両面テープの剥がし方!綺麗に剥がす方法は?素材ごとに解説!
2023年10月20日
今回は、両面テープの剥がし方について、ご紹介します。ベタベタが残ってしまうことも多い両面テープですが、紙や布、ガラス、車のダッシュボードにいたるまで、いろいろな素材にあった剥がし方についてご紹介していきます。
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両面テープの剥がし方!
便利な両面テープですが、貼った後綺麗に剥がすのは難しく、使いにくい面もありますよね。
そんな両面テープの剥がし方について、おすすめな方法をご紹介していきます。
(1)ドライヤー
1つ目はドライヤーを使う方法です。テープを温めると粘着剤が熱で溶けるため、剥がしやすくなります。
剥がしたい両面テープの上からドライヤーをあてて、端からゆっくり剥がしてみましょう。
ヘラを使うのもおすすめです。残ってしまったベタベタは、布の粘着テープで上からペタペタと押さえれば取ることができます。
車のエンブレム剥がしにもおすすめ
ドライヤーを使う方法は、車のエンブレムを貼りつけている両面テープを剥がすのにもおすすめです。
ドライヤーの他に、以下のものも準備してください。
- 釣り糸やテグス
- 軍手や革手袋
- シリコンオフ
- ウェス 2枚
- ワックスなどのコーティング剤
- マスキングテープ(あると安心です)
まず、軍手や革手袋をして、エンブレム周りにマスキングテープを貼り、再装着する際にはエンブレムのあった位置がわかるようにしておきます。
再装着しない場合にも、ボディーに傷がつかないようにするためでもあるので、あると安心です。
エンブレムをドライヤーで温め、両面テープの粘着を弱くしておきます。少しずつ温度を上げるようにして、エンブレムや樹脂パーツが変形してしまわないように注意しましょう。
温めたら、釣り糸やテグスなどの糸を、エンブレムとボディの間に通すようにして剥がしていきます。手前に引くようにして、ボディに傷をつけないよう注意しましょう。
ピンがあるタイプのエンブレムでは、ピンにあたったら別の方向から糸を入れて剥がしていきましょう。
冷えてきて剥がしにくくなったら、その都度ドライヤーでエンブレムを温めてください。
エンブレムが剥がれたら、ボディに残った両面テープにシリコンオフを吹きつけて、染み込ませます。
その後、ウェスで拭き取っていきます。その都度できるだけウェスの綺麗な面を使って、両面テープを拭き取っていきましょう。
最後に水拭きをして、シリコンオフを綺麗に落としてワックスなどのコーティング剤を塗布しましょう。
紙にも
ドライヤーを使う方法は、紙に貼った両面テープにも有効です。
紙に貼った両面テープの上からドライヤーをあてて温め、ゆっくりと剥がしていきましょう。
布にも
布に貼った両面テープにも、ドライヤーが有効です。両面テープの上からドライヤーをあてて、剥がしましょう。
残ってしまった両面テープは、布の粘着テープでペタペタと押さえて剝がしましょう。
(2)シール剥がし
2つ目は、シール剥がしを使う方法です。シール剥がしにもいろいろな成分のものがあるので、両面テープを貼っている素材に使えるものかどうか確認して使うようにしましょう。
使い方は、それぞれのシール剥がしに記載してある通りですが、テープの上から塗布、またはスプレーをしてしばらく放置して馴染ませ、その後ゆっくりと剥がしていくタイプが多いです。
車のドライブレコーダーにもおすすめ
シール剝がしを使った両面テープの剥がし方は、車のドライブレコーダーの取り外しにもおすすめです。
まず、車のダッシュボードなどにシール剥がしがついてしまわないよう養生をします。
木製またはプラスチック製の棒に、たれない程度にシール剥がしを染み込ませ、両面テープの部分に差し込み、シール剥がしを染み込ませていきます。
棒にシール剥がしをつけ、両面テープに染み込ませるという作業を繰り返していきます。この時、液だれしないようにこまめにティッシュペーパーなどで拭き取るようにしましょう。
ドライブレコーダーも接着面の車の内装も傷つかないくらいに剥がれてきたら、手でゆっくりと剥がします。
両面テープが残ってしまったら、シール剥がしを塗布して拭き取って剥がしましょう。
3Mの強力両面テープにも
シール剥がしは、3Mなどの強力な両面テープにも使えます。3Mシリーズでは、剥がすためのスプレークリーナーも販売されています。
(3)糸
糸を使って両面テープを剥がす方法もあります。釣り糸用のテグスなどを用意しましょう。
両面テープと貼られたものの間に糸を通していき、上下あるいは左右に糸を引いて剥がします。
糸を使って剥がした後にベタベタが残った際には、ドライヤーやシール剝がしなどでベタベタを剥がしましょう。
ガラスにおすすめ!車のフロントガラスにも
糸を使う方法は、ガラスに貼られた両面テープにもおすすめです。エンブレム剥がし用の糸を使うのもよいです。
糸を使って取り外した後に、ドライヤーやシール剥がしで両面テープを綺麗に取り除きましょう。
(4)中性洗剤
中性洗剤を使って両面テープを剥がす方法もあります。台所用の中性洗剤をテープの上からかけて馴染ませ、テープの端からゆっくりと剥がしましょう。
貼られているものが丈夫な素材の場合には、ヘラなどで擦ってもよいでしょう。
紙や布ではシミになる場合もあるので、別の方法で剥がすようにしてください。
(5)アルコール
アルコールを使う方法もあります。エタノールやイソプロパノールをかけてしばらく放置し、馴染ませます。
ゆっくりとシールを剥がし、ベタベタが残ったらもう一度アルコールを馴染ませて拭き取りましょう。
火気の近くでは使用しないようにし、換気も十分に行うようにしましょう。
(6)消しゴム
少しだけベタベタが残ってしまった、というような時におすすめなのが消しゴムです。
ベタベタを消しゴムで消すように擦ると、ベタベタを取ることができます。
(7)ガムテープ
ベタベタにはガムテープも効果的です。ベタベタがより広範囲に残っているというような場合には、消しゴムよりもガムテープを使用するようにしましょう。
ベタベタが残っているところをガムテープでペタペタと押さえ、ベタベタを取り除きましょう。
(8)スクレイパー
ドライヤーやシール剥がし、中性洗剤やアルコールなどを使って両面テープを剥がす際、スクレイパーがあると便利です。
両面テープが貼ってあるものの素材や、スクレイパーの素材によっては、傷をつけてしまう場合がありますので、注意しましょう。
ゴム製やプラスチック製のスクレイパーは素材を傷つけにくいので、使いやすいです。
車のダッシュボードにも
スクレイパーは、車のダッシュボードに貼った両面テープを取る際にもおすすめです。
ダッシュボードの素材によっては、シール剥がしなどの薬品を使うと変色してしまう場合がありますので注意してください。
パーツクリーナーとゴム製のスクレイパー、糸を準備して慎重に進めるのがおすすめです。まずは目立たない部分でシミができないか試してみるのもよいでしょう。
(9)ワックスリムーバー
ワックスリムーバーを使う方法もあります。残ってしまった両面テープを剥がす際に、スプレーをしてしばらく放置し、その後ヘラやスクレイパーを使って剥がしましょう。
車のドアバイザー(サイドバイザー)にも
ワックスリムーバーは、車のドアバイザー(サイドバイザー)を剥がす際に残ってしまった両面テープを取り除くのにもおすすめです。
ドアバイザーに残った両面テープを取り除くのはなかなか大変な作業ですが、ワックスリムーバーを使えば比較的簡単に取り除くことができます。
おすすめではない両面テープの剝がし方まとめ
続いては、おすすめではない両面テープの剥がし方についてご紹介していきます。
(1)お酢
まず1つ目は、お酢を使う方法です。お酢をティッシュなどに染み込ませ、両面テープに浸透させて剥がすという方法がありますが、注意が必要です。
場合によっては剥がれないこともありますし、両面テープが貼られていたものにお酢のにおいが残ってしまう場合があります。
(2)ハンドクリーム
2つ目は、ハンドクリームを使う方法です。ハンドクリームを塗布して、両面テープに浸透させて剥がす方法がありますが、両面テープが貼ってあるものの素材によっては剥がれない場合があります。
壁紙、布などには不向きですので、違う方法で剥がすことをおすすめします。
木やプラスチックには有効?
木材にハンドクリームを使う場合には、水分が多いハンドクリームの方が有効です。木材と両面テープの間には、水分が多いハンドクリームの方が浸透しやすいためです。
ただし、未塗装の木材や無垢材などではシミになる場合があります。
プラスチックにもハンドクリームが使える場合があります。ハンドクリームを塗った上からラップをして放置するようにすると、より剥がしやすくなります。
両面テープの剥がしやすい貼り方!
最後に、両面テープの剥がしやすい貼り方について、ご紹介します。
両面テープの種類をよく考える
両面テープを後で綺麗に剥がすためには、貼る前に両面テープの種類を吟味するようにしましょう。
両面テープの粘着性には普通から超強力までありますが、例えば、貼る対象が紙である場合には、粘着性が弱いもので十分です。
両面テープを貼る前によく考えて、両面テープの種類を選ぶようにしましょう。
超強力な両面テープの使用には注意
必要がない部分に超強力な両面テープを使うと、剥がす際が大変です。
超強力な両面テープを使う際には、剥がす際のこともよく考えてから使うようにしましょう。
両面テープの貼り方
最後に、両面テープの綺麗な貼り方についても簡単にご紹介します。
まず、テープを貼りたい部分の始点を決めて、テープの先端を貼りつけ、テープを持っていない方の手で、貼りつけた先端を押さえます。
テープを押さえている方の手をスライドさせるようにして貼っていき、貼りたい部分の終点に近づいたら、終点より少し長めになるようにテープを伸ばし、ハサミを使って終点の部分で切ります。
よれたり重なったりすると、より剥がしにくくなる場合もありますので、貼る時には綺麗に貼れるよう注意しましょう。
両面テープの剥がし方にはいろんな方法がある!両面テープの剥がし方まとめ
今回は両面テープの剝がし方について、ご紹介しました。両面テープの剝がし方にはいろんな方法がありますが、貼ってあるものの素材によっては使えない方法もあります。
場合によっては傷やシミが残ってしまう場合もあるので、よく調べてから行うようにしましょう。