アロンアルファのはがし方!指やプラスチックなどのはがしたい場所別に解説!
2023年10月16日
瞬間接着剤 アロンアルフアを使っていて、「指についてしまってはがれない!」「つける予定ではないところについてしまった!」など困っていませんか?
強力な接着剤だからこそ、皮膚や床、壁やプラスチック素材についたりすると、はがれなくなってしまうことがあります。例え剥がれたとしても完全に落とせないことも。
そんな方のために、瞬間接着剤 アロンアルフアの剥がし方を解説していきます。
ついてしまった場所別に説明するので、「早く落としたい!」と思っている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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【基本】瞬間接着剤 をはがす方法
まずは、瞬間接着剤の基本的なはがし方を解説していきます。(※アロンアルフアに限らず瞬間接着剤をはがす方法です。)
物理的にはがす
瞬間接着剤を物理的に剥がすには、以下の方法があります。
方法 | 内容 |
---|---|
加熱法 | 60~90℃の熱を与えてはがす |
温水法 | 30~60分ほどお湯につける |
水浸漬法 | 水に1~2日浸す(水溶性の接着剤に対応) |
低温剥離法 | 接着物を-10℃まで冷やし、力を加えてはがす |
科学的にはがす
科学的にはがすときは、アセトン、DMFなどのシアノ系や、ウレタン樹脂系、エポキシ樹脂系アルコールなどの化学薬品ではがせる場合があります。
他にもシンナーやトルエンを使用することも可能ですが、トルエンはプラスチック素材には使わないようにしましょう。プラスチックが溶けてしまう可能性があります。
化学薬品を使用する際は十分注意しましょう。
機械的にはがす
瞬間接着剤を機械的にはがす方法は、物理的に切ったり力を加えてはがすなどがあります。
【指についた場合】瞬間接着剤 アロンアルフアのはがし方
瞬間接着剤のアロンアルフアが指についてしまった場合、以下の方法ではがしてみましょう。
「アロンアルフア はがし隊」を使う
アロンアルフアをはがすための専用の液体「アロンアルフア はがし隊」を使ってみてください。
化学薬品のアセトンが使われており、アロンアルフアのシアノアクリレートを分解してくれる役割があります。
指に使えますが、刺激が強いので敏感肌やアレルギー肌などの方は他の方法を試してから、どうしても取れない場合に使う手段としてください。
はがし液は他にも種類が豊富に売られていますが、アロンアルフアをはがすときはこの「アロンアルフア はがし隊」を使用するのがおすすめです。
お湯を使う
40℃ぐらいのお湯にアロンアルフアがついてしまった指をつけることで、アロンアルフアをはがせる可能性があります。
5〜10分程度お湯に浸けながら、揉んであげるとよいでしょう。ついたばかりで固まっていなければこの方法で剥がれます。
すでに固まってしまっている場合は、完全に剥がれないこともあります。ただ、3~4日程で肌のターンオーバーにより自然と剥がれます。
化学薬品を使わない方法なので、肌が弱い方におすすめの方法です。ただし、お湯に長く漬けることになるので、アロンアルフアを剥がした後は、手荒れ防止にハンドクリームなどでケアしてあげましょう。
マニキュアの除光液を使う
マニキュアの除光液はアセトンが使われているため、「アロンアルフア はがし隊」と同様にアロンアルフアをはがしてくれます。
普段からマニキュアでセルフネイルをする方は、接着剤を使うとよいでしょう。除光液は100均一でも購入できるので、できるだけお金をかけずに対処したい人にも向いている方法です。
【プラスチックの場合】瞬間接着剤 アロンアルフアのはがし方
続いて、プラスチックについてしまったアロンアルフアをはがす方法を解説します。
サンドペーパーを使う
プラスチックについているアロンアルフアをはがす簡単な方法は、サンドペーパーを使うことです。ついてしまったアロンアルフアの部分にやすりをかけて削っていくと、はがすことができます。
ただし、余計な部分を削らないようにマスキングテープでアロンアルフアがついてしまっているところ以外を保護しましょう。
サンドペーパーはNo.1000とNo.2000の2枚を用意し、目の粗いNo.1000で削ってから、No.2000を使いましょう。また、削りすぎてプラスチックに傷がつかないように注意してください。
もし傷がついてしまったら、コンパウンドで磨くと傷が目立たなくなる可能性があります。
剥離剤(化学薬品)を使う
指についたときと同様に、化学薬品を使う方法です。
ただし、プラスチックはアセトンを使用すると溶けてしまう場合があるので、以下の種類のプラスチックであれば、アセトンで落とす方法は避けましょう。
・ポリスチレン
・ポリカーボネート
・アクリル
・ABS樹脂
・AS樹脂
アセトンなどの剥離剤に強いプラスチック素材は以下のとおりですが、素材がわからないプラスチックの場合は剥離剤を使うのはやめましょう。
・フッ素樹脂(PTFE)
・フッ素樹脂(ETFE)
・フェノール樹脂(PF)
サンドペーパーで削る方法か、次に紹介するお湯を使う方法を試してください。
お湯を使う
沸騰したお湯にプラスチックを入れて、アロンアルフアをふやけさせましょう。
1時間ほどつけておくとはがれやすくなります。ただし、耐熱性のないプラスチック素材の場合は形が変形したり溶けてしまう可能性があります。
この方法を試す場合はプラスチック素材が耐熱温度が何度か確認してから行いましょう。
【服についた場合】瞬間接着剤 アロンアルフアのはがし方
服にアロンアルフアがついたときは、アセトン除光液を使うかアイロンの熱を使用しましょう。以下にて詳しく解説します。
アセトン除光液を使う
指についたときと同様、マニキュアを落とすときに使うアセトン除光液を使うのがおすすめです。
ただし、アセトン除光液にはアルコールや保湿液が入っているため、できればホームセンターなどに売っている原液を用意してください。
コットンやガーゼにアセトンを含ませ、アロンアルフアがついた部分をトントンと叩きましょう。このときのポイントは擦らないこと。擦るとアロンアルフアが広がってしまいます。
アロンアルフアを落としたら、その後は通常通りに洗濯をしてください。
ただし、服にアセトンを使うと色落ちしたりシミができてしまうことがあります。まず目立たない部分にアセトンをつけて試してから、使うようにしましょう。
また、アセトンを使うときは、換気をしてくださいね。
アイロンの熱を利用する
服についたアロンアルフアを落とすときは、アイロンの熱を利用するのもおすすめです。
アイロンを低温に設定し、アセトンがついた部分の服の裏と表にガーゼをセットします。
上からアイロンをあてると、熱で溶けたアロンアルフアがガーゼに移るので、同じ工程を何度か繰り返しましょう。アセトンが取れたら、通常通りに洗濯をしてください。
【金属についた場合】瞬間接着剤 アロンアルフアのはがし方
アロンアルフアが金属についたときは、アセトンや専用の剥離剤、ベビーオイルなどのミネラルオイルなどを使いましょう。
詳しい方法は以下のとおりです。
アセトン | コットンに含ませてこすりながら落とす |
剥離剤 | 塗布してラップで覆い、3分経過後いらない布でふき取る |
ベビーオイル(ミネラルオイル) | コットンに含ませこすり落とす。使用後は中性洗剤などで金属を洗う。 |
【机についた場合】瞬間接着剤 アロンアルフアのはがし方
アロンアルフアが机についた場合は、アセトンを使いましょう。
アセトンをコットンに含ませ、アロンアルフアに染み込ませたら、その上からラップをします。アロンアルフアが緩んできたら、コットンでそのまま拭き取れば、はがすことができますよ。
ただし、アセトンは机のコーティングをはがしてしまう可能性があります。目立たないところで試してから使いましょう。
瞬間接着剤 アロンアルフアをはがすときの注意点
アロンアルフアをはがすときは以下の点に注意してください。
ポリエチレン手袋を使う
プラスチックや机など指以外についたときは、ポリエチレン素材の手袋やゴム手袋をはめてアロンアルフアをはがしましょう。
水分を含んでいる手袋の場合、接着剤と化学反応を起こし高温になり火傷の恐れがあります。そのため、ポリエチレン手袋を使うのがおすすめです。
作業する前にハンドクリームを塗る
アロンアルフアをはがすときではなく、そもそも指につかないようにするために、ハンドクリームを塗ってから作業をするのもおすすめです。
ハンドクリームやワセリンで手をコーティングしておけば、アロンアルフアが手についても大きな影響が出にくいからです。
ただし、接着部分に油分がつくと接着しにくくなるので注意しましょう。
汚れてもいい場所で作業する
アセトン除光液や剥離剤などを使うこともあるため、汚れても問題ない場所で作業をしましょう。
アロンアルフアを使う時点で気をつけておくのがおすすめ。服も汚れてもいい服や作業用のエプロンなどを用意しておくと、焦ってはがすなどしなくてすみます。
自分では取れなさそうならクリーニング業者に任せる
もし、今回紹介した方法ではアロンアルフアをはがせなかった場合や、化学薬品を使うのが怖い場合などは、業者に任せるとよいでしょう。
例えば、ユアマイスターやくらしのマーケットなどに登録している、ハウスクリーニング業者を探してみるのがおすすめ。ちょっとした依頼でも受けてくれる可能性が高いです。
アロンアルフア以外の接着剤をはがす方法
アロンアルフア以外にも、接着剤がついてしまったら、以下の方法で剥がせる場合がありますので試してみてください。
種類 | 参考商品 | 剝がし方 |
---|---|---|
のり | ・紙用スティックのり | ・乾く前に水、お湯で洗う |
水性形接着剤 | ・ボンド 木工用ボンド 手芸用 | ・乾く前:水、または濡らした布でふき取る ・乾いた後:お湯につけ柔らかくしてからこすって落とす |
合成ゴム系、溶剤形接着剤 | ・ボンド ・G17ボンド ・Gクリヤーボンド ビニル用 | ・乾く前:塗料うすめ液などでふき取る ・乾いた後:紙ヤスリや砂入り消しゴムでこすり取る |
エポキシ樹脂系接着剤 | ・ボンド ・クイック5ボンド Eセット ・水中ボンド | ・固まる前:塗料うすめ液、アルコール、などで拭き取る ・固まった後:物理的に衝撃を加えて強制的にとり除く |
充てん材弾性接着剤 | ・バスボンドQボンド ・シリコンコークボンド ・変成シリコンコークボンド ・サイレックスボンド ウルトラ多用途S・U | ・固まる前:アルコール、塗料うすめ液などでふき取る ・固まった後:紙ヤスリなどでそぎ取り、残ったものはアルコール、塗料うすめ液、などを使いこすり落とす ※手についた場合は、研磨剤入りの洗剤を使う |
まとめ
アロンアルフアが指についてしまったら、まずはお湯を使ってはがす方法を試しましょう。
お湯で落とせない場合は、専用の剥がし剤かアセトン除光液を使うのがおすすめです。
ただしプラスチックなど素材によっては溶けたり変形してしまう可能性があるので、それぞれに合った落とし方を試してください。
焦らず対処するのがポイントです。