夏のボーナスが支給されるのはいつ? みんなの使い道は?

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夏が近づいてくると、話題になるのがボーナスのこと。今年はいつ支給されるのか、どのくらいの額が支給されるのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。

そもそもボーナスとは、定期給与とは別に雇用主が従業員に支払うお金で、会社員か公務員かで支給日が異なり、勤続年数や成績など個人によって金額も変わります。夏のボーナスの支給日や平均額、またどんな使い道があるかについてまとめてみました。

夏のボーナス、支給されるのはいつ?

ボーナスは1年間のうち夏と冬の2回支給されるのが一般的ですが、支給日は一定ではありません。また、公務員と一般企業の社員でも支給日が異なることがほとんど。では、目安となる日付はあるのでしょうか?

まず公務員の場合、ボーナスは「期末手当」と「勤勉手当」で構成され、支給日もあらかじめ決められています。たとえば国家公務員のボーナス支給日は、年度にかかわらず夏が6月30日、冬は12月10日。地方公務員であってもこれに準じた支給日が自治体ごとに定められており、同じかまたは近い日程で支給されます。

一方、一般企業の社員のボーナス支給は公務員よりやや遅れて7月初旬ごろ。具体的には、7月10日ごろ、週末前の金曜日に合わせて支給されるケースが多いようです。

夏のボーナスの平均支給額は?

ボーナスの支給額は公務員、一般企業の社員ともに一定ではなく、毎年変動します

業績の良し悪しがボーナスに直結する一般企業は変動幅が大きく、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るった2020年は、民間企業の夏のボーナス額が平均で前年比2.04%減の30万4,828円となりました(厚生労働省調べ)。コロナ禍が続く2021年もこの流れは続く模様で、さらなる金額の減少が見込まれています。

一方、支給額が毎年変動するものの、公務員のボーナスは社会情勢の影響を受けにくく、あらかじめ法律や条例で「月給の○ヶ月分」と定められています。2020年の場合は、管理職を除く一般行政職(平均年齢35歳)の平均支給額は約68万100円。地方公務員(平均年齢43.1歳)は79万6313円でした。しかし、一般企業の社員と同じく、支給額は年齢や役職で差が出るほか、自治体によっても変わります。

ボーナスの使い道ランキング

支給されたボーナスは、どのような使われ方をされているのでしょうか。収益用都市型マンションの総合デベロッパーのプロパティエージェント株式会社が、ボーナスのある民間企業に従事する既婚男女(子どもの有無別)を対象に行った調査では、このような結果が出ています。

子どもあり

  1. 貯蓄
  2. 生活費にあてる
  3. ローンの支払い
  4. 旅行、レジャー
  5. 商品、サービス購入

子どもなし

  1. 貯蓄
  2. 商品、サービス購入
  3. 旅行、レジャー
  4. 生活費にあてる
  5. 特に決めていない

両者とも最も多かったのが貯蓄に回すという意見。ですが、2位以降は子どものいる家庭、いない家庭で使い道に差があることがわかりました。たとえば、子どものいる家庭では生活費の補填やローンの支払いが優先するのに対し、子どものいない家庭では、ショッピングや旅行など消費に回す傾向があるよう。また、子どものいる家庭では6位に「教育、養育費」もランクインし、家族に多くお金を使っていることが明らかになっています。しかし、いずれの場合も貯蓄が5割を超えていることから、ボーナスの「使い道」とはいっても、実際にはほとんど使っていないのが現状といえるでしょう。

夏のボーナスの使い道

ここからはおすすめのボーナスの使い道について紹介します。今夏のボーナスをどう使うか悩んでいる方は参考にしてみてくださいね!

貯金、投資

なかなか毎月のお給料が上がらない今、ボーナスは貯蓄を一気に増やすチャンス! しかし、せっかくまとまったお金が入ったのに、ただなんとなく貯めるのは少し虚しいもの。

それなら、事前に「使う金額」と「貯める金額」を、大まかにでも決めてしまいましょう。割合を決めるのが難しければ、「支給額のうち◯万円は貯める」など、貯蓄に回す額を優先し、残りを好きなものに使うなどメリハリをつけるのもおすすめ。

もし全てを貯蓄に回したい場合は、マイカーやマイホーム、旅行など具体的な目的を思い描いて貯めるのも、上手なお金の貯め方です。

また、ボーナスをもらったタイミングは、投資を始めるのにも良い機会。昨今、小額からでも始められるものやリスクの少ない投資プランも用意されているため、初心者でも安心して始められます。

自分へのご褒美

ボーナスは、一定期間、仕事をがんばった自分に対して、勤め先が支払ってくれる、いわばプレゼントのようなものとも考えられます。普段はなかなか手が届かないものを購入したり、前から気になっていたことなどに挑戦したりするのも良いでしょう。

ショッピングなら、高級腕時計やバッグ、ジュエリーなど、長く使える上、持っているだけで印象をワンランクアップさせてくれるようなものを購入するのもおすすめ。普段のコーディネートも華やぎ、仕事に対しての熱意も一層上がるかもしれません。

また、仕事のスキルアップや興味のある分野の資格取得などを目指して、セミナーやスクールに通い始めるのも良いでしょう。新たに得た知識や技術を仕事に還元できれば、さらなるボーナスアップも見込めて一石二鳥! 

自分磨きならエステでリフレッシュするのも心身ともに良い結果が得られそう。自分自身の成長やモチベーションアップにつながることにお金を使うと満足度も高くなるでしょう。

家族のために使う

貯金や自己投資だけでなく、家族のために……というのも、ボーナスの立派な使い道のひとつ。パートナーや子どもの欲しいものをプレゼントしたり、一緒に食事や旅行に出かけたりするのはもちろん、自由に使えるお小遣いをあげるのも喜ばれます。

また、普段はできない親孝行も、ボーナスをもらったタイミングなら良い口実になるのではないでしょうか。特に仕事が忙しいと、両親とゆっくり過ごす機会もなかなか持てないもの。水入らずで過ごす時間は、両親にとっても自分にとっても良い記念になるはずです。

おうち時間を快適に!

「ボーナスが出たら家電や家具を買おう!」と決めている方も多いことでしょう。コロナ禍でおうち時間が増えたこともあり、自宅の中をより快適に過ごしやすくするため、家具家電の売り上げが伸びています。

厚生労働省の調べによると、空気清浄機は前年比145%、加湿器で前年比133%の販売実績となったそう(2020年1月〜11月までの累計)。また、他に顕著な伸びがあったのが調理家電ホットプレートは前年比139.5%、トースターは前年比119.6%の売上を記録しました。外食の自粛などで、自宅で食事をとる人が増えた背景も影響しているのかもしれません。

しかし、そんな「巣ごもり」も1年以上も続いていると、ストレスを感じるようになってくるタイミング。最初は新鮮だった料理や掃除などの家事もだんだんと億劫になってきませんか? 

そんな時はボーナスを使って家事代行やハウスクリーニングをお願いしてみてはいかがでしょうか。ハウスクリーニングなら普段はできないエアコンの掃除や壁、床の徹底クリーニングまでおまかせできて楽チン! 家事代行では、調理サービスを請け負っている会社もあります。

自宅用だけでなく、両親や親族に向けたギフトとしても人気が高まっているそう。家事のストレスからも解放されれば、おうち時間が一層快適になること間違いなしです。

まとめ

使い道でひとつ注意したいのが、無計画に浪費してしまうこと。お金があると、自宅で食事をとれる日なのになんとなく外食したり、買わなくて良いものを買ったりと無駄使いしがちですが、ちょっとした出費も積もり積もれば大きな金額になってしまいます。

「気づいたら使い切っていた」なんてことにならないためにも、事前に計画を立てるのが大事。せっかくのボーナス、貯めるも使うも賢く有意義にしたいものですね。

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