初めての方必見!コインランドリーの使い方・費用や必要なものを解説!
2023年04月20日
家族の人数が多くて洗濯物が大量にあるご家庭や乾燥機をお持ちでないご家庭では、コインランドリーを利用しようと考えている人も多いでしょう。
しかし、コインランドリーを利用したことがない人は、コインランドリーの使い方がわからず困っていませんか?
今回は、コインランドリーに設置されている機械や洗濯可能な衣類の種類、コインランドリーの使い方、使う時の注意点までを網羅的に解説します。
コインランドリーの使い方がわからないという方は、ぜひ本稿を参考にしてみてください。
コインランドリーに設置されている機械は?
コインランドリーの使い方を知る前に、コインランドリーに設置されている機械を紹介しておきます。以下をご覧ください。
機械 | 説明 |
---|---|
洗濯機 | 衣類を洗うための洗濯機。 現在はドラム式が一般的で、コイン投入型が設置されていることがほとんど。 洗い・すすぎ・脱水が可能。細かい機能や性能はメーカーによって異なる。 サイズはコインランドリーによっても異なるものの、大・中・小の容量に対応した洗濯機が設置されていることが多い。 |
乾燥機 | 洗った洗濯物を入れ乾燥だけができる。 洗濯機と同様にドラム式が一般的。温度センサーが完備されている乾燥機も多く、衣類に合わせて温度設定をしてくれる。 乾燥機のサイズはコインランドリーによって異なるが、自宅用の乾燥機より大型の場合が多く、乾燥する時にシワがつきにくい。 |
洗濯乾燥機 | 洗濯と乾燥までをすべてこの1台で完了できる。 フローチャートが設置されていることが多いため、使い方がわからなくても安心。 スマホで洗浄状況がわかったり、洗う前にドラムの無料洗浄が可能なものもある。 自宅で洗った洗濯物を持ち込む人も多いため、洗濯機より多い数の乾燥機が設置されていることがほとんど。 |
スニーカーランドリー | 靴専用洗濯機。内蔵ブラシでスニーカーを洗ってくれる。 大人サイズの靴であれば1度に2足、子どもサイズの靴なら1度に4足程度洗うことが可能。 |
敷布団専用の乾燥機 | 敷布団専用の乾燥機。 設置されていることはあまり多くないですが、通常の乾燥機と比べて短時間でふかふかな状態に乾燥してくれる。 |
布団巻きネット | 布団の中綿がずれてしまわないようにするための布団巻きネット。 キルティングや打ち直しのない布団に使う。 布団を洗うことができるコインランドリーに設置されていることが多い。 |
コイン式圧縮パック機 | 布団を圧縮袋に入れて、空気圧縮ができるパック機。 嵩張る布団を圧縮パックしてしまえば、持ち運びも簡単。 |
精算機 | 電子マネーやクレジットカードで支払うための精算機。 |
両替機 | お札を小銭に両替する機械。 コインで支払うことがほとんどなため、お札を両替できる機械が設置されていることがほとんど。 10,000円札や5,000円札の両替はできない場合もあるので、基本は1,000円札を用意しておくと良い。 |
コインランドリーで洗濯可能なものは?
コインランドリーに設置してある機械がわかったところで、コインランドリーで洗濯可能なものも確認しておきましょう。
一般的な衣類
まずは一般的な衣類です。
・Tシャツ
・ズボン
・靴下
・作業着
・下着
・タオル など
布団や毛布などの大型の洗濯物
大型の洗濯物は次のとおりです。
・敷布団
・掛け布団
・羽毛布団
・毛布
・シーツ
・こたつ布団
・カーテン
・ベッドカバー
・カーペット
・タオルケット など
スニーカー・シューズ
スニーカーなどのシューズ類も洗うことが可能です。
革靴や繊細な加工がされているシューズは対象外ですが、運動靴やお子さんの学校の上履きなどであれば問題なく洗うことができます。
基本的にはスニーカー専用の洗濯機でのみ洗濯可能です。ご利用予定のコインランドリーにスニーカー専用洗濯機が置いてあるか確認しておくとよいでしょう。
コインランドリーで洗濯不可なものは?
コインランドリーで洗うことができないものも確認しておきましょう。
- 真綿布団
- 羊毛布団
- 枕
- 座布団
- クッション
- ぬいぐるみ
- ウールやシルク素材
- ダウンジャケット(素材による:ポリウレタンはNGの可能性あり)
ただし、設置してある機械によっては対応可能なものもありますので、ご利用予定のコインランドリーにて確認しておくと良いでしょう。
また、衣類によっては乾燥機不可なものもあります。
衣類の洗濯表示の確認も忘れないようにしてください。
コインランドリーで洗濯する時に用意するものは?洗剤はいらない?
コインランドリーを利用する時、何を用意すれば良いかわからない方もいるでしょう。
コインランドリーに持っていくものは以下のとおりです。
1.洗濯物
まずは洗濯物です。
乾燥するだけの予定なら、自宅ですでに洗濯機にかけたものを持っていきましょう。
2.洗濯ネット
衣類を洗濯する予定であれば、洗濯ネットを何枚か持っていきましょう。
とくに、傷めたくない洋服や下着を洗濯する場合は洗濯ネットが必須です。
自宅で洗濯ネットに入れた状態で持っていっても良いでしょう。
洗うものすべてを洗濯ネットに入れるのもおすすめです。洗濯機からの取り忘れを防止することができます。
3.小銭
コインランドリーにいく時は小銭を用意しておきましょう。
両替機が用意されていることがほとんどですが、小銭を用意しておいた方が両替の手間が省けます。
コインランドリーでかかる料金、用意しておいた方が良い額は後ほど解説します。
4.洗濯かごや大型の袋
洗濯物を入れる洗濯かごやランドリーバッグも用意しましょう。
洗濯機から乾燥機に移す場合は濡れているため洗濯かごが良いでしょう。
布団やカーテンの大型のものを洗濯する場合には、大型の袋を用意しておくと持ち運びが少し楽になります。
5.洗剤(こだわりがあれば)
基本的にコインランドリーでは洗剤や柔軟剤は不要です。なぜなら洗剤や柔軟剤は自動で投入されるからです。
しかし、洗剤や柔軟剤にこだわりがある場合には、持参しましょう。
ただし、基本的に洗剤類は自動投入なため、持参した洗剤や柔軟剤を使える機械が設置してあるコインランドリーを選ぶ必要があります。
コインランドリーの使い方
いよいよコインランドリーの使い方を説明します。ここでは洗濯するもの別に解説していきます。
一般的な衣類の場合
まずは、一般的なTシャツやズボンなどの衣類を洗う場合のコインランドリーの使い方です。
1.洗濯物を洗濯ネットに入れる。(下着や大切にしたい衣類は必ず入れましょう!)
2.空いている洗濯機を探し、洗濯物を入れる。
3.表示金額分の小銭を投入。
4.30分〜1時間ほど待つ。この時コインランドリーを出て時間を潰してもOK。
5.仕上がったら取り出して、空いている乾燥機へ投入。
6.20〜30分の小銭を投入。(洗濯物の量によりますが、まずは20分かける分の料金を入れるのがおすすめ。)
7.乾燥が終了したら、完璧に乾いているかを確認。乾き切っていないプラス10〜20分の料金を入れ、再度乾燥。
8.再び乾燥できたかを確認。乾き具合に問題がなければ完了!
掛け布団の場合
ここでご紹介するのは、掛け布団のシングルサイズを洗う方法です。
1.布団を折りたたんで、大型サイズの洗濯機へ入れる。
2.表示金額分の料金を入れスタートを押す。
3.大体70分で洗濯完了。
4.洗濯機から取り出したら、空いている乾燥機へ投入。(できるだけ大型の乾燥機を選びましょう。)
5.乾燥は50分〜1時間30分程度の料金を入れ、スタート。
6.乾燥が終わったら、一度扉を開けて乾燥状態をチェック。乾き切っていなければ、プラスで10〜20分ほど乾燥する。
※洗濯乾燥機の場合、布団洗いコースなどがある機械もあるため、メニューをよくみて選びましょう。
敷布団の場合
続いては、シングルサイズの敷布団を洗う方法です。
1.洗濯機に入れやすくするために敷布団を折りたたむ。
2.空いている洗濯機へ折りたたんだ敷布団を入れる。
※敷布団を洗濯機に入れる時はドラムの内側に沿って入れ込んでください。
3.表示料金分の小銭を投入しスタートボタンを押す。
4.30分程度で洗濯が完了するため、取り出して乾燥機へ移す。
5.乾燥時間が1時間半程度分の料金を入れる。
6.乾燥が終わったらしっかりと乾いているかを確認し、乾いていなかった場合再度乾燥機にかける。
※敷布団専用の乾燥機を使う場合は、専用のフローチャートが用意されているはずなのでそちらをご覧ください。
靴の場合
続いては、スニーカーランドリーで靴を洗う方法です。
1.靴紐をとる。
2.靴底が内蔵ブラシに接触するように靴をセット。
3.小銭を投入し、スタートボタンを押す。
※この時、前の人が洗ったあとで砂が残っているようなら洗濯槽の無料洗浄ボタンを押しましょう。
4.完了!必要であれば、靴用の乾燥機へかける。
機械別コインランドリーの使い方
ここでは、コインランドリーに置いてある機械別に使い方を解説します。
洗濯機・乾燥機
1.洗濯物を洗濯機に投入。
※必要なら洗剤や柔軟剤を入れましょう。
2.小銭を入れてスタートボタンを押す。
3.30〜50分で洗濯完了。
※乾燥機から洗濯物を取り出す。
4.乾燥機へ洗濯物を入れる。
5.20〜30分程度の乾燥をするために料金分の小銭を投入。
6.乾燥が完了したら、取り出す。
全自動洗濯乾燥機
1.洗濯乾燥機に洗濯物を投入。
※必要なら洗剤や柔軟剤を入れましょう。
3.表示された料金分の小銭を入れてスタートボタンを押す。
4.約2時間で完了。
全自動洗濯乾燥機は、洗濯から乾燥までをすべて行ってくれるため手間がかかりません。
利用している間に、買い物などの用事を済ませておきましょう。
ビジネスホテルのコインランドリーの使い方
出張や旅行でのホテル滞在時に、ホテルに完備されたコインランドリーを使うこともあるでしょう。
基本的に、ビジネスホテルのコインランドリーの使い方は、先述した使い方と同様ですのでそちらをご覧ください。
ただし、ビジネスホテルでのコインランドリーの利用は以下の点に注意してください。
・24時間利用できるとは限らないため、利用可能時間を事前に調べておく
・洗濯機、乾燥機の中に洗濯物を長時間放置しない
ビジネスホテルのコインランドリーは設置されている機械の数が少ない場合があるため、洗濯の時間どおりに取りにいきましょう。
他の利用者の迷惑になるような利用の仕方は避けるべきです。
またビジネスホテルでは、コインランドリー以外にクリーニングへの取次サービスを行なっている場合もあります。
自分で洗濯する手間を省きたい場合は、別途料金はかかるものの、クリーニングサービスの利用がおすすめです。
コインランドリーで洗濯にかかる料金や時間の目安は?
コインランドリーで洗濯する場合にかかる料金や時間の目安は、以下のとおりです。
- 洗濯:100~400円/回
- 乾燥:15~60分 100円/回
- 洗濯乾燥一体型:500円/回
一人暮らしの方の場合は、大体3日分で5kgの洗濯物が貯まるため、洗濯から乾燥までで500〜600円と考えておきましょう。
多くても800円程度で収まるはずです。時間は洗濯・乾燥合わせて1時間〜1時間半程度です。
コインランドリーを使うメリットデメリット
コインランドリーは大変便利で使い勝手も良いですが、そのメリットデメリットも覚えておきましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
・雨の日や花粉が飛ぶ時期、天日干しができない日に便利 ・自宅では洗濯乾燥が難しい布団やカーテンなど大型衣類の洗濯乾燥に対応している ・大家族で1回では終わらない洗濯乾燥を1回で完了できる ・家庭用の洗濯機や乾燥機より威力が大きいため、スピーディーに済ませられる ・家庭用の洗濯機や乾燥機より性能が良い場合が多いため、仕上がりがきれい ・24時間営業をしている店舗もあり、いつでも洗濯乾燥が可能 ・布団を高熱乾燥できるため、ダニ対策が可能 | ・お店に出向かなくてはならない ・車を所持していないと洗濯物を運ぶのが大変 ・混んでいる店舗もあり、思いどおりの時間に使えない場合がある ・費用がかかる ・汚れが落ち切らないことがある |
コインランドリーを使用する時の注意点
コインランドリーで洗濯・乾燥をする時の注意点を解説します。
・熱に弱い繊維の衣類を入れない
・洗濯物を放置しない
衣類の洗濯表示で洗濯機・乾燥機を使用しても良いかを確認しましょう。
乾燥機OKの場合でも、熱に弱い化学繊維の場合、服の形が変わってしまったり傷ついてしまいます。その場合、繊維の種類を確認し乾燥時間を短くするなどの工夫が必要です。
また、コインランドリーはたくさんの人が利用しており、時には順番待ちをしている人もいます。終了時間を覚えておき、時間どおりに取りに行きましょう。
あまりにも放置しすぎると、次に使いたい人が洗濯物を勝手に出してしまう場合もあります。
勝手に自分の衣類を他人に触られたくなければ、必ず時間を守って取りに行ってください。
コインランドリーで衣類を傷めずに洗濯する方法
大切な衣類を洗濯する時は、できるだけ良い状態を保ちたいものです。コインランドリーで衣類を極力傷めずに洗濯・乾燥する方法をご紹介します。
洗濯物は入れすぎず、入れなさすぎず
洗濯物を詰め込みすぎないように注意してください。洗濯物を詰め込みすぎてしまうと上手く汚れが落ちなかったり、乾き切らなかったりといったことが起こります。
また、洗濯物を入れなさすぎるのも良くありません。入れなさすぎると洗濯機の中でたたき洗いされる時に衝撃が分散できず、洗濯物が傷んでしまいます。
また、あまりに洗濯物が軽いと乾燥機が途中で止まってしまうことがあります。
その場合、生乾き状態になり洗濯物を傷める原因になるでしょう。
洗濯機や乾燥機に入れる洗濯物の量の目安は、ドラムの大きさの3分の2程度と考えておいてください。
乾燥時にドライヤーボールを入れる
乾燥機にドライヤーボール(テニスボール)を入れると、衣類同士が絡まるのを防ぐことができるため、洗濯物を極力傷めずにすみます。
シワや摩擦、摩擦による静電気も防げるため、頻繁にコインランドリーを使用する方は、用意しておくと良いでしょう。
コインランドリーの使い方・費用や必要なものまとめ
今回は、コインランドリーの使い方について解説してきました。コインランドリーでは、一般的な衣類だけでなく、布団やスニーカーなど自宅で洗うことが困難なものも洗濯・乾燥することが可能です。
ただし、コインランドリーによっては布団の洗濯に対応する機械が置いていなかったり、機械の数が少なく混んでいたりなど、時にはすぐに使えない場合もあります。
そのため、ご自宅の近くにあるコインランドリーを何軒か回ってみて、自分が洗濯・乾燥したいものに対応できるところを探してみましょう。
その上で、ぜひ今回ご紹介したコインランドリーの使い方をお役立ていただければと思います。
また、忙しくてコインランドリーにもっていく暇がない、たたむのが面倒な場合は、家事代行に洗濯を依頼する手段もあります。そんな方は、洗濯代行を試してみるのもおすすめです。