100均アイテムでハーバリウムを作ろう!簡単な作り方やコツを伝授!
2023年09月25日
ビンの中に浮かぶ花がかわいいハーバリウム。飾るためのインテリアとして人気ですが、実は100均で購入できるアイテムだけで簡単に作れます。
今回は、セリアやダイソーに売っているアイテムを使ったハーバリウムの作り方をご紹介します。
上手に作るコツや作るときの注意点もお伝えするので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ハーバリウムって何?

ハーバリウムには「植物標本」という意味があり、植物を観察するために作られた補完技術のことです。
しかし一般的には、雑貨屋やバラエティショップで2,000〜3,000円程度で購入できるインテリア雑貨として知られています。
水やりの手間がなく約1年という期間枯れることもないので、長い時間で花を楽しむことができます。花を育てるのが苦手な人や、水やりが面倒だけど花を飾りたい場合におすすめですよ。
セリアやダイソーの100均で購入可能!ハーバリウムの材料は?

冒頭で解説した通り、100均で売られているアイテムだけでハーバリウムは作れます。
雑貨屋で買うよりも圧倒的に安い値段で、しかも好きな花を選んだりアレンジができたりするので、自分で作るのがおすすめです。
まずは、ハーバリウムで使う材料を確認していきましょう。すべての材料をセリアやダイソーで購入できますよ。
1)ハーバリウムオイル

ハーバリウム作りで欠かせない材料の一つは、ハーバリウムオイルです。
ベビーオイルでの代用も可能ですが、ハーバリウム専用のオイルであれば長期間色落ちすることなく花を楽しめるので、100均で購入しましょう。

オイルには色付けされているタイプもあり、例えばダイソーであれば、ピンクやイエロー、パープルのハーバリウムオイルも売っています。
お好みの色を購入しても良いですが、初心者の方は入れる花の色を選ぶのが難しいので、透明のオイルを使うのがおすすめです。
後ほどご紹介しますが、使用するボトルに合わせた量が必要なので、大きいボトルを使用する場合はその分オイルも複数購入しましょう。
2)花材
ハーバリウム作りで使う花は、ドライフラワーやブリザードフラワーが適しています。
おすすめは色落ちのしにくいブリザードフラワーですが、100均ではブリザードフラワーが売っていない場合があるので、ドライフラワーを選ぶと良いでしょう。
茎のついているタイプはもちろん、下記画像のような花の部分だけ細々と入っているドライフラワーも用意すると、ボトルに入れるときに上手に花を配置できますよ。
また、ドライフラワーだけでなくフェイクグリーンを使用するのもおすすめです。

最近のフェイクグリーンは本物と見間違えそうになる程リアルな作りなので、ハーバリウムに入れても見た目に問題はありません。枯れることもないので、1年以上の期間楽しむこともできますよ
3)透明なボトル
100均にはさまざまなタイプの透明ボトルが売っていますが、ハーバリウムオイルがこぼれないように、蓋のついている密封タイプを選ぶようにしてください。
サイズも大小さまざまですが、花を上手に設置しやすいので、初心者の方には上記のような長細いタイプがおすすめです。
なお、ハーバリウムオイルは1つにつき40~50ml程度の量になっているため、ボトルの内容量を確認した上で、サイズに合った量のハーバリウムオイルを購入しましょう。
4)ピンセット、割り箸
ハーバリウムを作るときはボトルに花を入れ、ビジュアルを整えるために花の位置を微調整する必要があります。そんなとき、ピンセットや割り箸があると便利です。
とくに縦長のボトルを使用する場合は、ピンセットも長めのサイズを用意しましょう。100均のハーバリウムの材料が売っているコーナーに置いてあるので、探してみてください。
5)ハサミ
ハサミは花のサイズを整えるために使います。ハーバリウムを作るときは、細かく花をカットする必要があるため、忘れずに用意してください。
6)消毒用アルコール
消毒用アルコールは花を長く楽しむために、ボトルを消毒する際に使います。
使用するボトルが煮沸のできないプラスチックや耐熱性のないガラスだった場合は、必ず消毒用アルコールを用意しましょう。
7)新聞紙やティッシュ
ハーバリウムオイルが垂れてしまったり、花を切ったときに出たゴミを処理したりするのが楽になるため、新聞紙やティッシュを用意しておきましょう。
作業に取り掛かる前に新聞紙を机に敷いておくと良いですよ。
また、花の種類によっては手にくっつきやすいので、ウェットティッシュも用意しておくのがおすすめです。
100均アイテムを使ったハーバリウムの作り方

それではいよいよ、ハーバリウムの作り方を見ていきましょう!
1)ボトルを消毒・除菌する
まずはボトルを消毒・除菌しましょう。
耐熱タイプのボトルの場合は煮沸消毒がおすすめです。
まずはボトルをよく洗い、ボトルが浸るぐらいの水を鍋に入れて、火をつける段階からボトルも一緒に鍋に投入。沸騰し始めたら沸騰が続く程度に若干火を弱めて、5分程度加熱してください。
加熱し終わったらトングを使ってボトルを取り出し、清潔なタオルやキッチンペーパーの上に置き、乾燥させましょう。
耐熱タイプのボトルではない場合、ボトルを洗剤で洗った後に消毒用アルコールを全体に吹きかけ、乾かすようにしてください。
2)ボトルの大きさに合わせて花材をカット
続いては、ボトルの大きさに合わせて入れたい花材をハサミでカットしていきます。
初心者の場合は、元々ブーケ状になっているドライフラワーを選ぶのがおすすめ。ブーケの丈をボトルのサイズに合わせてカットすれば良いだけなので簡単です。
もちろんお好きな花を選んでカットしてもOK。完成イメージを沸かせながら花材を切ってくださいね。
ドライフラワーは折れやすいので、カットする際はとくに優しく扱ってあげましょう。
3)オイルを少量ボトルへ入れる
花材を入れる前に、ボトルにオイルを少量入れておきましょう。内部にオイルを馴染ませておくことで、全体の仕上がりがよくなりますよ。
4)ボトルに花材を入れる
続いて、カットした花材をボトルに入れていきます。入れるときにドライフラワーが折れないようにピンセットを使って慎重に入れていきましょう。
指を使うとボトルに指紋がついてしまうので、できるだけピンセットや割り箸を使います。
色合いを見て入れる花の量を調整、小さくカットした花も入れると全体のバランスが取れやすいので、試してみてください。
5)ボトルにオイルをゆっくりと注ぎ入れる
花を入れたら、ボトルにオイルを注ぎ入れます。オイルを入れるときも繊細な花が崩れないように慎重に注ぎ込んでください。
オイルを入れると花材が移動するので、ピンセットを使ったり花を追加したりして微調整すると良いでしょう。
6)蓋をして完成!
最後に蓋をして完成です。蓋をする際は、中に溜まった気泡がすべてなくなったことを確認してください。
斜めになったときにオイルが漏れないように、しっかり密封しましょう。
100均アイテムを使ったハーバリウムを上手に作るコツ

ハーバリウムを上手に作るために、以下のコツを覚えておきましょう。
材料を購入するときにしっかりと完成形のイメージをする
ハーバリウムは、色合いや花の配置で見た目の良し悪しが決まります。
100均には色とりどりの花材が売られているため、どうしても目移りしてあれもこれもと買ってしまいそうになります。そうならないためにも材料を買う前から完成形のイメージを固めておきましょう。
例えば、「春らしいグリーンとピンクをメインにした花を選ぶ」「ハロウィンっぽいオレンジや黄色をメインに使ってみよう」など考えておくのがおすすめ。
あらかじめイメージをしておけば、100均でイメージに近い花を選べます。
ビーズ類やパールファイバーを入れてきらびやかに
手芸コーナーに売っているビーズ類や、セリアで購入できるハーバリウム用の「パールファイバー」を花材と一緒にボトルに入れるのもおすすめです。
どちらも光に反射するとキラキラと光るので、きらびやかで豪華なイメージに仕上がるでしょう。
花材を少なめにしてパールファイバーを多めにするのもおすすめ。シンプルでありながら、光の当たり具合で見た目のニュアンスが変わってきます。
カラーオイルを使って2層構造に
ハーバリウムオイルにはカラータイプもあるとお伝えしていましたが、クリアタイプとカラータイプの2種類を使えば、2層構造のハーバリウムが作れます。
2層構造にするときは、花材をボトルに入れてから1層目のハーバリウムオイルを注ぎ入れ、その上から1層目のオイルと混ざらないように、ゆっくりと2層目のオイルを注ぎ入れます。
クリアタイプとカラータイプのオイルであれば、色が混ざることは少ないです。しかし、色違いのカラーオイルを使用する場合は混ざってしまう可能性があるので、グラデーションになりやすいと覚えておきましょう。
また、カラーオイル同士を混ぜて、新たなカラーを作ってみるのもおすすめですよ。
かすみ草を花止め役として使う
花材の位置をボトルの中で調整したい場合、かすみ草を花止め役として使うと、思う通りに花を設置しやすいです。
短くカットして、全体に詰めておけば後から浮いてくることも少ないでしょう。
花材を詰め込みすぎない
花材は詰め込みすぎると見た目がごちゃついてしまうため、仕上がりに納得できない可能性があります。花の大きさとバランスを考えてボトルに入れていきましょう。
ただし隙間がありすぎると花が浮いてしまうので、ファイバーや花止め役となるかすみ草や細かい花を上手に使用してくださいね。
100均アイテムでハーバリウムを作るときはオイルの扱いに注意点
ハーバリウムオイルはその名のとおり油なので、火気厳禁です。耐熱性があり安全性も高いとされていますが、火元には近づけないようにしてください。
また、ハーバリウム作るときは下記のような点にも注意しましょう。
- オイルが目に入ったらすぐに洗い流し、病院へ
- 色落ちを防ぐために直射日光に当てない
- 廃棄するときは排水溝に流すのではなく、新聞紙にオイルを吸わせる
- オイルは気温が高いと膨張するため、ボトル満杯まで入れないようにする
- カビの発生を防ぐために、水気のない花を使用する
ハーバリウムは自分で作って楽しむだけでなく、お子さんと一緒にも作れます。上記のような点に注意して、ハーバリウム作りを楽しみましょう。
100均アイテムでハーバリウムを作ろう!まとめ

ハーバリウムは、100均で購入できるアイテムのみで作れるおしゃれなインテリア雑貨です。
自分の部屋に飾って楽しむのはもちろんのこと、友人へのプレゼントにも適しています。
簡単に作れるので、お子さんとおうち時間に作ってみるのもおすすめです。
上手に作るためには、材料を買う前から完成形のイメージをしておくと良いでしょう。安い価格で作れるので、ハーバリウムがほしいと思っている方はぜひ手作りに挑戦してみてください。