注文住宅ハウスメーカーランキングTOP12!建てて良かったのは?

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注文住宅ハウスメーカーランキングTOP12!建てて良かったのは?

今回は、注文住宅の際に依頼するハウスメーカーについて、おすすめな業者をランキング形式でご紹介します。

選び方のポイントや注文住宅を建てる手順、ありがちな失敗例についてもまとめていきます。

早くおすすめなハウスメーカーや相談窓口を知りたいという人は、以下にTOP5を表でまとめていますので参考にしてみてください。

事業者名 公式サイト 特徴 坪単価の目安
LIFULL HOME’S
住まいの窓口

資金計画からハウスメーカー、工務店選びまでをサポートしてくれる無料相談窓口

積水ハウス
積水ハウス

柱も仕切りもなく大空間なリビングが作れる。依頼者に合った自由設計が可能。

85万円
三井ホーム
三井ホーム

オーダーメイドの他、最高のクオリティにこだわった「三井ホームプレミアム」やすでに厳選された規格から選ぶ「三井ホームセレクト」がある。

90万円
一条工務店
一条工務店

性能とコストパフォーマンスを高いレベルで両立する家づくりを目指している。
住宅設備のほとんどが坪単価に含まれる標準仕様。

75万円
へーベルハウス
へーベルハウス

強靭な鉄の躯体と耐用年数60年以上の基礎、制震装置を装備。
災害時、全国のヘーベルハウスの建物損傷予測を行うことができるシステムがある。

90万円

※坪単価はあくまでも目安です。時期や依頼内容などにより実際には異なる可能性もあります。

この記事の監修者

住宅設備建材プランナー

総合住宅設備建材メーカーLIXILでの24年の営業経験で2000棟以上の現場に携わった経験を持つ。担当してきた工務店・ハウスメーカー・設計事務所・デベロッパーは50社以上、建材商社、代理店、販売店、特約店も100社以上担当。

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注文住宅ハウスメーカーランキングTOP12!

注文住宅ハウスメーカーランキングTOP12!

早速ですが、注文住宅を建てる際に依頼するハウスメーカーランキングをご紹介していきます。

詳しくご紹介していきますので、ぜひハウスメーカー選びの参考にしてみてください。

ランキングの選定基準

紹介するハウスメーカーやサービスを選んだ選定基準について紹介します。

以下の4つのポイントを重視しながら、選定しました。

口コミや評判

口コミがよく、評判の良い事業者を中心に選定しました。

各事業者は、自社事例をよく見せたいがために、良い部分を公式サイトで見せている可能性もあります。

実際のリアルな声を確認したければ、口コミや周りの評判を確認することが大事です。

評判の良い事業者で、後悔しない家づくりを行いましょう。

対応エリア

対応エリアが広い事業者をピックアップして、紹介します。

ハウスメーカーを探すときに、ネットやSNSを確認して選ぶこともあると思いますが、施工エリアが限られている事業者もあります。

今回の記事では、全国的に対応可能な事業者を選定することで、誰でも使える情報を集めました。

対応エリアについては、大手ハウスメーカー以外は全国対応していることが少ないので、事前にしっかり確認しておきましょう。

坪単価に対する質

坪単価に対する質の良さが適切な事業者を、ピックアップしています。

坪単価が高いメーカーと低いメーカーがあり、金額が大事な要素なのはわかります。

しかし、本当に重要なのは金額に対してサービスが充実しているかです。

安くても質が良いメーカーがあり、反対に高くても質が悪いメーカーもある場合があります。

値段だけで決めるわけではなく、サービス内容に見合っているかも確認しましょう。

スタッフの質

スタッフの質、特に営業マンの質が良いといわれている事業者を選定しています。

ハウスメーカー選びで重要な要素となってくるのが、良い営業マンに出会えるかどうかです。

家づくりには設計士やインテリアコーディネーターなど、さまざまな人が関わるようになります。

基本的に橋渡しの役割を担うのが営業マンです。

施主の意見を代弁する立場にあるため、センスが悪い営業マンに当たってしまい、良い家づくりができません。

スタッフの質については、特に重要視してハウスメーカーを選びましょう。

LIFULL HOME’S【住まいの窓口】

LIFULL HOME'S【住まいの窓口】
(画像引用:LIFULL HOME’S 住まいの窓口)

1位は、LIFULL HOME’S 住まいの窓口です。

LIFULL HOME’S 住まいの窓口は、家を建てたい人のための無料相談窓口です。

依頼者の状況に合わせ、資金計画からハウスメーカー、工務店選びまでをサポートしてくれます。

依頼者の理想を叶えてくれる建築会社を紹介してくれます。

LIFULL HOME’S 住まいの窓口来場者に行った調査によると、利用満足度は99.1%となっています。(※)

注文住宅の無料相談は、店舗相談の他に、電話相談やビデオ通話相談も可能となっていて便利です。

土・日・祝日も10:00~19:00まで対応しています。

LIFULL HOME’S 住まいの窓口では、中立な立場のプロが相談にのってくれます。

あらかじめ厳選された200社から、依頼者に合ったハウスメーカーを提案します。

購入予定時期や家のイメージが決まっていないなど、あまり具体的に進んでいない段階でも相談可能です。

LIFULL HOME’S【住まいの窓口】は不動産会社やハウスメーカーから紹介料を支払われることで運営されています。

※集計期間:2020年5月~2023年4月

LIFULL HOME’S 住まいの窓口の会社概要

会社名株式会社LIFULL
所在地東京都千代田区麹町1-4-4
設立年月1997年3月
資本金97億1,600万円

積水ハウス

SEKISUI HOUSE
(画像引用:SEKISUI HOUSE)

2位は、積水ハウスです。

積水ハウスは、家族ごとの夢や希望を叶えて、世界でいちばん幸せな家を作るコンセプトを持っているハウスメーカーです。

柱や仕切りがない大空間なリビングで、1年中快適に過ごせる高い断熱性と、高い耐震性を備えた強い構造を作りあげます。

子どもの成長に合わせて、大空間なリビングの使い方を変えて自由に利用できます。

また、担当設計士が依頼者に合った自由設計をしてくれるので、思いつかなかった理想を超える提案も考えてもらえます。

設計に合わせた建築を叶えるために、部材は1つ1つ工場でオーダーメイドで作られています。

家を建てるのは積水ハウスの創業当初から施工を請け負っている「積水ハウス会」の職人たちです。

直接責任施工体制であり、短工期で高品質な施工を行ってくれます。

公式サイトで建築実例もたくさん紹介されているので、過去の実例からアイデアを探すことも可能です。

一条工務店

一条工務店
(画像引用:一条工務店)

3位は、一条工務店です。

一条工務店は、住宅の性能にこだわるハウスメーカー。ほどほどではなくダントツの住宅性能にこだわっています。

性能とコストパフォーマンスを、高いレベルで両立する家づくりを目指しています。

一条工務店は東海地震の危険性が叫ばれていた1978年に、予測されていた震源地から近い静岡県浜松市で生まれ、耐震性を追求してきました。

耐震性だけでなく、断熱性能・気密性能・耐火性能・耐風圧性能にもこだわっていますが、性能にこだわりすぎて必要以上のスペックにならないよう、暮らしの質を高く維持した上で納得できる価格を満たす住まいを目指しています。

また、住宅性能のみならず、キッチンや収納などの住宅設備のほとんどが始めから家の単価に含まれる「標準仕様」としています。

モデルハウスの仕様を「標準仕様」とすることで、家づくりのイメージがつきやすい環境も整えています。

三井ホーム

三井ホーム
(画像引用:三井ホーム)

4位は、三井ホームです。

三井ホームでは、オーダーメイドを中心としながらライフスタイルやこだわりに合わせて3つのラインナップから選択して家を建てられます。

オーダーメイドの他、最高のクオリティにこだわった「三井ホームプレミアム」、すでに厳選された規格から選ぶ「三井ホームセレクト」があります。

一から考えるのは大変という人や、家づくりを勉強しなくても安心して効率的に家を建てたいという人にもおすすめです。

耐震や断熱、耐久についても先進のテクノロジーを利用しており、三井ホームオリジナルのプレミアム・モノコック構法を採用しています。

建築後も、建物引き渡し後60年に渡り10年ごとに点検を実施(2年、10年、20年、30年点検は無料)するシステムがあります。

定期点検の結果必要な有料メンテナンス工事を実施すると、基礎と構造躯体を最長で60年間保証してくれます。

長期保証が充実しているのも、安心なポイントです。

へーベルハウス

へーベルハウス
(画像引用:HEBEL HAUS)

5位は、へーベルハウスです。

へーベルハウスは「ALL for LONGLIFE」を掲げています。

高耐久なだけでなく、社会や暮らしの変化を受け止めしなやかに応える住宅を目指しています。

人生100年時代を迎えている現代で、住まいとともにいつまでも安心で豊かな暮らしが続くよう、未来も考えて家づくりを行っています。

世界から高い性能を認められ、採用されている軽量気泡コンクリート「ALCコンクリート・へーベル」を採用しています。

強靭な鉄の躯体と耐用年数60年以上の基礎、制震装置を装備しているので地震にも強く安心です。

万が一災害が起こった場合でも、全国のヘーベルハウスの建物損傷予測を行えるシステムを利用し、サポートしてくれます。

スウェーデンハウス

スウェーデンハウス
(画像引用:Sweden House)

6位は、スウェーデンハウスです。

スウェーデンハウスは、スウェーデンのダラーナ地方の住宅から生まれました。

福祉先進国ならではの住宅思想と、北欧の厳しい自然に育まれた優れた性能を取り入れています。

スウェーデンには「親の代で家を建て、子の代でサマーハウス(別荘)を、さらに孫の代ではヨットを。」という言葉があり、世代を超えて家を住み継ぎます。

創業当時から「100年住み継いでいく家」というコンセプトを掲げており、基本構造は変わっていません。

1984年の創業当時の第1号の家に、最新の部材を何の支障もなく使えるようになっています。

スウェーデンハウスでは、50年間無料定期点検システム「ヒュースドクトル50」を利用できます。

また、法律での瑕疵担保責任(10年間)に加え、独自でさらに10年間の延長保証も行っています。

10年目に有償の点検をすることで、必要なメンテナンス工事(有償)を行えばプラス10年保証してもうことができます。

アキュラホーム

アキュラホーム
(画像引用:AQURA HOME)

7位は、アキュラホームです。

アキュラホームは、完全自由設計で高性能なのに適正価格な家づくりを掲げたハウスメーカーです。

依頼者の理想に寄り添い、家族の夢を叶える「完全自由設計」にこだわっています。

また、機能面でも高気密・高断熱性能と省エネ設計により「ずっと快適でおトクな家」を提供しています。

アキュラホームでは家づくりにおける釘1本、ビス1個に至るまでの多くの項目をデータベース化することで高品質とコストダウンを実現しています。

また、年間8000棟を超えるスケールメリットによる大量一括共同仕入れや工場への直接発注、海外からの直接仕入れも行っています。

中間マージンを排除できるので、適正価格を維持できます。

住友林業

(画像引用:住友林業の家)

8位は、住友林業です。

住友林業は、理想を叶える自由設計でオーナーへの高い満足度を実現できるハウスメーカーです。

オーナーへの満足度アンケートでは、住み心地・住まいやすさ98.9%、明るさ・風通しは96.7%となっています。(※)

外観デザインについても97.1%、内観デザインについても98.9%と高い満足度を達成しています。(※)

また、住友林業は木の質感も人気があるハウスメーカーとなっています。

住友林業独自のBF構法を採用していて、耐震性能も安心です。断熱性能や耐久性能、耐火性能にもこだわっています。

アフターサービスについても充実しています。

30年目に保証延長を希望する場合は有料メンテナンス工事を行うことで10年ごとに最大60年目まで延長保証を受けられます。

※2018年1月から2021年12月に実施したアンケート

ダイワハウス

大和ハウス工業株式会社
(画像引用:大和ハウス工業株式会社)

9位は、ダイワハウスです。

人生を豊かにする自由設計、地震や台風・火災などへの強さ、アフターサービスやライフステージに寄り添うサポートにこだわったハウスメーカーです。

自社での一貫した施工体制で、工期の短縮や品質の安定も実現しています。

また今後の人生の変化に合わせて、長く住むだけでなく家を貸し出す場合や売却する場合など、ライフステージにあった提案もしてくれます。

さらに、アフターサービスも充実しています。

30年間の無料点検や、構造耐力上主要な部分や雨水の侵入を防止する部分に関しては初期保証が30年となっています。

初期保証30年以降も、有料のメンテナンス工事を実施すれば15年間ずつ保証を延長し60年まで保証期間を延長できます。

都度要望があれば、耐久性能調査(有料)を行いメンテナンス工事の項目と保証年限を提示してもらうことで保証が延長できます。

セキスイハイム

セキスイハイム
(画像引用:SEKISUI HEIM)

10位は、セキスイハイムです。

セキスイハイムは、積水化学グループの住宅ブランドであり、一歩先にある未来の住まいづくりを掲げているハウスメーカーです。

住宅をユニット単位に分割する独自の「ユニット工法」を採用しています。

柱と梁を溶接して一体化したユニットを積み重ねた、高層ビルなどに用いられる建築技術を応用した「ボックスラーメン構造」となっています。

エネルギー自給自足型の暮らしを目指し、電力発電ができる「おひさまハイム」も建築可能です。

また、セキスイハイムでは工程の大部分を屋根のある工場の中で行えるので、現場ではわずか1日で完了することもあります。(※)

建築中に雨風にさらされることなく、棟上げ日に屋根だけでなく窓や玄関ドアも取り付けられた状態となります。

※状況によっては一日で終わらない可能性もあります

パナソニック ホームズ

パナソニック ホームズ
(画像引用:Panasonic Homes)

11位は、パナソニック ホームズです。

パナソニック ホームズは、地震建て替え保証を行っているハウスメーカーです。

万が一地震で建て替えが必要になった場合でも、補修や建て替えを最長35年間保証してもらえます。(※)

通常の地震保険では、補償は建物価格の半額までしか補償してもらえないのがほとんどです。

パナソニック ホームズは、超高層ビルと同じ制震技術を採用しており、ゆがみも防ぐ強さがあるので、充実した補償が可能になっています。

保険のような掛金は不要となっており、地震保険の保険金も受けられるので安心です。

※諸条件あるので、詳細は公式サイトでご確認ください。

ミサワホーム

ミサワホーム
(画像引用:MISAWA)

12位は、ミサワホームです。

ミサワホームは、サステナブルな暮らしを楽しめる新しい住宅デザインやカーボンニュートラルの実現に貢献、制震にこだわったハウスメーカーです。

ミサワホームでは「蔵のある家」で、一般的には10%程度必要といわれる収納面積率を30%以上とすることも可能になっています。

リビングは約3mの高天井リビングが標準になっていて、在宅ワークスペースや防災・減災デザイン「MISAWA-LCP」にもこだわっています。

その他、ZEH対応の高断熱設計や、3つのゾーンに分けて院内感染を防止する医療施設の設計手法を応用することでウイルス対策も可能です。

坪単価で選ぶ注文住宅ハウスメーカーランキングは?

坪単価で選ぶ注文住宅ハウスメーカーランキングは?

続いては、坪単価で選ぶ注文住宅ハウスメーカーランキングということで、坪単価が低い順に人気なハウスメーカーをご紹介します。

坪単価とは、1坪あたりにかかる費用のことです。

本体工事費÷延床面積で算出されます。(※1)

注文住宅を建てる際に、かかる費用の目安になります。

今回おすすめしている事業者の中で、坪単価によるハウスメーカーのランキングは、以下のとおりです。

ハウスメーカー平均坪単価(目安)
1位アキュラホーム40~60万円
2位一条工務店75万円
3位セキスイハイム80万円
4位ダイワハウス80万円
5位ミサワホーム80万円
6位積水ハウス85万円
7位住友林業85万円
8位へーベルハウス85万円
9位三井ホーム90万円
10位スウェーデンハウス90万円
11位パナソニック ホームズ90万円
(※2)

注文住宅を建てる上で坪単価は予算面でとても重要なポイントとなります。

一方で、設備や耐震性、工法に制限が出ることもあるので、予算だけでなく総合的に考えてハウスメーカーを選択する必要があります。

※1 一般的な算出方法であり、業者によっては別の費用も含める場合があります

※2 あくまでも参考値です。契約内容によっては変わる可能性があります

注文住宅でのハウスメーカーの選び方

注文住宅でのハウスメーカーの選び方

続いては、注文住宅でハウスメーカーを選ぶ際のポイントについてご紹介していきます。

予算は合っているか

1つ目のポイントは、予算と合っているかということです。

まず最初に、注文住宅の予算はいくらくらいかを決めましょう。

住宅ローンで借りる金額と、自己資金をいくら出すかによって総資金計画は決まってきます。

住宅ローンの返済額は、一般的に年収負担率の25%以内といわれます。

子どもの教育費や自家用車の費用など、今後の人生で必要になる様々な支出も考慮しながらローン返済額を算出しましょう。

無理なく返済できる金額となるよう、自己資金含めて予算設定をすることが大切です。

土地も購入する場合は土地代と工事代金についても、予算に入れる必要があります。

予算が決定したら、各ハウスメーカーの平均的な坪単価を考慮しながら、注文住宅を建てるハウスメーカーを検討してみましょう。

坪単価だけでなく、ハウスメーカーによって基本的な仕様が異なっているのも注意すべきポイントです。

理想の住宅は何かを考えながら、各メーカーの基本仕様やオプションを確認し、予算に合いそうか検討していきましょう。

住宅構造で選ぶ

2つ目のポイントは、住宅の構造について把握することです。

ハウスメーカーによって独自の工法となっている場合もあれば、複数の中から選択できる場合もあります。

住宅の構造には、以下のような種類があります。

  • 木造
  • 鉄筋コンクリート
  • 軽量鉄骨
  • 重量鉄骨

一般的には木造の住宅が多くなっており、費用も安くなっています。

断熱性に優れていて、増改築もしやすいです。

しかし、鉄筋コンクリートや重量鉄骨と比べると法定耐用年数は短く22年となっています。

鉄筋コンクリートの場合は、腐食しにくく熱に強くなっていて耐久性があります。遮音性もあり、法定耐用年数は47年と長いです。

しかし、費用が高くなる点には注意が必要です。

軽量鉄骨の場合は、耐震性に優れています。重量鉄骨よりは費用は安くなりますが、設計の自由度は低くなります。法定耐用年数は19年となっています。

重量鉄骨の場合は、より耐震性に優れており、柱が太く頑丈なため大きな空間や大きな窓を作ることができ、設計の自由度も高いです。法定耐用年数は34年となっています。しかし、費用的には高くなります。

予算は大事ではありますが、住宅構造は住宅の質を左右する部分でもあるのでしっかりと検討するようにしましょう。

※参考:法定耐用年数について「国税庁」p.2

住宅の機能やデザインはどうするか

3つ目のポイントは、住宅の機能やデザインをどうするかということです。

ハウスメーカーによって、住宅の機能やデザインは変わってきます。

耐震性や耐久性、断熱性なども考慮し、ハウスメーカーごとの特徴を比較してみましょう。

また、実現したいデザインを考え、デザインを可能にする工法や住宅構造からハウスメーカーを絞っていきましょう。

例えば、大きな空間のリビングを作りたい場合や大きな窓を作りたいような場合には、重量鉄骨造を選択した方が良いかもしれません。

実現のためには予算が必要になりそうです。

注文住宅では、優先したいポイントをあらかじめ検討しておく必要があります。

予算を上げれば自由度は高くなりますが、なんでも取り入れようと思うと予算にも限界があります。

ある程度取捨選択をしてこだわるポイントを絞るようにして、理想のマイホーム像を具体化していくのがおすすめです。

営業担当者はどうか

4つ目のポイントは、営業担当者はどうかということです。

注文住宅を建てる際には、担当者にこちらの要望を伝えやすいか、そして良い住宅を建てられるよう尽力してくれそうかというのは重要なポイントです。

営業担当者が誠実で話しやすい人か、質問などにも丁寧に対応してくれるかも確かめておきましょう。

しっかりと注文住宅を建てる上で必要な知識を持ち合わせているか、施主の要望を把握してくれるかも重要です。

もし担当者があまり合わないと感じた場合には、店舗に担当者の変更を依頼してみるのもおすすめです。

アフターサービスはどうか

5つ目は、アフターサービスが充実しているかということです。

ハウスメーカーによって、対応しているアフターサービスは異なっています。

先にご紹介したとおり、建物の保証期間が長いハウスメーカーや、無料点検を行ってくれるメーカーなど様々です。

地震建て替え保証があるなど、独自の保証を行っているハウスメーカーもあります。

万が一のことを考えると、アフターサービスが充実しているハウスメーカーの方が安心して長く住む住宅を建てられます。

必要な補償が何かを考えて、アフターサービスからハウスメーカーを選ぶというのもおすすめです。

注文住宅でハウスメーカーを選び注文する手順

注文住宅でハウスメーカーを選び注文する手順

続いては、注文住宅でハウスメーカーを選び注文する手順についてご紹介していきます。

実際にどのような手順で注文住宅を注文することになるのか、解説します。

予算や間取りを考える

まず最初にやることは、注文住宅の予算や間取りを考えることです。

先にご紹介したようにある程度の予算を立てられたら、間取りを考えましょう。

将来的な家族構成の変化も考慮して、家の大きさについても検討しておきましょう。

二世帯住宅の場合には、共有する間取りと共有しない間取りを考える必要もあります。

より細かい間取りについては、ハウスメーカーの営業担当者と検討していくことになります。

初期段階では、ある程度の間取りの要望を考えておけば十分です。

気になるメーカーから資料を取り寄せる

次に、気になるハウスメーカーから資料を取り寄せましょう。

7~8社程度と多めにハウスメーカーを絞り、資料を見比べてみるのがおすすめです。

比較検討することで、価格帯や工法・構造、設備やデザインなど、自分が叶えたい注文住宅のイメージもよりはっきりします。

住宅展示場を見に行く

次に、資料を取り寄せた中で3~5社程度を絞り、実際に住宅展示場を見に行ってみましょう。

実際に見てみることで、より具体的にハウスメーカーを比較検討できます。

注意すべきなのは、展示場のモデルハウスはオプションが多く付いていてハウスメーカーの中でも良い作りになっているものが多いことです。

標準仕様の内容とオプションの内容を確認した上で、予算を含めて比較検討を進めましょう。

見積もりを依頼する

住宅展示場でイメージを固められたら、ハウスメーカーを3社程度まで絞って同じような条件で見積もりを依頼しましょう。

見積もりができたら、内容を十分に比較検討し、依頼するハウスメーカーを決定しましょう。

ある程度条件を揃えていても、予算だけでなく細かいデザインやアフターフォローなども考えながらハウスメーカーを選びましょう。

ハウスメーカーと土地を選ぶ

ハウスメーカーを選べたら、土地も決定しましょう。

ハウスメーカーによっては土地探しのお手伝いもしてくれる場合がありますので相談してみましょう。

住宅ローンを仮審査する

次に、住宅ローンの仮審査をします。

金融機関ごとに金利が違うので、比較検討した上で仮審査を依頼しましょう。

ハウスメーカーと提携している金融機関であれば、特別金利を利用できる場合があります。

無理のない返済プランかどうか確認の上、仮審査を受けるようにしましょう。

審査に通らなければ、住宅を建てられなくなってしまいます。

無事に仮審査に通った後、ハウスメーカーと仮契約をすることになります。

注文住宅についてより詳細に打ち合わせをしたり、見積もりの修正がある場合は修正を行ったりします。

契約後、着工する

間取りや見積もりが全て確定したら、工事請負契約を結びます。

契約を結んだ後、住宅を建てる土地の自治体で建築確認申請を行います。

無事申請が認められたら、確認済証が交付され、住宅ローンの本審査を受けることになります。(※)

住宅ローンの本審査が通ったら、着工します。

着工後は、現場を複数回見ておく方がおすすめです。

打ち合わせの内容と異なる工事が行われたり、近隣に迷惑がかかっていたりしないかどうか確かめておくと安心です。

営業担当者が、着工後もしっかり監督してくれるようなハウスメーカーもあります。

サポートが充実しているハウスメーカーの方が、施工にあたって認識のズレが起きにくいので安心です。

※本審査を受けるタイミングは銀行により変わります。

竣工検査、引き渡し

無事注文住宅が完成したら、竣工検査に立ち会いをして、関係者と施工状態を確認します。

説明をしてもらいながら確認することになるので、設備に不具合がないか、コンセントの位置などを一緒に確認しましょう。

何か問題があれば、再工事が行われ、再度仕上がりを確認して引き渡しとなります。

竣工検査が終了した後、登記を行います。

注文住宅でありがちな失敗例

注文住宅でありがちな失敗例

続いては、注文住宅でありがちな失敗例をご紹介していきます。

注文住宅を建てるというのは、人生の中でも最も高い買い物といっても過言ではありません。

満足のいく結果になるように、失敗例を確認の上同じような失敗をしてしまわないようにしましょう。

予算オーバーした

失敗例の1つ目は、予算オーバーです。

注文住宅は、検討している間に叶えたいものが増えてしまい、いろいろなものをグレードアップしたくなることが多いです。

全館空調システムや全館床暖房など、機能にこだわり始めたら予算も高くなってしまいます。

せっかく建てるのであれば良い機能を付けたくなってしまうものです。

しかし、例えば全館空調システムや全館床暖房を利用しようとすると電気代などのランニングコストもかかります。

当初想定していたよりもローン返済額が増えてしまったけど、払えるから問題ないと考えるのは危険です。

住宅ローンは長い期間返済していくものです。計画どおりに生活していけるとも限りません。

当初に決めた予算を大幅にオーバーしてしまうようなことがないよう、注意しましょう。

近隣の環境が悪かった

失敗例の2つ目は、近隣の環境が悪かったというケースです。

せっかく注文住宅を建てたのに、近隣の環境が悪かった場合は自分ではどうしようもなく諦めるしかありません。

治安やアクセスはもちろん、近隣住民についても知っておかなければなりません。

平日や休日、日中や夜間などに分けて住宅の土地周辺を下見するのもおすすめです。

気になる騒音はないか、マナーの悪い住民がいないかなど確かめておきましょう。

収納が少なくなった

失敗例の3つ目は、収納が少なくなってしまったというケースです。

収納を多く確保すると居住スペースが狭くなってしまうので、収納スペースの調整は難しい部分でもあります。

特に今後家族の人数が増える見込みがある場合には、収納スペースが少ないことで住みにくくなってしまう可能性もあります。

子どもが増えると、必要なものも増えます。

適度に収納が確保されているか、また必要な場所に必要なスペースの収納があるかも確認するようにしましょう。

収納が十分に確保されていない場合、居住スペースに収納のための家具を置く必要性が出てきます。

部屋が思ったよりも狭くなってしまい、すっきりしないレイアウトになってしまうことになるので、収納スペースには少し余裕を持ちましょう。

日当たりや風通しが悪かった

失敗例の4つ目は、日当たりや風通しが悪かったというケースです。

いざ注文住宅を建てて住んでみたら、間取りの向きや窓の向きが悪く日当たりや風通しが悪かったということがあります。

間取りや窓の向きは、日当たりや風通しが考慮されたものになっているか確認するようにしましょう。

また、注文住宅を建てた後に周辺に家が建つなどして日当たりや風通しが悪くなってしまうというケースもあります。

周辺の状況も見ながら、周りに家がたっても問題ないような間取りにすることも大切です。

耐震性・耐久性・断熱性が低かった

失敗例の5つ目は、耐震性・耐久性・断熱性が低かったというケースです。

耐震性については重視する人が多いですが、耐久性や断熱性についても将来的なコスト削減に関係するので確認しておきましょう。

耐久性が高ければ、将来的に必要な工事を減らせます。

断熱性が高ければ、空調や床暖房などにかかる光熱費を削減でき、快適に生活できます。

マンションで生活をしている場合に比べると、戸建てではどうしても光熱費は高くなってしまうケースが多いです。

断熱性が高いことは、住んでみると意外と重要なポイントになります。

いきなり住宅展示場に行った

失敗例の6つ目は、いきなり住宅展示場に行ってしまったというケースです。

何も知識がないまま住宅展示場に行き、営業担当者のいうとおりに話を進めて次の予約をし、契約までしてしまったという人もいます。

後で考えてみると、住宅ローン返済額が多すぎたり、他にもこだわりたかったところが見つかったりすることがあります。

先にご紹介した手順のとおり、まずは先に資料を比較検討するなどある程度自分で調べた後で住宅展示場に行くのがおすすめです。

家に対するありがちな不満とは

統計をもとに、家に対するありがちな不満にはどのようなものがあるのかについてもご紹介します。

国土交通省が公表している、令和4年度の住宅経済関連データの中に「住宅の各要素に対する評価(不満率)(全国)」という項目があります。

データによると、不満率が高い上位5つの項目は、以下のようなものです。

  • 高齢者への配慮(段差がないなど)
  • 地震時の安全性
  • 遮音性
  • 台風時の安全性
  • 断熱性

(引用:国土交通省 令和4年度 住宅経済関連データ

地震や台風などの災害に対する強さはもちろん、高齢者になった時の住みやすさや、遮音性・断熱性なども考慮することが重要だといえます。

注文住宅を建てる際のQ&A

注文住宅を建てる際のQ&A

最後に、注文住宅を建てる際にありがちなQ&Aをご紹介します。

ハウスメーカーの大手と中堅の違いは?

1つ目は、ハウスメーカーの大手と中堅に違いはあるのか?ということです。

中堅は大手と比較して、住宅だけを見るとコスパが良い傾向にあります。

大手の方が広告や人件費などにコストがかかっているので、中堅よりも住宅の価格は高くなってしまう場合が多いです。

また、中堅の方が土地が狭かったり、かわった形の場合でも費用が抑えられたり、機能や工法が独特な家を建てられたりする場合があります。

一方で、大手ではアフターサービスが充実しているというメリットがあります。

長く住み続ける家なので、アフターサービスが充実していて経営基盤も安定している大手の方がより安心といえます。

一概に、大手と中堅のどちらが良いかは判断できない部分もあります。

先にご紹介したポイントを参考に、大手も中堅もどちらも比較検討するのがおすすめです。

住み始めるまでどのくらいの時間がかかる?

2つ目は、注文住宅を建てようと動き始めてから住み始めるまでにどのくらいの時間がかかるものなのか?ということです。

希望の土地が見つからない場合や、なかなか注文住宅の詳細が決定しない場合で時間がかかってしまう場合もあります。

一般的には、早くて8ヶ月程度から、長くなると16ヶ月程度かかる場合が多いです。

ハウスメーカーをすぐに決められたり、すでに土地を持っていたりする場合では、早めに住み始められる可能性が高いです。

希望する土地にこだわりがある場合には、数年単位で時間がかかってしまうケースもあります。

いつまでに注文住宅を建てたいという希望がある場合には、建物引き渡しまでのスケジュールをしっかりと確認しておきましょう。

土地探しはどうすればいい?

3つ目は、土地探しはどのようにすればいいのか?ということです。

ハウスメーカーの中には、土地探しに協力してくれるところがあります。

自分で土地探しをする場合と異なるのは、ハウスメーカーに依頼すると未公開の土地を紹介してもらえることがあるということです。

手数料がかかる場合もありますが、注文住宅を依頼することで手数料を割り引いてくれたり、注文住宅との予算を調整してくれたりします。

また、土地についてもローンを組む場合、ローンが組みやすくなることもあります。

ハウスメーカーに依頼する他、不動産会社で土地探しをする方法もあります。

注文住宅を建てたいエリアがある程度決まっている場合には、実際に散歩して探せます。

注文住宅を費用を抑えて建てるには?

4つ目は、注文住宅を費用を抑えて建てる方法はあるのか?ということです。

注文住宅を建てたいけどあまり予算がないという場合には、ローコストで建てられるハウスメーカーを選ぶようにしましょう。

コスパ良く自分好みの注文住宅を建てられる可能性が高いです。

その他、フルオーダーの注文住宅を建てるのではなく、セミオーダーで建てるという方法もあります。

セミオーダーとは、選択肢が決まっているものの中から選べるものを選んで建てる方法のことです。

全ては選べませんが、ある程度決まっている中から選ぶので、時間をかけずにオーダーできるメリットもあります。

また、あらかじめ問題がないよう考えられている選択肢の中から選ぶことになるので、失敗が少なくなるという安心感もあります。

全てを自分で考えなくても、選びたいところだけ選んで建てたいという人にもおすすめの方法です。

注文住宅を建てるなら慎重に検討しよう

注文住宅を建てるなら慎重に検討しよう

今回は、注文住宅を建てるのにおすすめなハウスメーカーをランキングでご紹介し、ハウスメーカーの選び方のポイントなどについてもまとめました。

ハウスメーカーはたくさんあり、各メーカーごとに特徴があります。

ぜひ今回紹介した記事を参考に、気になるハウスメーカーを探してみてください。

また、ハウスメーカーを選ぶ際にはある程度住宅の理想像を決めて、アイデアをまとめておく必要もあります。

ある程度の知識も必要ですし、比較検討をするには時間もかかります。

ポイントを抑えた上で効率良く検討を進めていけると良いですね。

注文住宅を建てるというのは、人生の中でとても大きなイベントになります。

建ててしまってから後悔することがないよう、失敗例も考慮しながら計画を進めるようにしましょう。

※サービス内容や価格などは変更となる場合がございます。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

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