エアコン修理はどこに頼むべき?おすすめ業者や賃貸の場合どうすべきか解説
2023年11月22日

エアコンの暖房や冷房が効かなくなると、季節によっては大問題。故障したらすぐに修理が必要になります。しかし、修理はどこに頼むべきか迷っている方もいるでしょう。
エアコン修理は故障原因などによっても選ぶべき業者が異なります。
この記事ではエアコンの故障原因や依頼できる業者、修理にかかる費用などを解説。業者の選び方やおすすめ業者も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

NPO法人日本ハウスクリーニング協会会員
ホームクリーンセンター店長。建築業界現場監督32年の経験・親切丁寧なサービスが売り。
【保有資格】NPO法人日本ハウスクリーニング協会会員/一般社団法人日本エアコンクリーニング協会会員

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エアコンの故障原因は?

まずはエアコンが故障する原因を紹介していきます。
冷えない・暖まらない
エアコンから冷たい空気や温かい空気が出ない場合は、以下の5つが原因として挙げられます。
- 内部汚れ
- 冷媒(液体)ガスの漏れ
- 冷媒回路の故障
- サーミスタ故障
- 電子基板故障
内部汚れの場合はクリーニングが必要です。
室外機と室内機を繋いでいるパイプ(冷媒管)に注入されている液体ガスが漏れていると、熱を循環できないため、エアコンが機能しなくなります。
内部の部品の故障も原因となりうるため、適切な業者へ修理を依頼する必要があります。
原因別に修理依頼をするべき業者は後ほど詳しく紹介していきます。
ちなみに、エアコンがうまく機能していないときは、ランプが点滅したり、エラー表示が出ている可能性があるので、ランプや表示の状態を確認しましょう。
水漏れがある
エアコン本体やエアコンの後ろの壁から水が滴ってきている場合は、エアコン内部のドレンバンというタンクの傾きやドレン配管が詰まることが原因とされています。
そもそもエアコンは熱を循環させることで冷たい風や温かい風を出す仕組みとなっています。
その過程で結露が発生するのですが、通常その水は、ドレンバンに溜まり、室外機と室内機を繋いでいるパイプ(冷媒管)を介して屋外に排出されます。
つまり屋外に結露が排出されないということは、結露を溜めているドレンバンに何らかの異常が発生しているということです。
本体からの水漏れは、自身で修理するのが難しいため、業者への修理依頼が必要です。
エアコンから異音がする
エアコンから変な音がする場合は、主に以下の2つが原因で故障している可能性があります。
- 内部部品(コンプレッサーやコンデンサー)の劣化
- 室外機(圧縮機やファンモーター)の不具合
キュルキュル、ブーン、ガタゴト、ポコポコなど今までしなかったような音や、大きな音がする場合は故障の可能性が高いです。
ルーバー(フラップ)が動かない
エアコンのルーバー(フラップ)が動かない、ぶらんとぶら下がっているような状態になっているときは、モーターが故障している可能性があります。
ルーバー(フラップ)とは、エアコンの電源を入れると開く部分のことです。エアコンの風向きを変えるときに動くところですね。
ルーバー(フラップ)自体が破損している場合もあります。
モーターが故障している場合は業者への修理依頼が必要です。ルーバー(フラップ)の破損であれば、自分で新しいルーバーへの取り替えが可能です。
エアコンの電源がつかない
エアコンの電源がつかない場合は以下の原因が考えられます。
- リモコンの電池切れ
- エアコン専用のブレーカーが落ちている
- 内部部品の不具合・故障
電源がつかないときは、リモコンの電池切れとブレーカーが落ちていないかを確認。
両者とも原因でなかった場合は、内部部品の交換が必要な可能性が高いため、業者に修理の依頼が必要です。
エアコン修理を依頼できる業者の種類は?

エアコン修理を依頼できる業者は以下の4種類です。
家電量販店
家電量販店とは「ヤマダ電機」「エディオン」「ヨドバシカメラ」「ノジマ」などです。家電量販店に修理を依頼するときは、必ず購入した店へ連絡しましょう。
家電量販店は家電の修理保証を用意しており、期間や条件に合えば補償を受けられる可能性があります。
どのような故障に対する修理に対応してくれるかは、量販店のホームページなどに記載されているので、依頼前に参考にしてみてください。
メーカー
エアコンの修理はエアコンメーカーへの依頼も可能です。故障やトラブルなどにかかる費用は各メーカーの公式サイトに記載されている場合が多いです。まずは費用を確認してから問い合わせてみると良いでしょう。
また、メーカーでは、以下の故障が起きているときに対応してくれる可能性が高いです。
【メーカーが受け付けてくれやすい修理依頼】
- リモコンの故障
- 電子基板の故障
- 冷媒回路故障
- サーミスタ故障
- エアコンからの異音
- エアコン本体の交換
部品が原因の可能性が高い場合は、交換することで修理に対応してくれます。
以下は大手メーカーの問い合わせ方法です。エアコンのメーカーに合わせて問い合わせてみてください。
メーカー名 | 問い合わせ方法 |
---|---|
ダイキン | 電話・インターネットにて依頼 |
パナソニック | 修理相談窓口へ電話にて依頼 |
三菱 | 電話・インターネットにて依頼 |
日立 | メール・電話・FAX・インターネットにて依頼 |
富士通ゼネラル | メール・電話・FAX・インターネットにて依頼 |
東芝 | インターネット |
シャープ | 電話・インターネットにて依頼 |
エアコン修理業者
エアコン修理業者とは、家電量販店やメーカーとは異なり、一般の修理を専門とする業者です。エアコン修理専門のところもあれば家電製品を主に取り扱っている業者などがあります。
【エアコン修理業者が受け付けてくれやすい修理依頼】
- エアコンからの水漏れ
- 冷媒ガス漏れ
- エアコンからの異音
- 電子基板の故障
- 冷媒回路故障
- サーミスタ故障
- 内部の汚れ(一部対応)
エアコン修理業者へ依頼するなら、とくに水漏れや冷媒ガス漏れの場合におすすめです。
そのほかにもさまざまな場合に対処できるので、家電量販店やメーカーの保証から外れていた場合には依頼してみると良いでしょう。
エアコン取り付け業者
エアコン取り付け業者はエアコンの取り付けを専門としていいます。修理するよりもエアコンを交換したいときに利用しましょう。
使っているエアコンが古くてメーカーや修理業者に依頼しても修理が不可だった場合は、取り付け業者へ依頼するのが無難です。
新たに購入したエアコンを取り付け、古いエアコンを引き取ってくれます。
低価格で取り付けしてもらえる可能性が高いです。
エアコン修理の料金相場は?

エアコンの修理には原因によって以下の料金がかかります。
原因 | 料金相場(税込) |
---|---|
冷えない・暖まらない | 13,800~102,000円 |
水漏れ | 27,800~75,000円 |
異音がする | 室内機 28,800~36,000円 室外機: 2,800~75,000円 |
ルーバー(フラップ)が動かない | 5,800~19,000円 |
エアコンが起動しない | 10,000~33,000円 |
上記はあくまで目安なので、依頼する業者によって料金が異なります。
ただ、こちらに記載の料金を基準とすると良いでしょう。依頼前に見積もりと比べてみてください。
エアコン修理はどこに頼む?業者の選び方

エアコン修理を依頼するときは、以下の点に着目しながら選んでいきましょう。
現地調査をしてくれるか
エアコン修理業者選びで重要なのは、現地調査をしてくれる業者かどうかです。
エアコンは精密機器なので、故障の原因を厳密に特定する必要があります。
的外れな場所を原因箇所と判断されてしまうと、実際修理日には修理に対応できなかったり、想定より費用がかかってしまうことがあります。
実際に故障の原因を突き止めるために、足を運んでくれる業者かどうかは重要なポイントとなります。
現地調査を行わない業者は質があまり良くなく、悪徳の可能性もあるので注意しましょう。
見積もりが無料か
事前見積もりが無料かどうかも確認するのがおすすめです。
基本的に現地調査時に事前見積もりを行ってくれますが、その際2,000円程度など費用がかかる場合があります。
出張費や人件費に該当するので、一般的には費用が発生するものですが、無料で対応してくれる業者も多くあります。
無料で見積もりを行ってくれれば、他の業者と費用を比べやすく、さらには修理ではなくエアコン交換の選択肢も残しやすいです。
安く利用できるか
依頼する際の料金が安いかどうかも選ぶときのポイントです。
・最低限使えるようになればいい
・修理対象以外のところの部品も新品に代えられて価格を上乗せされていないか不安
など、エアコン内部の修理は専門家でなければ内容がわからないため、「料金が高くついているのでは?」などと考えてしまう場合もあるでしょう。
そのため、必要最低限の修理を行なってくれるところを探しましょう。必要最低限であれば、価格も安く済む場合があります。
ただし、先ほどご紹介した料金相場より安すぎる場合には注意が必要です。相場料金内で安めの業者を探すと良いでしょう。
修理実績は豊富か
修理実績が豊富であればあるほど、修理に失敗する心配は低くなるでしょう。
実績が豊富であるかどうかは、業者のホームページに施工履歴が掲載されているかどうかを確認してください。また、口コミや評判を調べてみるのもおすすめです。
さらに、エアコンの一部の修理作業では資格が必要な場合があります。以下がエアコン修理で必要とされている資格例です。
・フロンガス取り扱い
・電気工事士
・溶接
フロンガスの取り扱いは、配管が破損していたり、冷媒ガス漏れが発生している場合の修理に必要な資格です。
さらに配管を曲げたり直したりするためには溶接の資格が必要になります。
これらの資格を保有していることが証明されていれば、一定以上の技術があるといえるでしょう。
対応の速さ
エアコン修理を依頼するときは、迅速に対応している業者を選びましょう。
エアコンは使いたいと思ったときに使えない状態だと困る家電です。
夏に使えなければ熱中症の危険が、冬に使えなければ寒さに耐えなければなりません。
そのため、現地調査にすぐに来てくれる業者を選びましょう。夏や冬は繁忙期になるので、すぐには対応できない業者もあります。本格的に使う季節になる前に、エアコンが壊れていないか、予め確認しておくと良いでしょう。
エアコン修理できない場合は「リショップナビ」がおすすめ!

エアコン修理ができない場合やエアコンを交換したい場合は、「リショップナビ」に依頼するのがおすすめです。
「リショップナビ」は登録されているリフォーム会社を比較して、自分の希望に合った会社を紹介してくれるサービスを運営しています。
リショップナビの会社概要
リショップナビの運営会社の会社概要は以下のとおりです。
運営会社 | 株式会社じげん (ZIGExN Co., Ltd.) |
所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-4-8 |
設立年月日 | 2006年6月1日 |
事業内容 | ライフサービスプラットフォーム事業 |
リショップナビはあくまでリフォーム会社を紹介してくれるサービスなので、実際に施工する企業概要は、紹介された情報の詳細を確認してください。
リショップナビのおすすめポイント
リショップナビには以下の5つのおすすめポイントがあります。
- 専門のスタッフが自分の希望にぴったりな業者を選んでくれる
- 最大5社の見積もりを確認・比較できる
- 独自の保証制度あり
- 加盟審査に通過した企業のみが登録している
- リフォーム事例が見られる
リショップナビに見積もりの依頼をすると専門のカスタマースタッフから電話がかかってきます。その際、希望を詳細にヒアリング。
ヒアリングをもとに最適な業者を選んでくれます。電話での対応が難しい場合はメールやSMSでも対応可能です。
また、選んでくれる業者は最大5つなため、見積もりの内容を比較して納得の業者へ依頼することが可能です。
リショップナビに登録されている業者は資格や実績・保証内容など加盟基準を厳しく設定しています。そのため、安心して依頼ができます。
さらに、独自の保証制度も儲けています。万が一業者側が倒産してしまった場合の、前払い返金制度や代替え会社の紹介もしてくれるとのことです。
リショップナビの注意点
リショップナビの注意点は以下の2つです。
- 匿名での見積もりが不可
- 緊急性の高い見積もりには不向き
リショップナビでは、カスタマーサポートを挟みやりとりを行うため、必ず実名での登録が必要です。
そのため、匿名で気軽に見積もりを取るのは難しいでしょう。
しかし、カスタマーサポートを挟むからこそ、的確な業者を紹介してくれます。
また、すぐにでもエアコンを交換したいという要望には答えてもらいにくいです。
丁寧なヒアリングののち、適切な業者を紹介してくれるがゆえなので、緊急性が高い場合は他の業者を選んだ方が良いでしょう。
リショップナビでのエアコン交換事例
リショップナビではさまざまなリフォーム事例が紹介されていますが、エアコンの交換事例も紹介されています。
こちらはガタガタとしている古いエアコンを交換した事例です。
交換費用は約13万円。施工は1日で完了しています。

賃貸アパート・マンションのエアコンは自分で修理依頼をしていいの?

住んでいる賃貸のエアコンが故障してしまった場合は、まず大家さんや管理会社に連絡しましょう。
基本的に自身で設置したエアコンでない場合、大家さんの所有物とされています。この場合、持ち主である大家さんが修理を担うことになるのです。
大家さんは、修理を依頼する業者を決めている場合があります。契約形態によるものの、もし自分で勝手に修理依頼した場合、修理代を支払ってくれるとは限りません。
そのため、自分で修理を依頼するのではなく、大家さんや管理会社へ連絡するようにしてください。
エアコン修理に関するQ&A

最後に、エアコンの修理に関する疑問に答えていきます。
エアコン修理は自分でできますか?
部分的にであれば、修理ができます。
例えば、壊れたルーバーの交換です。ただし、エアコン内部の故障の場合は自分での修理は控えましょう。
最悪の場合、エアコンが修理しても直らない状態になったり、出火したりなど危険な事態が起こってしまう可能性も。
基本的には、メーカーや専門業者へ依頼してください。
エアコンが壊れたら即日で来てくれる業者はありますか?
すぐに修理に来てくれる業者もありますが、事前調査を行ってくれない場合には依頼しない方が良いでしょう。
すぐに修理可能という場合は、詐欺や悪質な業者にひっかかるの可能性があります。
来てもらう前にホームページに運営会社の情報が書いてあるか、実在する住所かどうかを確認しましょう。
口コミを検索して、評判に問題ないかも確かめてください。
すぐになおしたいからといって焦って依頼すると、高額な修理代を請求されてしまう可能性があります。
いい業者の見極め方を教えてください。
以下の3つの点に着目しましょう。
1)実績
2)対応力
3)設定金額
実績が多ければ多いほど、信頼を得ている証拠になります。
また、コミュニケーション力や柔軟な対応をしてくれるか、質問にしっかり答えてくれるかといった観点から業者の良し悪しを測ってみましょう。
修理費用の相場から大きく設定金額が外れている場合は、注意が必要です。高すぎる場合は、ぼったくられている可能性が、低すぎる場合は修理の不備などを怪しんだ方がいいでしょう。
まとめ

エアコンの修理依頼をする場合、以下のポイントを押さえて業者を選びましょう。
- 現地調査をしてくれるか
- 見積もりが無料か
- 安く利用できるか
- 修理実績は豊富か
- 対応は迅速か
自分の予算と料金相場に合わせた上で、できるだけ安い業者を選ぶのがおすすめです。
もし、修理ではなく交換も視野に入れているなら「リショップナビ」を利用してみましょう。エアコン交換に適した業者を紹介してくれるでしょう。
※サービス内容やキャンペン特典は変更となる場合がございます。最新の情報は公式サイトでご確認ください。