保冷剤を再利用して芳香剤からカイロにも!捨てる前に試してみよう!

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保冷剤を再利用して芳香剤からカイロにも!捨てる前に試してみよう!

冷凍食品やケーキなどを買った時に付いてくる保冷剤は、いつの間にか冷凍庫の中にたくさん溜まってしまっているという人は多いのではないでしょうか。そして、その保冷剤をそのまま捨ててしまうという人も多いでしょう。

しかし、保冷剤を捨ててしまうのは勿体ないです。保冷剤を再利用して使える方法はたくさんあります。便利アイテムになったり知育おもちゃになったりと、様々な形に再利用することができるのです。

保冷剤の使い道についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

保冷剤の中身は?再利用もできる便利アイテム!

保冷剤はソフトタイプとハードタイプと2種類に分かれています。ケーキ屋さんでケーキと一緒に入っている保冷剤はソフトタイプが多く使用されています。軽くて小さいことからも、様々な場面で活用されているタイプです。

そして、プラスチックなど硬い形状に入っているのがハードタイプとなっています。ソフトタイプに比べ保冷時間も長くなっており、耐久性にも優れています。重いという点があるため、持ち運びには向いていませんが、アウトドアなどの食材を冷やす時には最適です。

保冷剤の中身は98%が水分でできていますが、高吸収性ポリマーを使用しており、水をジェル状に変えているため、長い時間冷たい状態をキープできているのです。

保冷剤を再利用!便利な使い道を紹介!

保冷剤は主に冷やす目的として使われています。冷やすためとしての再利用方法もありますが、意外にも美容などの使い道もあります。さらには、保冷剤を寄付することもできるのです。

保冷剤の再利用方法として便利な使い道についてご紹介していきます。

氷代わりやプチ冷蔵庫代わり

保冷剤の本来の使い方でもある「冷やす」という使い道のアレンジ方法です。夏場などは食材が傷みやすいため、お弁当などを持っていく時やアウトドアなど、保冷剤をいれておくだけで、食材を腐らせずに美味しい状態をキープすることができます。

他にも、作り置きの料理を冷蔵庫に入れる前に粗熱を取りたいときにもオススメです。洗って何度も使用できるため、氷を無駄に使うということもなくなります。

熱中症予防

夏場の暑い時期には熱中症対策としても役立ちます。保冷剤をタオルに巻いて首にかけるだけで、体を冷やすことができるため、アウトドアや外でのスポーツ観戦などにもオススメです。

また、ベビーカーの隙間などに保冷剤を入れると、体温が高い赤ちゃんも快適にベビーカーで過ごすことができます。暑い夏のお出掛けに便利なアイテムとなっています。

扇風機に貼ると簡易クーラー

夏場に活躍する扇風機に貼るという再利用方法もあります。扇風機の前面部分に保冷剤を貼るだけで、簡易クーラーとして使用することができるのです。

扇風機の風が保冷剤によってひんやりと冷たくなり、とても心地よい風が部屋中に漂います。クーラーの風が苦手という人にもオススメの使い道となっています。

毛穴の引き締めに

冷たい保冷剤は毛穴を引き締める美容アイテムとしても使えます。開いた毛穴は、冷やすことで簡単に毛穴を引き締めることができるのです。保冷剤をそのまま肌に当てるのは冷やし過ぎてしまうため、必ずタオルやガーゼで包みましょう。

さらに、長時間肌に当てると、赤くなったり肌を痛める恐れもあるため、数秒程度が良いでしょう。洗顔直後などに使用することで、化粧水の入りもよくなるのでオススメとなっています。

ホットアイマスク

保冷剤は冷やすだけではなく、温めて使用することもできるのです。41℃くらいのお湯に2~3分程度保冷剤を入れて温めます。そして、温めた保冷剤をタオルで巻いて目に乗せると、じんわりと温かいホットアイマスクとして使用できます。

目元周りの血行を良くすることで、眼精疲労にも効果的です。ただし、保冷剤を温めすぎてしまうと、火傷の恐れもありますので、人肌よりほんのり温かい程度を目安としましょう。

電子レンジで温めると、保冷剤が破裂してしまう危険もあるので、お湯で温める方法をオススメします。

カイロ代わり

先ほどと同様に、保冷剤を41℃くらいのお湯に入れて温めます。それをポケットの中に入れるだけで、ほんのりと温かさを感じることができます。保温時間はだいたい20~30分くらいなっています。

冬の寒い時期に窓を開けて掃除をする時や、幼稚園へのお迎えなどの少しの時間での活用に便利となっています。

寄付する

保冷剤は寄付することができるのです。海外支援としても活用されており、海外の暑い地域や発展途上国で活躍しています。食材や体を冷やすだけではなく、医療現場などで薬剤を保管するのにも使われています。

不要となった保冷剤がたくさんある場合は、寄付をするという使い道もあるので、ぜひ参考にしてみて下さい。

保冷剤の中身でアイデアグッズ!

保冷剤の中身は高吸水性ポリマーでできており、ジェル状となっています。この中身を再利用して、新たなアイデアグッズに変身させることができるのです。この中身のジェルは98%が水分でできているため、触っても危険性はありません。

保冷剤の中身を再利用して作る際には、解凍した状態で使っていきましょう。

消臭剤

保冷剤の中身に使われている高吸水性ポリマーはオムツにも使われています。そのため、保冷剤の中身には消臭効果もあるため、保冷剤の中身で消臭剤が作れるのです。

お好みの容器に保冷剤の中身を出して、靴箱やトイレに置いておくだけでいいのです。容器の中にビーズやビー玉を入れて、可愛くデコレーションするのもオススメです。

芳香剤

空き瓶などの容器に保冷剤の中身を移し、そこに自分の好きなアロマオイルを2~3滴垂らすだけで、手作りの芳香剤が完成します。簡単にできるため、子供と一緒に作ることもできます。

保冷剤に絵の具などで色を付けるとよりオシャレになり、インテリアとしても活用できます。捨てるはずだった保冷剤が、素敵な芳香剤として生まれ変わるのです。

虫除け効果

保冷剤の中身で芳香剤を作るのを紹介しましたが、垂らすアロマオイルの種類を変えるだけで、虫除けにもなります。虫が苦手とする、レモングラス・レモンユーカリ・シロトネラなどの柑橘系の香りをつけることで、虫除けに効果的です。

さらに、ハッカ油はハチやゴキブリにも有効的だと言われています。玄関や窓際などに置いておくと、良い香りがするだけではなく、虫除けとしても活躍します。現在では100均でもアロマオイルが販売されているので、手軽に作ることができます。

園芸用保水材

保冷剤の中身のジェルを観葉植物や花の土の中に混ぜておくと、高吸水性ポリマーから水分が溶けだし、放置しておくだけで、観葉植物や花の水やりとなるのです。旅行に出掛けて家を空ける時などに活躍します。

この方法は砂漠で植物を育てる時などにも活用されています。ただし、保冷剤の中に防腐剤が入っているものもありますので、防腐剤の表記がある保冷剤は使わないようにしましょう。

水アカ落としの洗剤

保冷剤の中身は水アカを落とすための洗剤にも再利用できます。スポンジに保冷剤の中身を付けて擦るだけで、シンクやお風呂場の水アカ汚れを落としてくれます。

ただし、保冷剤の中身をそのまま流してしまうと、排水管が詰まってしまう恐れがあります。そのため、掃除をした後は、キッチンペーパー等で綺麗に拭き取り、ゴミとして捨てるようにしましょう。

簡易トイレ

実は保冷剤の中身は災害時などの非常時に簡易トイレとしても再利用することができるのです。中身の成分である高吸水性ポリマーは紙オムツにも使用されており、吸水や消臭効果があるため、水が流せない非常時にトイレとして役立ちます。

作り方は保冷剤の中身を容器に移し、塩をかけて5分程放置すると液体状になります。この液体をキッチンペーパーでろ過し、水分と高吸水性ポリマーに分けます。そして、高吸水性ポリマーを1日程度乾燥させます。ちなみに、この高吸水性ポリマーは冷蔵庫で保存しておくと、半年くらい持ちます。

使い方としては、便器にゴミ袋をかぶせ、保冷剤から抽出した高吸水性ポリマーをゴミ袋に入れ、排せつをします。使用後はゴミ袋を外し処分するだけとなっています。小さめの保冷剤4個で1回分のトイレとして使用可能となります。

知育おもちゃ「センサリーバッグ」

保冷剤は赤ちゃんの五感を刺激しながら楽しく遊べる知育おもちゃ「センサリーバッグ」にもなるのです。ジップロックなどの密閉できる袋に保冷剤の中身を入れて、キラキラのパウダーや小さなフィギュア、ジェルボールなどを一緒に入れます。

目で見ても楽しい刺激となり、触っても楽しい刺激となるように作るのがポイントとなっています。中身がもれないように、袋は二重にしテープで周りをきっちりと止めるとさらに良いでしょう。

保冷剤を再利用する時の注意点は?

保冷剤は様々な用途に再利用できることがわかりました。保冷剤の中身は98%が水分でできているため、手で触っても問題はありません。しかし、保冷剤を再利用する時にも注意をする点があるのです。

子供やペットの誤飲

保冷剤の中身を再利用して芳香剤や消臭剤が作れます。キラキラしているため、子供が興味を持って触ったり口に入れたりということも考えられます。ペットや子供がいるご家庭は手の届かない場所に置くなど、注意が必要です。

万が一、子供やペットが誤飲してしまった時には、すぐに病院に行くようにしましょう。少量は問題ないと言われていますが、念のためかかりつけの医師の指示を仰ぎましょう。

有害と書かれている物

保冷剤の多くは安全に使用できるものとなっていますが、中には「有害」と書かれている保冷剤もあります。最近では使用されなくなりましたが、以前はエチレングリコールという毒性のある物質を使用した保冷剤がありました。

誤飲事故などがあったため、現在では使用されている保冷剤はほとんどありませんが、もし見かけた時には、保冷剤の中身を出して再利用することは絶対にしないで下さい。

繰り返し使わない

保冷剤の中身の高吸水性ポリマーは使っていくうちに乾燥して小さくしぼんでいきます。しかし、水を与えるとまた使えるようになります。何度も使用していると、環境によってはカビが発生してしまうこともあるのです。

カビが生えてしまうと、衛生的にも良くないので、一度再利用して使った保冷剤は新しい物に替えるようにしましょう。

捨てる時にも注意

保冷剤は基本的に燃えるゴミとして処分することができます。しかし、自治体によっては不燃ごみとして処理しなければならないところもあるので、住んでいる地域のゴミ分別方法を確認してから、捨てるようにして下さい。

他にも、保冷剤の中身は高吸水性ポリマーでできているため、水で流してしまうと、排水管で水分を吸収してしまい、排水管が詰まる原因となってしまいます。そのため、絶対に水に流さないようにして下さい。

保冷剤を再利用して様々なアイテムを作ってみよう!

保冷剤の再利用方法についてご紹介してきました。保冷剤は冷やすだけではなく、インテリアや知育おもちゃにまで変身することがわかりました。

使っていない保冷剤が冷凍庫にたくさん溜まっているという人は、捨てる前に再利用する方法を活用してみて下さい。

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