしまった場合には、処分しましょう。
ジップロックを繰り返し使うには、洗って使う
ジップロックを繰り返し使うためには、必ず丁寧に洗って清潔に使うようにしましょう。
後に詳しい洗い方をご紹介しますが、ジップロックは角に汚れが溜まりやすく、見えない菌が繁殖してしまう場合もあるので、洗剤をしっかり使い、除菌もしておくのがおすすめです。
乾かし方にも注意しましょう。しっかりと乾かさないと、雑菌の繁殖の原因となります。
ジップロックは基本的には使い捨て推奨
先ほどからご紹介しているとおり、ジップロックはそもそも使い捨て推奨の商品です。
ジップロックの製造元の旭化成ホームプロダクツは、食品を入れる場合衛生上使い捨てをおすすめしています。
安く買うことができれば、ジップロックは1枚10円にも満たない値段なので、そのために食中毒のリスクを冒すことはおすすめできません。
特に、油ものやソース系のものを直接入れた場合には、再利用しようとは考えない方がよいでしょう。
食品以外に使う場合は再利用OK
ただし、食品以外に使う場合には、使いたいだけ再利用することができます。ジップロックは、荷物の整理などにも便利な商品ですよね。
食品以外に使う場合は、壊れたり破れたりするまで使用しても問題ありません。
ひどく汚れてしまった場合には、中に入れたものも汚れてしまうので処分するか、清潔に洗うとよいでしょう。
ゴミ袋として利用するのもよい
ジップロックを捨てるのはどうしてももったいないと思ってしまうという場合には、ゴミ袋として利用するのがおすすめです。
食品に使ったジップロックに、生ゴミなどを入れると密閉することができ、嫌なにおいの発生を抑えることができます。
また、子どものおむつを入れておくゴミ袋として利用する方法もあります。
食品を直接入れたけど再利用したいという場合には、食品を入れる用として使うのではなく、ゴミ袋として使ってそのまま処分するのがおすすめです。
冷凍保存する場合には再利用する人もいる
冷凍保存するために使ったジップロックであれば、食品が直接触れないように使ったら再利用するという人も多いようです。
食中毒の原因となるサルモネラ菌やボツリヌス菌、O157は、10℃以下の環境では増殖しないと言われています。
冷凍保存に使ったものであれば、菌の繁殖が抑えられるため、洗って数回は使うという人も少なくないようです。
ジップロックを再利用する派・しない派の意見は？
それでは、ジップロックを再利用する派・しない派はどのように考えているのでしょうか。
まず再利用する派の意見ですが、直接食品が触れないようにして使った場合、冷凍保存をした場合に再利用する人が多いようです。
特にカット野菜を冷凍する場合など、野菜の冷凍に使ったものは使いまわすという人が多いです。
一方、再利用しない派の意見では、やはり雑菌が気になるという声がありました。
再利用しない派には、食品用には再利用しないが、生ゴミやおむつ用のゴミ袋として使って捨てるという人は結構いるようです。
再利用できる保存袋を利用するのもおすすめ
ジップロックを再利用したいのであれば、再利用可能な保存袋を利用するというのもおすすめです。
メーカーが再利用可能としている商品であれば、正しく使えば安心して再利用することができます。
値段はジップロックよりは高くなっていますが、使いまわしをしたいのであればおすすめな商品です。
ジップロックを再利用する際の洗い方
続いては、ジップロックを再利用する際の洗い方について、ご紹介します。
ジップロックをできるだけ清潔に使いまわすためには、どのようなポイントに気をつけて洗うとよいのでしょうか。
ジップロックを洗って再利用する方法
ジップロックの洗い方は、以下のとおりです。
まず、ジップロックを水洗いして、その後台所用の中性洗剤とスポンジでよく擦り洗いをします。
洗剤を水でしっかりとすすぎ、水気を切ってキッチンペーパーで拭き取ったら、アルコールスプレーを吹きかけて除菌しましょう。
ジップロックの角は汚れが溜まりやすい部分なので、裏返してしっかりと洗うようにし、水気もしっかりと拭き取ってアルコールで除菌しておきましょう。
よりしっかりと洗いたい場合には、中性洗剤で洗う前にセスキ炭酸ソーダでつけ置きをするのもおすすめです。
小さじ1杯ほどのセスキ炭酸ソーダで水溶液を作り、ジップロックを浸して5分以上放置し、その後中性洗剤で洗ってください。
ジップロックの清潔な乾かし方
ジップロックを洗い終わったら、清潔に乾かしましょう。風通しがよい場所に、ジップロック同士がくっつかないように干し、裏表両方をしっかりと乾かすようにしましょう。
まずひっくり返して、ものが入る内側から乾かしてしまう方がよいでしょう。
ジップロックのおすすめな収納方法！
最後に、ジップロックを再利用する場合におすすめな収納方法についてもご紹介します。
清潔に整頓しておくには、どのように収納するとよいでしょうか。
（1）冷凍庫に入れる
1つ目は、冷凍庫に入れておくという方法です。冷凍庫に入れてしまえば、もし水分が残ってしまっていたとしても、菌の繁殖を抑えることができます。
清潔に使いたいのであれば、冷凍庫に入れて保存してしまいましょう。
綺麗に拭くのが面倒くさいので、冷凍庫に入れて保存しているという人もいるようです。
（2）100均ケースに入れる
2つ目は、100均に売っているケースに入れるという方法です。ゴミ袋も収納できるような薄型で取り出し口が開いている箱が100均に売っています。
場所も取りませんしすっきりと収納できるので、おすすめな方法です。
場所を取らないので、ケースごと冷凍庫に入れてしまうというのもアリかもしれません。
（3）丸めて紙コップに入れる
3つ目は、丸めて紙コップに入れて立てておくという方法です。かわいい紙コップに立てておけば、見えていてもそれほど生活感が出ません。
使う際にもサッと取り出せて使いやすいです。
（4）ティッシュケースに入れる
吊り下げるタイプのティッシュケースに入れて、邪魔にならないところに下げておくというのもおすすめな方法です。
ティッシュケースなのでやや場所を取ってしまいますが、ジップロックが見えないようにすっきりと収納することができます。
ジップロックの再利用は場合に応じて清潔に！
今回は、ジップロックの再利用について、解説しました。
ジップロックは基本的に使い捨てが推奨されていますが、もったいないということで再利用している人も少なくありません。
ただし、再利用する場合には、衛生面には十分に気をつける必要があります。
綺麗に洗って拭き取り、アルコール除菌をして干し、収納しておく必要があり、結構手間がかかってしまうことは否めません。
面倒くさがり、もしくは大雑把だという人は、食中毒のリスクを考えると再利用せずに思い切って捨ててしまう方がよいかもしれません。
もしくは、ゴミ袋として再利用するというのもおすすめです。ゴミ袋として利用するのであれば、それほど大変でもないでしょう。
ジップロックの再利用は、場合に応じてできるだけ清潔に、注意して行いましょう。
メーカーは再利用は推奨していないので、再利用はあまりせず、もしどうしても再利用しなくてはいけない場合には あくまでも自己責任でお願いいたします。
