洗面台をきれいに保ちたい人必見!洗面台の部位別の掃除方法と水垢を防ぐ方法を徹底解説
2023年03月01日
毎日使う洗面台は水が飛び散ったり、洗剤や化粧品を使ったりと日々の汚れがたまりやすい場所です。
水垢やカビ、鏡の曇りなど、気になる汚れがあるもののどのように掃除したら良いかわからない人もいるでしょう。
そこで今回は、汚れの種類や原因を解説しながら、洗面台の部位別に掃除方法をご紹介していきます。
ガッツリお掃除がめんどうだと思っている方向けに、普段から洗面台をきれいに保つ方法も解説しますので、日々の暮らしにお役立てください。
洗面台の汚れの種類|水垢や黒ずみ、黄ばみの原因は?

洗面台には水垢や黒ずみ、黄ばみなどさまざまな汚れができますが、掃除を始める前に汚れの原因について知っておきましょう。
まずは以下の表をご覧ください。
汚れの種類 | 原因 | 掃除に向いている洗剤 |
---|---|---|
水垢 | 水道水に含まれるミネラル分(カルシウム、マグネシウム、ケイ素など) | ・クエン酸 ・重曹 |
手垢 | 手に付いている油分や汗など | ・クエン酸 ・重曹 |
赤カビ | 空気中に常に存在している酵母菌 | ・消毒用エタノール |
黒ずみ | 赤カビ、水垢、石鹸カスなど | ・クエン酸 ・重曹 ・カビ除去剤 |
黄ばみ | 水垢と同じ 水道水に含まれるミネラル分 | ・クエン酸 ・重曹 |
上記の表から、とくによく見られる汚れである水垢、赤カビ、黒ずみ、黄ばみの4つについて、以下でより詳しく解説します。
水垢
水垢は、水道水に含まれるミネラル分(カルシウム、マグネシウム、ケイ素など)が原因でできる汚れです。
水が蒸発した際に酸素や二酸化炭素とミネラル分が反応し白い塊となり、水垢として洗面台の至る所に残ります。
また、水垢ではないものの、洗顔料やハンドソープの石鹸カスが流れきらず乾いて残ってしまっている場合もあります。
赤カビ
赤カビが発生する原因は、空気中に常に存在しているロドトルラという酵母菌です。
この酵母菌は高温多湿な環境を好むため、水を使ったり、お風呂から漏れ出た温度の高い湿気がたまりやすい洗面台でも発生します。
とくに排水口やハンドソープなどの液だれがある場所は菌にとっての栄養になるため、赤カビができやすいでしょう。
ちなみに赤カビはカビではありますが、体に害はありません。
黒ずみ
黒ずみはいわゆる黒カビのことで、赤カビや水垢、石鹸カスが合体してできたものです。
またはそれらが放置されて黒カビになってしまいます。
蛇口などに着いた黒ずみは、手についた石鹸の泡などが原因となっています。
黒カビはアレルギーを起こしたりなど体に害を及ぼす可能性があるため、除去するようにしてください。
黄ばみ
黄ばみは、いわゆる水垢のことです。
そのため、原因は水垢と同じく水道水に含まれるミネラル分や石鹸カスと言えます。水垢は黄色く見えることもあるため、黄ばみとも言われます。
洗面台の掃除をする前に準備すべきこと

洗面台の掃除を始める前に準備してほしいこと、やっておいてほしいことをご紹介します。
・洗面台の周囲の窓やドアを開けて換気しておく
・ゴム手袋を用意
・乾拭き用、水拭き用の雑巾を複数枚用意する
※このとき雑巾は新品を用意しましょう。とくに最後の仕上げの乾拭きはきれいなものを使ってください。
・掃除する箇所においてあるもの(歯ブラシや化粧品類など)を別のところへどかしておく
・照明器具やその周辺の掃除の場合は、照明のスイッチを切る
・床に新聞紙やビニールシートを敷く
※床に洗剤や水が垂れるのが気になる場合に敷くと良いでしょう。
・コンセントの穴にマスキングテープを貼っておく
※コンセント穴に水が入るのを防ぐためです。
部位別!洗面台の掃除方法

それでは、洗面台の掃除方法を部位別にご紹介します。
1.鏡・壁
2.照明
3.棚
4.蛇口・シャワーヘッド
5.オーバーフロー
6.排水口
7.洗面ボウル
8.床
この順番で掃除方法をご紹介していきます。
掃除は埃が落ちる上から下へするのが基本なため、実際に掃除するときもこの順番で掃除するのがおすすめです。
1.鏡・壁の掃除

洗面台で最初に掃除をしてほしいのは、鏡や周辺の壁です。
以下にてそれぞれの掃除方法を解説します。
鏡の掃除で用意するもの
・クエン酸スプレー(100mlの水にクエン酸小さじ1/2を溶かす)
・乾拭き雑巾1枚
・水拭き雑巾1枚
・歯ブラシ(使い古しでOK)
・サランラップ
・いらないプラスチックカード
鏡の掃除方法
1)アルカリ性の水垢に効くクエン酸と、水で作ったクエン酸スプレーを鏡に吹きかける
2)きれいな乾拭き雑巾で、クエン酸を吹きかけたところを拭いて磨いていく
3)細かいところにもクエン酸スプレーを吹きかけ、歯ブラシで掃除
4)水垢や汚れがしつこいところにクエン酸スプレーを再度吹きかけてラップをかける
5)30分〜1時間放置
6)放置している間に、鏡の下や隙間にたまった埃をいらないプラスチックカードでかき出す
7)ラップを取り、全体を水拭きし最後に乾拭きで仕上げる
壁の掃除で用意するもの
・重曹スプレー
・布巾
壁の掃除方法
1)重曹スプレーを壁の汚れが気になるところに吹きかける
2)重曹をかけたところを布巾で軽く吹く
壁のお掃除はこれだけでOKです!簡単なので、普段から気になる汚れができたときに掃除すると良いでしょう。
2.照明器具の掃除
続いては、洗面台の照明器具を掃除していきましょう。
照明器具の掃除で用意するもの
・乾拭き雑巾1枚
・水拭き雑巾1枚
・モップやはたき
・中性洗剤
照明器具の掃除方法
1)モップやはたきを使い、照明器具カバーや周囲の埃を払い落とす
2)カバーと蛍光灯や電球を外し、それぞれを固く絞った水拭き雑巾で優しく拭く
3)しつこい汚れがある場合は、雑巾に中性洗剤を染み込ませて拭く
4)乾いた雑巾で洗剤を拭いつつ乾拭きをする
※このとき水気が残らないように注意してください。
5)乾いていることを確認したら、蛍光灯(電球)とカバーをセットして完了
3.棚の掃除

照明器具の掃除が完了したら、棚の掃除を開始します。
汚れのたまりやすい箇所なので、念入りに掃除していきましょう。
棚の掃除で用意するもの
・軍手
・中性洗剤
・水拭き雑巾2枚
・乾拭き雑巾1枚
・割り箸
・布(いらない服やタオルなどをカットしたものでOK)
棚の掃除方法
1)軍手をはめて、棚から出した化粧品や小物に着いている汚れを拭き取る
2)ゴム手袋に付け替え、中性洗剤を染み込ませた水拭き用雑巾で棚を拭き掃除する
3)割り箸に布を巻き付けて雑巾では届かない棚の角や隙間を掃除する
4)洗剤をつけた雑巾での拭き掃除と割り箸での掃除が完了したら、もう1枚の水拭き用雑巾で洗剤を拭き取る
5)最後に全体を乾拭きする
棚や扉付きのキャビネットは水気や埃がたまりやすいため、カビが発生しやすい場所となっています。
水気が残らないようにしばらく乾燥させるために放置、もしくはドライヤーの冷風で乾燥させて仕上げるのもおすすめです。
4.蛇口・シャワーヘッドの掃除

次に掃除する洗面台の部位は、蛇口・シャワーヘッドです。
蛇口・シャワーヘッドの掃除で用意するもの
・クエン酸スプレー(100mlの水にクエン酸小さじ1/2を溶かす)
・ナイロンタオル
・歯ブラシ
・水拭き用雑巾
・乾拭き用マイクロファイバークロス
蛇口・シャワーヘッドの掃除方法
1)蛇口にクエン酸スプレーを吹きかける
2)蛇口をナイロンタオルで包み込むようにして汚れをかき出す
3)歯ブラシで蛇口の根元や水の出るヘッド部分の汚れをブラッシング
4)最後に水拭きしたのち、マイクロファイバークロスで乾拭きをして完了
5.オーバーフローの掃除
オーバーフローとは、洗面台の洗面ボウルに空いている穴のことを指します。
この穴について「何のための穴なんだろう?」と気になったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
オーバーフローは洗面台に水を貯めたとき、外に水が溢れないように水を逃すための穴です。中はパイプになっており、下水へつながっています。
大切な役割はあるものの、掃除の仕方を知らない方も多いでしょう。以下にて掃除方法を解説します。
オーバーフローの掃除で用意するもの
・塩素系漂白剤(スプレータイプ)
オーバーフローの掃除方法
1)オーバーフローの穴の中に塩素系漂白剤(カビキラーやキッチンハイターなど)を複数回散布する
※オーバーフローの入り口は小さいので、他の箇所にできるだけ飛び散らないように注意しましょう。
2)30分〜1時間放置
3)水でよく洗い流して完了
6.排水口の掃除
排水口は赤カビや黒ずみの発生しやすい箇所になります。こまめに念入りな掃除とお手入れが必要です。
排水口の掃除で用意するもの(漂白剤を使用する場合)
・塩素系漂白剤
・ティッシュ
・スポンジ
・歯ブラシ
排水口の掃除方法(漂白剤を使用する場合)
1)排水口のフタに着いている埃や髪の毛など、大きな汚れをティッシュでとる
2)塩素系の漂白剤(カビキラーなど)をフタと排水口の中へ吹きかける
※塩素系の漂白剤は酸性の剤と混ぜると危険です。漂白剤を使うときは、他のものと混ぜないように注意してください。
3)20分ほど放置する
4)時間になったら水で漂白剤を流す
5)汚れやゴミが残っていないか確認し、残っていた場合は歯ブラシやスポンジで取り除き完了
排水口の掃除で用意するもの(漂白剤は使用せず、重曹とクエン酸で掃除する場合)
・重曹
・クエン酸水(100mlの水にクエン酸小さじ1/2を溶かす)
・歯ブラシ
・ブラシ(きゅうす用などの細かい部分にも届くタイプ)
・ティッシュ
排水口の掃除方法(漂白剤は使用せず、重曹とクエン酸で掃除する場合)
1)排水口のフタに着いている埃や髪の毛など、大きな汚れをティッシュや歯ブラシでとる
2)排水口向かって重曹をカップ2分の1ほどふりかける
3)上からクエン酸水を流し入れる
4)細かい掃除が得意なブラシで、残っているゴミを取り除く
5)水で全体を流して完了
7.洗面ボウルの掃除

続いては洗面ボウルの掃除の仕方を確認しましょう。
排水口の掃除にて漂白剤を使った場合は、よく水で洗い流してから掃除を開始してください。
洗面ボウルの掃除で用意するもの
・クエン酸スプレー(水200mlにクエン酸小さじ1杯を溶かす)
・歯ブラシ
・重曹
・スポンジ
・乾拭き用雑巾1枚
洗面ボウルの掃除方法
1)洗面ボウル全体にクエン酸スプレーを吹きかける
2)15分程度放置
3)水で洗い流す
4)しつこい汚れが残っている箇所に重曹小さじ1ほどふりかける
5)歯ブラシやスポンジを使って汚れをこすり落とす
6)水で洗い流す
7)最後に乾拭きして乾燥させて完了
8.床の掃除
最後に床掃除も忘れずに行いましょう。
床の掃除で用意するもの
・掃除機
・モップ
・重曹スプレー
・水拭き用雑巾1枚
・乾拭き用雑巾1枚
床の掃除方法
1)床のゴミを掃除機で取り除く
※ほうきなどで掃除してもOKです。埃や髪の毛などを取り除きます。
2)モップで床全体を掃除する
3)カビなどの気になる汚れがある箇所に重曹スプレーを吹きかける
4)水拭き用雑巾で床全体を拭く
5)最後に床全体を乾拭きして完了
普段のお掃除編|洗面台をきれいに保つために

ここまでご紹介した部位別の掃除方法は、しっかり時間が取れるときにおすすめの方法です。
ここからは普段からできる掃除方法をご紹介します。
少しのことをこまめに続けると洗面台を常にきれいに保つことができるので、洗面台を使ったついでにぜひ行ってみてください。
使用後に水気を残さない
洗面台の使用後に水気を残さないようにしておくだけで、水垢の発生を防ぐことができます。
冒頭で解説したように、水垢は水道水に含まれるミネラル分が水分の蒸発によって白くなって現れ出てきたものです。
そのため、そもそもの原因である水気を残さなければ水垢が発生しにくくなります。
洗面台の近くにキッチンペーパーやティッシュを設置しておき、こまめに水気を拭き取ると良いでしょう。
週1回のスポンジ掃除で石鹸カスや油汚れを取る
週に1回はスポンジで洗面ボウルを掃除すると良いでしょう。
いくらティッシュなどで水気を取っていたとしても、石鹸カスや化粧品の油分を完全に落とすことはできません。
そのため、週に1回程度スポンジでこすり洗いをすると、水垢や黒ずみの原因となるゴミを取り除くことができます。
クエン酸スプレーで鏡の曇りとり
水100mlにクエン酸小さじ2/1で作ったクエン酸スプレーで、鏡の曇りを取りましょう。
クエン酸スプレーをさっと鏡に吹きかけ水拭き、乾拭きをするだけです。
ただ、これも手間に感じる方は、メガネクロスや新聞紙で鏡を磨くだけでもきれいな状態を保つことができるでしょう。
錆は重曹で落とす
洗面台の金属部分などにサビが現れていた場合は、重曹を使いましょう。
錆部分に水と混ぜてペースト状にした重曹を塗り、歯ブラシなどを使って擦ります。
洗面台を傷つけないように、強い力ではなく優しく擦るのがポイントです。
洗面台を掃除するときの注意点

最後に洗面台を掃除するときに注意していただきたい点を紹介します。
酸性と塩素系の洗剤を同時に使わない
本記事でもご紹介しましたが、洗面台を掃除するときに漂白剤を使うことがあるでしょう。
漂白剤には酸性と塩素系があり、違うタイプの漂白剤を混ぜたり、同時に使ったりすると塩素ガスが発生してしまいます。塩素ガスは体に害を及ぼし大変危険です。
そのため酸性と塩素系の洗剤は、絶対に一緒に使ってはいけません。
洗面台の素材を確認しておく
掃除する前に洗面台の素材を確認しておきましょう。洗面台の種類によっては、強い洗剤を使わない方が良い場合があります。
洗面台の取扱説明書を参考に、お手入れに向いている洗剤を確認しておきましょう。
研磨作用の強いメラミンスポンジは使わない
メラミンのスポンジは研磨作用が強く、どんな汚れもこそげとれるイメージではありますが、洗面台の素材を傷つけてしまう可能性があります。
そのためメラミンスポンジは、洗面台の掃除でできるだけ使わないようにしてください。使用する場合は、こびりついたしつこい汚れを取りたいときだけにしましょう。
専門の業者に定期的な洗面所クリーニングを依頼するのもおすすめ

「洗面台を自分で掃除するのが面倒」「子育てや仕事で洗面台の掃除にまで手が回らない」という方は、専門業者に洗面所のクリーニングを依頼するのがおすすめです。
洗面所全体を掃除してくれるプランやオプションで洗面ボウルの掃除など、業者によってメニューはさまざまです。
洗面所のクリーニングの相場は10,000〜13,000円程度です。洗面ボウルだけであれば、オプションで2,500円程度の相場となります。
半年に1回や年末の大掃除の時期など、お財布と相談しながらプロに頼んでみるのも良いでしょう。
自分で掃除するより確実にきれいになるため、クリーニングが終わったあとは気分も爽快です。
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まとめ

今回は洗面台の掃除方法を部位別にまとめてきました。普段ついつい後回しにしてしまっている洗面台の棚や照明部分も簡単に掃除することができます。
また、洗面ボウルや鏡は日々の少しのお手入れで、きれいに保つことが可能です。 ぜひ今回ご紹介した掃除方法を試してみてください。
忙しくて手が回らないときや、それでも頑固な汚れがたまってしまった場合は、プロにお願いしてみましょう。