1人暮らしにおすすめの電力会社ランキング!選び方のポイントも解説

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1人暮らしにおすすめの電力会社ランキング!選び方のポイントも解説

今回は、1人暮らしにおすすめの電力会社をランキング形式でご紹介します。1人暮らしの場合の電力会社の選び方のポイントや、電気料金の目安、電気料金を節約するポイントについても解説します。

先に1人暮らしにおすすめな電力会社を知りたいという方は、下記の表にまとめていますので、ぜひご覧ください。(2023年10月時点)

サービス名 公式サイト 対応エリア メニュー 基本料金 電気量料金
CDエナジーダイレクト
関東 シングルでんき
(2023年10月時点)
30A 885.72円~ 120kWhまで30.00円/1kWh

121kWh~300kWhまで36.60円/1kWh

301kWh以上40.69円/1kWh

※燃料費調整額を除く
東京ガスの新電力サービス
関東 基本プラン 10A 295.24円~ 120kWhまで29.90円/1kWh

121kWh~300kWhまで35.41円/1kWh

300kWh以上37.48円/1kWh
新日本エネルギー
新日本エネルギー
沖縄電力エリア以外 新ネクストバリュープラン電灯B、新ネクストバリュープラン電灯A(エリアにより異なる) エリアにより異なる エリアにより異なる
HTBエナジー
HTBエナジー
沖縄電力以外のエリア、離島などを除く ベーシックプラン エリアにより異なる エリアにより異なる
さすてな電気
さすてな電気
関東 スタンダードS 下記東京電力と同等の電気料金メニュー(※)
10A 295.24円
下記東京電力と同等の電気料金メニュー(※)

120kWhまで30.00円/1kWh

121kWh~300kWhまで36.60円/1kWh

301kWh以上40.69円/1kWh

※ 東京電力エナジーパートナー株式会社の電気料金プラン「スタンダードS/L」と比較して、kwhあたりの単価において1円以上の差がないことを指します。なお、当社の電力プランは燃料費調整の上限を設けておりません。これにより、燃料費の高騰によって上限を設けている他社の料金プランと比べ、高くなる場合があります。

この記事の監修者

小林 明生

新電力お得情報インフルエンサー

某注文住宅の高気密高断熱住宅を建てた経験・知識を元に、ライフスタイル情報をSNSで情報発信。(インスタ名:サルマート)

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1人暮らしにおすすめの電力会社ランキング!

1人暮らしにおすすめの電力会社ランキング!

近年、世界情勢の影響により電気料金が高騰しており、家計へのダメージが大きくなっています。

電気料金を少しでも節約したいと考える人は多いのではないでしょうか?

また、2023年の4月から6月の間に電気料金の値上げをした電力会社も多いので、電力会社の乗り換えを検討している人も多いかもしれません。

そこで、1人暮らしの場合におすすめな電力会社をランキング形式でご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

尚、ランキングの選定基準として、特に以下4つのポイントに着目して順位を付けています。

実績

信頼度を測る指標として、契約件数や販売量などの実績に着目して選定しています。

たくさん利用された実績があるほど、安心感が期待できるでしょう。

迷った時には、まずはどのような実績のある電力会社かをチェックすることもひとつの手段です。

供給エリアの広さ

なるべく広範囲に対応している業者をピックアップしています。

どれだけ良い電力会社でも、お住まいの地域で利用できなければ本末転倒です。

本記事では関東をはじめ、全国規模で対応している業者を中心に選定しています。

1人暮らし向けサービスの有無

1人暮らしに特化したサービスがあるかも重要なポイントです。

低アンペアから契約できたり、少ない使用量に適したプランが用意されていたりと、ユニークなサービスが展開されています。

普段の使用量をチェックして、必要に応じたサービスを利用してみましょう。

特典の有無

ポイントが貯まったり、キャンペーンや割引など、特典が用意されている業者を積極的に選んでいます。

日々使うものですから、こうした特典の有無は意外に大きなポイントです。

サービスに申し込むことで付与される特典もあるため、契約時には必ず確認するようにしましょう。

1位:CDエナジーダイレクト

CDエナジーダイレクト
(画像引用:CDエナジーダイレクト)

1人暮らしにおすすめの電力会社1位として紹介するのは、CDエナジーダイレクトです。

CDエナジーダイレクトは、中部電力と大阪ガスがタッグを組んで設立した会社であり、関東エリアで契約実績55万件を突破しています。

供給エリアは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、静岡県の富士川以東となっています。(離島を除く)

1人暮らしで使用量が少ない人におすすめな「シングルでんき」というプランがあります。

結婚や出産、新居の購入や子どもの進学など、人生の節目をお祝いする「祝割」やWeb会員サービス「カテエネ」への登録で電気料金の支払いなどでポイントが貯まるといった特典があります。

CDエナジーダイレクトの料金

CDエナジーダイレクトの1人暮らし向け料金プランは、以下のとおりです。

プラン料金概要
シングルでんき
(2023年10月時点)
基本料金:30A 885.72円~
電気量料金:
120kWhまで30.00円/1kWh
121kWh~300kWhまで36.60円/1kWh
301kWh以上40.69円/1kWh
※燃料費調整額を除く

基本料金+電力量料金から月に▲100円割引。

1ヶ月あたり、150kWh以下で電気を使用する場合におすすめ。電気の契約容量が30A以上限定。

ガスセット割にすると、基本料金・電力量料金(燃料費調整額を除く)の0.5%を割引。

CDエナジーダイレクトの概要

会社名株式会社CDエナジーダイレクト
所在地東京都中央区日本橋室町4-5-1
さくら室町ビル10F
設立年月2018年4月
資本金17億5000万円

2位:東京ガスの新電力サービス

東京ガスの新電力サービス
(画像引用:TOKYO GAS)

2位は、東京ガスの新電力サービスです。

東京ガスの新電力サービスは、2022年10月時点の資源エネルギー庁電力調査統計「電力需要実績」における、みなし小売電気事業者以外の事業者(新電力)での低圧電力の需要実績値で、新電力販売量はNo.1となっています。

供給エリアは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、静岡県(富士川以東)となっています。(離島を除く)

新規申し込みで基本料金が1ヶ月無料となります。

東京ガスの新電力サービスの料金プランは、契約アンペア数が10Aから選択できるようになっているので、1人暮らしにもおすすめです。

また、東京ガスの都市ガスと電気を合わせて契約すると、契約している料金メニューに応じて電気料金が割引になるセット割もあります。

東京ガスの新電力サービスの料金

東京ガスの新電力サービスの1人暮らし向け料金プランは、以下のとおりです。

プラン料金概要
基本プラン基本料金:10A 295.24円~
電気量料金:
120kWhまで 29.90円/1kWh
121kWh~300kWhまで 35.41円/1kWh
301kWh以上 37.48円/1kWh
燃料費調整額(加算または差し引き)
再生可能エネルギー発電促進賦課金(加算)
ガス・電気セット割は、基本料金+電気量料金の合計の0.5%を割引。

東京ガスの会社概要

会社名東京ガス株式会社(東京瓦斯株式会社)
所在地東京都港区海岸1-5-20
創立明治18(1885)年10月
資本金1,418億円

ずっとも電気3契約で
電気代1ヶ月無料

公式サイトで詳細を見る

3位:新日本エネルギー

新日本エネルギー
(画像引用:新日本エネルギー)

3位は、新日本エネルギーです。

株式会社NEXT ONEが運営する2019年よりスタートした新電力サービスで、アナログメーター利用中であってもスマートメーターへの交換は無料となっています。

供給エリアは、沖縄電力供給エリアを除くエリアとなっています。

新日本エネルギーの料金

新日本エネルギーの料金プランは、大手電力会社のエリアによって異なります。以下のとおりです。

エリアプラン料金概要
北海道エリア新ネクストバリュープラン電灯B基本料金:30A 920.70円~
電力量料金:一律 30.26円/1kWh
北海道電力の従量電灯Bに相当するプラン。
東北エリア新ネクストバリュープラン電灯B基本料金:30A 891.00円~
電力量料金:一律 25.33円/1kWh
東北電力の従量電灯Bに相当するプラン。
東京エリア新ネクストバリュープラン電灯B基本料金:30A 772.20円~
電力量料金:一律 26.48円/1kWh
東京電力の従量電灯Bに相当するプラン。
中部エリア新ネクストバリュープラン電灯B基本料金:30A 772.20円~
電力量料金:一律 26.50円/1kWh
中部電力の従量電灯Bに相当するプラン。
北陸エリア新ネクストバリュープラン電灯B基本料金:30A 653.40円~
電力量料金:一律 22.00円/1kWh
北陸電力の従量電灯Bに相当するプラン。
関西エリア新ネクストバリュープラン電灯A基本料金(1kWh超過15kWhまで):306.91円
電力量料金(15kWh超過分):25.40円/1kWh
関西電力の従量電灯Aに相当するプラン。
中国エリア新ネクストバリュープラン電灯A基本料金(最初の15kWhまで):303.18円
電力量料金(15kWh超過分):27.44円/1kWh
中国電力の従量電灯Aに相当するプラン。
四国エリア新ネクストバリュープラン電灯A最低料金(最初の11kWhまで):397.26円
電力量料金(11kWh超過分):26.99円/1kWh
四国電力の従量電灯Aに相当するプラン。
九州エリア新ネクストバリュープラン電灯B基本料金:30A 801.90円~
電力量料金:一律 25.40円/1kWh
九州電力の従量電灯Bに相当するプラン。

新日本エネルギーの会社概要

会社名株式会社NEXT ONE
所在地東京都渋谷区渋谷3-3-5
NBF渋谷イースト3階
設立年月2007年6月

4位:HTBエナジー

HTBエナジー
(画像引用:HTB ENERGY)

4位は、HTBエナジーです。

HTBエナジーは、創業から今日まで自然との共生をテーマに掲げまちづくりを行ってきた「ハウステンボス」から作られる新しいエネルギー事業として生まれました。

供給エリアは、北海道電力エリアから九州電力エリアまで、沖縄電力エリアと一部離島を除くエリアとなっています。

1人暮らしにもおすすめなプラン「ベーシックプラン」を契約すると、無料オプションで、水漏れなど緊急対応やスマホ保険付きの「あんしんサポートプラス」という保険も付けることが可能となっていてお得です。

2023年6月時点では、WEB新規申し込みで電気代基本料金3ヶ月無料となっています。

HTBエナジーの料金プラン

HTBエナジーの1人暮らしにおすすめな料金プランは、大手電力会社のエリアごとに、以下のとおりです。

プラン料金
ベーシックプラン 北海道基本料金:30A~60A 550円
従量料金:一律31.80円/1kWh
燃料費等調整額
再生可能エネルギー発電促進賦課金
ベーシックプラン 東北基本料金:30A~60A 550円
従量料金:一律27.80円/1kWh
燃料費等調整額
再生可能エネルギー発電促進賦課金
ベーシックプラン 東京基本料金:30A~60A 550円
従量料金:一律28.60円/1kWh
燃料費等調整額
再生可能エネルギー発電促進賦課金
ベーシックプラン 中部基本料金:30A~60A 550円
従量料金:一律28.30円/1kWh
燃料費等調整額
再生可能エネルギー発電促進賦課金
ベーシックプラン 北陸基本料金:30A~60A 550円
従量料金:一律25.30円/1kWh
燃料費等調整額
再生可能エネルギー発電促進賦課金
ベーシックプラン 関西基本料金:330円
従量料金:一律 26.30円
燃料費等調整額
再生可能エネルギー発電促進賦課金
ベーシックプラン 中国基本料金:330円
従量料金:一律 27.30円
燃料費等調整額
再生可能エネルギー発電促進賦課金
ベーシックプラン 四国基本料金:330円
従量料金:一律 27.70円
燃料費等調整額
再生可能エネルギー発電促進賦課金
ベーシックプラン 九州基本料金:30A~60A 550円
従量料金:一律 25.20円
燃料費等調整額
再生可能エネルギー発電促進賦課金

HTBエナジーの会社概要

会社名HTBエナジー株式会社
所在地東京都豊島区西池袋1丁目4番10号
設立年月2015年2月

5位:さすてな電気

さすてな電気
(画像引用:TOKYO GAS)

5位は、さすてな電気です。

さすてな電気は、東京ガスの新たな電気の料金プランです。

東京ガスの電源は天然ガスを用いた火力発電をメインとしていますが、太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーが持っている環境的な価値を与えられた「非化石証書」を東京ガスが購入することで、CO₂排出量を実質ゼロとし、東京電力エナジーパートナーの「スタンダードS/L」(2023年7月に想定される料金改定後の料金)と「さすてな電気」の料金(2023年9月実施の料金)を比較して、kWhあたりの単価において1円以上の差がない同等の料金で実質再生可能エネルギーとして提供します。(※1)

さすてな電気では新規契約1件につき1本の植林も行っているので、環境に配慮したエネルギーを使いたいという人におすすめなプランとなっています。(※2)

さすてな電気の料金

さすてな電気の料金は、先にもご紹介したとおり、東京電力エナジーパートナーと同等の電気料金メニューがあります。(※1)

現在の設備情報(A,kVA)に応じた料金メニューが適用されるようになっています。

さすてな電気(東京ガス)の会社概要

会社名東京ガス株式会社(東京瓦斯株式会社)
所在地東京都港区海岸1-5-20
創立明治18(1885)年10月
資本金1,418億円

※1:東京電力エナジーパートナー株式会社の電気料金プラン「スタンダードS/L」と比較して、kwhあたりの単価において1円以上の差がないことを指します。なお、当社の電力プランは燃料費調整の上限を設けておりません。これにより、燃料費の高騰によって上限を設けている他社の料金プランと比べ、高くなる場合があります。

※2:今後変更になる可能性があります。

6位:大阪ガスの電気

大阪ガス
(画像引用:大阪ガス)

6位は大阪ガスの電気です。

大阪ガスの電気は、関西電力管内で新電力の契約件数No.1となっています。

供給エリアは、関西エリアの他、一部の料金メニューでは北海道エリア、東北エリア、中部エリア、北陸エリア、中国エリア、四国エリア、九州エリアの一部を除く地域でも利用できるようになっています。

大阪ガスは工場や病院などの施設に対し、すでに15年以上にわたって電気を販売してきた実績があるので安心です。

新生活を始める人・使用量の少ない人におすすめな「新生活応援プラン」という料金プランがあります。

7位:auでんき

auでんき
(画像引用:auでんき)

7位は、auでんきです。

auユーザーやUQ mobileユーザーのための電気で、支払った電気料金に応じてポイントが加算される仕組みになっています。

供給エリアは、全国となっています。

電気料金は、基本料金または最低料金と電力量料金、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金で各大手電力会社のエリアごとに決定します。

北海道、東京、東北、中部、北陸、九州エリアの基本料金は、10Aから契約できるようになっているので1人暮らしにもおすすめです。

関西、中国、四国、沖縄エリアでは基本料金がなく、電気使用量に関わらず一律の最低料金がかかるようになっています。

1人暮らしの電力会社の選び方

1人暮らしの電力会社の選び方

続いては、1人暮らしの場合の電力会社の選び方のポイントについて解説していきます。

1人暮らしの場合、電気使用量は一般的に少なくなります。

どのようなポイントに注目して電力会社を選んだら良いのか、詳しくご紹介します。

自宅は電力一括契約の物件ではないか

電力会社の乗り換えを検討する際にまず確認したいのが、自宅がマンションやアパートなどの集合住宅の場合、管理人による電力一括契約の物件ではないかどうかということです。

1人暮らしの場合、賃貸に暮らしている人が多いかと思いますが、集合住宅では棟全体で電力一括契約されている場合があります。

このケースでは、部屋ごとに電力会社と契約できるわけではないので、そもそも電力会社の乗り換えはできません。

自宅が電力一括契約の物件かどうかは、検針票や請求書により確かめられます。

電力会社からの検針票が届く場合や、請求書の請求元が電力会社である場合は、個別で電力会社と契約しているということになります。

自宅エリアの大手電力会社の電気料金の値上がりの有無

2つ目のポイントは、自宅エリアの大手電力会社の電気料金が値上がりしたかどうかということです。

2023年4月から6月に電気料金を値上げした大手電力会社のエリアに住んでいる場合は、新電力に切り替えると安くなる場合があります。

一方、2023年4月から6月に電気料金を値上げしていないエリアに住んでいる場合、新電力よりも大手電力会社の方が電気料金が安くなる可能性が高いです。

2023年4月から6月に電気料金が値上げになった電力会社は、以下のとおりです。

  • 東北電力
  • 北陸電力
  • 中国電力
  • 四国電力
  • 沖縄電力
  • 東京電力
  • 北海道電力

上記の7つの大手電力会社のエリアに住んでいる人は、新電力に乗り換えた方が安くなる可能性があるので、電気料金が安くなる新電力がないか探してみましょう。

一方、値上げをしない中部電力エリアと、4月から電気を送る設備の利用料(託送料金)の値上げのみ行った関西電力・九州電力エリアに住んでいる場合は、大手電力会社の方が電気料金が安くなる可能性が高いので確認してみましょう。

自宅エリアに対応可能かどうか

3つ目のポイントは、自宅エリアに対応可能な電力会社かどうかということです。

新電力と契約したい場合は、自宅エリアに対応している電力会社かどうかを確認しましょう。

全国対応となっている新電力であっても、地域によっては対応していない場合があります。特に離島では、利用できない場合が多いので注意しましょう。

現在の契約アンペア数や電気使用量を把握

4つ目のポイントは、現在の契約アンペア数や電気使用量を把握するということです。

電力会社によっては、最低契約アンペア数が高めに設定されている場合があります。

契約アンペア数が大きくなるほど、一度に使用できる消費電力量は大きくなり、電気料金の基本料金が高くなります。

契約アンペア数に対し、許容範囲以上の家電を一度に使用してしまうと、ブレーカーが落ちてしまうことになります。

例えば、ある新電力で最低契約アンペア数が30Aとされている場合、現在それ以下のアンペア数で契約していて不便を感じない人は、乗り換えることで契約アンペア数が上がり基本料金が高くなってしまうことになります。

1人暮らしの場合は、電気使用量が少なくなるので、電気料金に占める基本料金の割合は大きくなります。そのため、契約アンペア数は、できるだけ小さい方が電気料金を抑えられます。

逆に、現在契約アンペア数が大きめになっている場合は、契約アンペア数が小さいプランもある電力会社への切り替えも検討してみて良いかもしれません。

一方、電気使用量については、毎月の検針票や契約している電力会社のマイページなどで確認できます。「○○kWh」と記載されています。

電気使用量によって段階的に電気料金が上がる仕組みになっている電力会社もあれば、一律になっている電力会社もあります。

1人暮らしの場合では、電気使用量は少なめである場合も多いので、電気使用量が少なければ電気料金が安くなる電力会社を選択した方が電気料金を抑えることができます。

自分が現在契約しているアンペア数と、実際の電気使用量を把握することで、安くなる電力会社はどこなのか検討できます。

基本料金と第一段階の電気料金の安さを比較

5つ目のポイントは、基本料金と第一段階の電気料金の安さを各電力会社で比較するということです。

先にもご紹介したように1人暮らしの場合、基本料金と第一段階の電気料金が安い方が、電気料金が安くなる傾向にあります。

現在契約しているアンペア数と電気使用量を勘案して、複数の電力会社のプランを比較検討してみましょう。

電力会社によっては、基本料金が無料となっている会社もありますが、その分電気料金が一律で高くなっていることもあり、かえって電気料金が高くなってしまう場合もあります。

1人暮らしの場合では、基本料金も抑えられ、第一段階・第二段階の電気料金も安くなっているようなプランがお得になることが多いでしょう。

ガスとのセット割の有無

6つ目のポイントは、ガスとのセット割があるかどうかです。

電気とガスをセットで契約することで割引を受けることができるプランが用意されている電力会社もあります。

しかし、1人暮らしの場合では、電気もガスも使用量が少なめであることから、電気とガスのセット割でそれほどお得にならない場合もあります

ガスとのセット割も含めて、自身の使用量から計算して複数の電力会社で料金を検討してみましょう。

その他の特典などの有無

ガスとのセット割の他、契約することで特典が用意されている電力会社もありますので確認してみましょう。

電気料金を支払うことでいろいろなポイントが貯まる場合や、お店で利用できるクーポンがもらえる場合などがあります。

その他、個人賠償責任保険が付帯するものなどもあり、料金を払って他で加入しているような場合には保険料を節約することもできてお得です。

最低契約期間や違約金の有無

電力会社の乗り換えを検討する際に、最低契約期間が設定されていないか、違約金がないかというのも、確認しておきたいポイントです。

より魅力的な電力会社を見つけた場合に、最低契約期間や違約金がある電力会社と契約中の場合は、すぐに乗り換えてしまうと損をすることがあります。

電気とガスのセット割を契約する場合は、電気とガスの両方に最低契約期間や違約金が設定されていないかを確かめておきましょう。

オール電化の場合

オール電化の場合は、オール電化専用プラン以外を選択すると料金が高くなってしまう場合もあるので注意しましょう。

オール電化のプランがある電力会社を比較検討するのがおすすめです。

1人暮らしのエリア別のおすすめ電力会社はどこ?

1人暮らしのエリア別のおすすめ電力会社はどこ?

続いては、前述の選び方をもとに、1人暮らしの場合のエリア別のおすすめ電力会社を紹介していきます。

関東エリア

関東エリアで1人暮らしにおすすめな電力会社は、以下のとおりです。

  • CDエナジーダイレクト
  • HTBエナジー
  • 東京ガスの新電力サービス
  • auでんき

関西エリア

関西エリアで1人暮らしにおすすめな電力会社は、以下のとおりです。

  • HTBエナジー
  • 大阪ガスの電気

北海道エリア

北海道エリアで1人暮らしにおすすめな電力会社は、以下のとおりです。

  • エネワンでんき

東北エリア

東北エリアで1人暮らしにおすすめな電力会社は、以下のとおりです。

  • TERASELでんき

中部エリア

中部エリアで1人暮らしにおすすめな電力会社は、以下のとおりです。

  • 中部電力

北陸エリア

北陸エリアで1人暮らしにおすすめな電力会社は、以下のとおりです。

  • TERASELでんき

中国エリア

中国エリアで1人暮らしにおすすめな電力会社は、以下のとおりです。

  • 中国電力

四国エリア

四国エリアで1人暮らしにおすすめな電力会社は、以下のとおりです。

  • TERASELでんき

九州エリア

九州エリアで1人暮らしにおすすめな電力会社は、以下のとおりです。

  • 九州電力

沖縄エリア

沖縄エリアで1人暮らしにおすすめな電力会社は、以下のとおりです。

  • おうちでんき

1人暮らしの電気料金の目安は?

1人暮らしの電気料金の目安は?

続いては、1人暮らしの電気料金の目安についてご紹介します。

単身世帯の大都市での2022年7~9月期の電気代は、5,521円となっていて、大都市の単身世帯のうち、勤労者世帯に絞ると、4,601円となっています。(出典:政府統計の総合窓口 e-Stat:家計調査 家計収支編 単身世帯 

1人暮らしの電気料金を節約するポイント

1人暮らしの電気料金を節約するポイント

次に、1人暮らしの電気料金を節約するポイントについてご紹介します。

1人暮らしの場合、元々の電気使用量が少なめであるので、節約方法も限られてきます。

1.基本料金や電気使用量の単価を安くする

まず1つ目は、契約する電力会社の基本料金や電気使用量の単価を安くするということです。

現在契約しているアンペア数が高めである場合は、アンペア数を下げることを検討してみましょう。

また、現在の電気使用量を勘案して、安くなる電力会社がないか探してみましょう。

2.エアコンの使い方を見直す

2つ目に、夏場や冬場に電気料金が高くなる原因のエアコンの使い方を見直すということです。

設定温度が高すぎたり低すぎたりする場合は、冷房の場合は27~28度、暖房の場合は20度程度が目安になりますので見直してみましょう。

夏場は、扇風機やサーキュレーターを併用し、部屋の空気を効率的に循環させると、エアコンの設定温度を下げなくても快適に過ごせる場合があります。

1人暮らしの場合では、エアコンをこまめに消す人も多いのではないかと思います。

エアコンは、起動する際が1番外気温との差が大きいことから電力消費が大きくなるため、1時間程度の外出であればつけっぱなしの方が電気代を節約できます。

ちょっと近くのコンビニに行くなど、短時間の外出であればつけっぱなしにするようにしましょう。

電力会社の乗り換えに関するQ&Aまとめ

電力会社の乗り換えに関するQ&Aまとめ

最後に、電力会社の乗り換えに関するQ&Aをまとめます。

Q.新電力とは?

1つ目は、新電力とは何なのか?ということです。

いわゆる「新電力」とは、2016年4月の電力の小売全面自由化に伴って参入してきた、大手電力会社以外の小売電力会社のことです。

新電力会社は、人件費を抑えたり、既存の大手電力会社の送配電網を利用したりすることにより、電気料金を安く抑えられます。

Q.新電力に切り替えた時の停電は大丈夫?

2つ目は、新電力に切り替えた時、停電が起こりやすくなるというような不都合はないのかということです。

新電力に切り替えても、大手電力会社と比較して停電が起こりやすくなるというようなことはなく、また電気の質も変わらないので安心です。

Q.電力会社の乗り換え手続きは面倒?

3つ目は、電力会社の乗り換え手続きは面倒なのではないかということです。

電力会社の乗り換えにあたっては、新しく契約する電力会社で契約手続きをすれば、そちらで現在の契約の解約手続きも行ってくれます。

旧電力から新電力に切り替えたい場合、スマートメーターへの交換工事が必要な場合もありますが、基本的には電力会社側が無料で行ってくれます。

新しい電力会社への契約の際には、検針票か契約している電力会社のマイページなどから、以下の情報を得ておく必要があります。

  • 契約名義
  • 供給地点特定番号
  • お客様番号

申し込み完了から切り替えにかかる期間については、電力会社によっては1か月以上かかってしまう場合もあります。

特に、引っ越しに伴い新しく契約するような場合では、電気が使えない期間が出てくると困りますので、申し込み手続きは早めに済ませておくようにしましょう。

まとめ

1人暮らしにおすすめの電力会社ランキング!選び方のポイントも解説まとめ

今回は、1人暮らしにおすすめな電力会社ランキングや1人暮らしの場合の電力会社の選び方のポイント、電気料金の目安や節約のポイントについてまとめました。

最近、電気料金も上がっている一方で、いろいろな商品やサービスの値上げが相次いでおり、家計にダメージが大きくなっていますので、少しでも電気料金を節約できると嬉しいかと思います。

ぜひ今回の記事を参考に、お得に利用できる電力会社がないか探してみてください。

※サービス内容や価格は変更となる場合がございます。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

※この記事の料金は全て税込表記となっています

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