家事分担表を活用している家庭が17%。共働き世帯の夫婦の家事分担の実態を調査

FacebookTwitterLine

家事の悩みとしてよく話題にあがる「家事分担問題」。そこでカジドレでは、実際にどのように家事を分担しているのか、インターネット上にて「共働き世帯が調理、洗濯、掃除をどのように分担しているのか」、「家事をどのように分担しているのか」という内容でアンケート調査を実施してみました。(協力:株式会社エフェクチュアル)

調理では「献立を考える」と「調理」を主に妻が担当している世帯がそれぞれ91.6%、78.5%でした。一方、「食材を買いに行く」と「洗い物をする」は、主に夫が担当している世帯がそれぞれ62.6%、47.7%という結果でした。洗濯では「洗濯機を回す」「洗濯物を干す」「取り込んでたたむ」を、主に妻が担当している世帯がそれぞれ73.4%、64.7%、54.3%と高い割合を占めていました。掃除に関しては「ゴミ出し」「お風呂」「トイレ掃除」「掃除機をかける」で主に夫が担当している世帯がそれぞれ77.6%、71.0%、57.9%と高い割合を示していました。家事の割り振り方では「お互いのスケジュールで可能な家事を担当する」が42.1%と最も多くの回答を集めました。

共働き世帯で家事の分担に悩んでいる方は是非参考にしてみてください。

共働き世帯の家事ごとの主な担当の調査

調理

調理に関する共働き世帯の分担の結果が図.1です。献立を考えると調理が妻がそれぞれ91.6%、78.5%でした。「調理は妻である私の方が得意なので毎日献立を考えて調理をしています。」(回答者:30代女性)。共働き世帯であっても女性の方が調理が得意な場合が多く、結果的に献立の考案と調理を担当しているのではないかと推測されます。

一方食材を買いに行くと洗い物をするは夫がそれぞれ62.6%、47.7%と先ほどの2つと比べて割合が高くなっていました。「奥さんが献立を考えてくれるので、必要な食材を僕が週末にまとめて買いに行くことが多いです。また奥さんに調理してもらっているので、洗い物くらいは僕がしないといけないなと思っています。」(回答者:20代男性)。妻が献立を考え、夫が必要な食材を買いに行くといったケースが多く、食後の洗い物も夫が担当することも少なくはないと考えられます。

図.1 共働き世帯の調理の分担

洗濯

洗濯に関する共働き世帯の分担の結果が図.2です。洗濯機を回す、洗濯物を干す、取り込んでたたむで妻が73.4%、64.7%、54.3%という結果でした。「お互い仕事がありますが、自分の下着を見られたくないので洗濯は私が担当しています。」(回答者:30代女性)。「妻も朝から仕事がありますが、なんとなく洗濯は任せてしまっています。僕は帰宅後に乾いた洗濯物を取り込んでたたんでいます。」(回答者:20代男性)。「洗濯機を回して干すところまでは私がやって、取り込んでたたむところは旦那に任せています。」(回答者:30代女性)。

共働き世帯であっても、洗濯機を回したり、洗濯物を干すことは妻が担当することが比較的多く、乾いた洗濯物を取り込んでたたむことは夫が協力することもあると推測できます。

図.2 共働き世帯の洗濯の分担

掃除

掃除に関する共働き世帯の分担の結果が図.3です。ゴミ出し、お風呂・トイレ掃除、掃除機をかけるで夫がそれぞれ77.6%、71.0%、57.9%と、これまでの調理、洗濯とは打って変わって夫の割合が高い結果となっていました。「ゴミ出しなど簡単な家事は夫に任せています。」(回答者:30代女性)。「お風呂掃除やトイレ掃除はあまり時間のかからない力仕事なので、週末旦那に頼んでいます。」(回答者:20代女性)。「料理や洗濯は奥さんに任せっきりなので、掃除くらいは僕がしようかなと思っています。」(回答者:30代男性)。他の家事と比べ、簡単であまり時間もかからないということで夫が担当することが多いのではないかと考えられます。

図.3 共働き世帯の掃除の分担

家事の割り振り方

続いて共働き世帯の家事の割り振り方の結果をみていきます。図.4が調査結果です。

最も多かったのがお互いのスケジュールで可能な家事を担当するという回答で42.1%でした。「僕が朝が早い代わりに早めに退勤できるので、洗濯物は奥さんに干してもらって、帰宅後僕が取り込んでいます。」(回答者:20代男性)。「旦那は帰りが遅いので、料理は私が作って、洗い物は旦那にやってもらっています。」(回答者:30代女性)。これらのコメントからお互いが可能な時間帯での家事を行い、補完し合っているケースが多いのではないかと考えられます。

またお互いが可能な家事を担当するという回答も31.8%と多くの回答を集めました。「僕は調理が全然できないので奥さんに任せています。その代わりに力仕事の掃除は僕が担当しています。」(回答者:30代男性)。

お互いができることできないことを考えて家事を分担している共働き世帯も多いことが推測されます。さらに家事分担表を作って家事が偏りすぎていないか確認するといった回答もありました。「二人で家事分担表を作ったときに、私の負担がとても多いことに気付きました。そこで夫にこの表を見せて家事をもっと上手く分担できないか話し合いました。」(回答者:30代女性)。家事の分担を可視化することで、明らかな偏りがある場合にはどこを譲歩できるか相談しやすくなると考えられます。

図.4 共働き世帯の家事の割り振り方

まとめ

今回の「共働き世帯において調理、洗濯、掃除をどのように分担しているのか」の調査結果では調理と洗濯は妻が担当することが多く、掃除は夫が担当することが多いことが明らかになりました。また「家事をどのように分担しているのか」の調査結果からお互いが可能なスケジュールで家事を担当するようにしていることが最も多いことが判明しました。

共働き世帯で家事の分担に悩んでいる方は是非参考にしてみてください。家事代行比較サイトカジドレは、家事代行活用により利用者の皆様がより便利に生活できるようサービスの充実に努めてまいります。



【調査実施期間】
2021年10月14日~10月16日
【調査対象者】
全国の共働き世帯
【調査方法】
インターネット調査
(株式会社エフェクチュアル調べ)
【有効回答数】
107人

※本記事の調査結果をご利用頂く際は、以下を必ず明記してください。
 出典:家事代行比較サイト『カジドレ』

FacebookTwitterLine