100均ダイソーやセリアで購入できる観葉植物!育てやすい種類や上手に楽しむコツ

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家の中で過ごすことが多い今、観葉植物を育てようと考える方は多いでしょう。

しかし、園芸店やインテリアショップで売っている観葉植物は、サイズが大きかったり、値段が高かったりして手を出しにくいこともあるかと思います。

そこで注目したいのが、100均で購入できる観葉植物です。しかし、100均の観葉植物はちゃんと育つのか、すぐに枯れてしまわないか不安な方もいるはずです。

今回はダイソーやセリアに売っている、簡単に育てられる観葉植物やその選び方を解説します。100均の観葉植物に興味がある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

100均ダイソーやセリアでは観葉植物を110〜330円で購入できる!

観葉植物1

100均のダイソーやセリアで売っている観葉植物の価格は、110〜330円です。

店舗や季節によって品揃えは異なりますが、あまりサイズを大きくせずに小さいサイズのまま楽しみたいなら、110円の観葉植物がおすすめ。

大きく育てていきたいなら、ある程度成長している330円の観葉植物を選ぶと良いでしょう。

また、100均の観葉植物は110円という安さから「短命なのでは?」と思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。

育て方を間違えなければ、順調に成長してくれますよ。

100均ダイソー・セリアで購入できる観葉植物の種類

観葉植物2

100均のダイソーやセリアで購入できる観葉植物を、育てやすい種類順に紹介していきます。

サンスベリア|初心者向け

分類キジカクシ科(リュウゼツラン科)
高さ100cm
耐寒性/耐暑性弱/強
栽培難易度初心者向け
置き場所日当たりの良い室内

熱帯地方や亜熱帯地方、アフリカの乾燥地帯が原産国のサンスベリアは日陰でも育てられますが、日光浴を必要とする観葉植物です。

サンスペリアは湿気に弱いので、風通しの良い窓際や、日当たりの良い場所に置いてあげましょう。外で育てる場合は直射日光の当たらない場所にいてください。

土の中に茎を伸ばしているため、土から葉っぱが生えているように見えるのが特徴です。

葉に水を貯めて育つので、葉は肉厚でイキイキとしています。そのため、葉をみているだけでも元気をもらえますよ。

サンスペリアは丈夫で枯れにくく、土の表面が乾いてから水やりを行えば良いため、初心者が育てやすい観葉植物です。

テーブルヤシ|初心者向け

分類ヤシ科
高さ~500cm
耐寒性/耐暑性弱/強
栽培難易度初心者向け
置き場所日陰を含めた屋内

テーブルヤシはその名の通り、テーブルにも置ける小さいサイズのかわいいヤシの木です。なんと上手く育てられれば、5m程まで成長します。

テーブルヤシは暑い時期、土の表面が乾燥したらたっぷりと水をあげます。寒い時期は水やりを控えめにして、乾燥気味に育てましょう。

暑さには強いものの、日差しが強すぎると葉が変色してしまうので、直射日光を避けた室内で育てるようにしてください。

ガジュマル|初心者向け

分類クワ科
高さ〜2m(鉢植えの場合)
耐寒性/耐暑性弱/強
栽培難易度初心者向け
置き場所日当たりの良い室内(屋外もOK)

日本の沖縄県で多く自生しているガジュマルは、精霊の宿る植物と言われています。鉢植えの場合最大2mほどに育ちますが、地植えの場合は20mもの高さになる観葉植物です。

ただし、成長自体はゆっくりで育てやすいゴムの木の仲間なので、初心者でも育てやすいでしょう。

夏はよく水を吸い上げるので、土の表面が乾いたら毎日でもたっぷりと水をあげてください。

冬は成長が止まるので水やりの頻度は抑え気味にし、11月〜春頃までは土が完全に乾燥してから水やりをする程度でOK。ただし、葉は乾燥してしまうので、霧吹きで葉水をしてあげてくださいね。

パキラ|初心者向け

分類アオイ科
高さ10cm~20m
耐寒性/耐暑性弱/強
花色/開花時期白・赤/6〜7月
栽培難易度初心者向け
置き場所風通しの良い直射日光の入る屋内

パキラは熱帯地が原産で、最大20mにも育つ常緑高木です。大きく育つと実がなります。

日当たりの良い場所を好むので、室内で育てるときは直射日光の入る窓際におくと良いでしょう。直射日光が当たらない場所に置く場合は、週に2〜3回の日光浴が必要です。

また、エアコンの風が当たってしまうと枯れてしまう可能性があるため、エアコンの風の当たらない風通しの良い場所に置くようにしてください。

水やりは、土の表面が乾いたタイミングで行います。冬になり葉が落ちた場合は、水やりを2週間に1回、もしくは1ヶ月に1回程度に控えてください。

また、葉水を葉の裏面まで行い、ハダニの発生を防ぎましょう。

モンステラ|初心者向け

モンステラ
分類サトイモ科
高さ30cm~2m
耐寒性/耐暑性弱/強
花色
栽培難易度初心者向け
置き場所日陰を含めた屋内

モンステラは、大きな葉に切れ込みがあったり穴が空いたりする観葉植物です。水が大好きで、朝方になると葉の縁についている水孔から水滴を出します。

初めて見る場合は病気かと勘違いしてしまいそうですが、とても健康な状態なので安心してくださいね。

モンステラは水が好きではありますが、株が大きくなるにつれて乾燥にも強くなっていきます。

水やりは、気温が高いときは土の表面が乾いてからたっぷりと、気温が低いときは土の表面が乾いてから2〜3日経ってから行いましょう。

モンステラは乾燥させて樹液の濃度を高めると、寒さに強くなります。

シルクジャスミン|初心者向け

分類ミカン科
高さ2~7m
耐寒性/耐暑性強/強
花色/開花時期白/6~9月
栽培難易度初心者向け
置き場所日当たりの良い室内(屋外でもOK)

シルクジャスミンは、東南アジアが原産の常緑樹です。明るく光沢のあるグリーンの葉が特徴で、夏になるとジャスミンによく似た白い花が咲きます。

遠くからでも香るほど強く甘い匂いを漂わせる花なので、花を咲かせてみたい方は屋外で育てるのがおすすめ。

もちろん室内でも育てられますが、花を咲かせたい場合には日照時間の長い場所におく必要があります。

なお、水やりは土の表面が乾いてからたっぷりと行ってください。

ユッカ|初心者向け

分類リュウゼツラン科
高さ20cm~2m
耐寒性/耐暑性普通/強
花色
栽培難易度初心者向け
置き場所日当たりの良い室内(屋外でもOK)

ユッカは縦に長く、大きくても2m程までの成長なので室内に置きやすい観葉植物です。

室内で育てる場合には、エアコンの風が当たらず、風通しと日当たりの良い場所に置きましょう。ただし耐陰性が弱いため、午前中直射日光の当たる場所に置くか、週に2〜3回の日光浴が必要です。

水やりは土の表面が乾いてからたっぷりと行います。冬には成長が止まるので、1週間に1〜2回程度の水やりでOKです。

「他の植物に比べて育てるのが難しそう…」と感じるかもしれませんが、湿気に気をつけてお日さまの光をたっぷりと与えてあげましょう。

フィロデンドロン|中級者向け

フィロデンドロン
分類サトイモ科
高さ10cm~2m
耐寒性/耐暑性弱/強
栽培難易度中級者向け
置き場所日当たりの良い室内

フィロデンドロンは中南米に生息する観葉植物で、寒さに弱い特徴があり、霜に当たらないように室内で管理するのがおすすめです。

耐陰性は強いため、室内の日の当たらない場所でも育ちますが、日当たりの良い場所の方が葉が肉厚になり、生き生きとするでしょう。

ただし直射日光には弱いため、レースカーテン越しの窓際においたり、寒冷紗や遮光ネットによる遮光が必要です。

また、エアコンの風に当たると枯れてしまう可能性があるため、エアコンの風に当たらない場所においてください。

水が大好きな植物なので、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。場合によっては1日に2回水をあげてもOK。葉水も行いハダニの発生を防いであげてください。

なお、寒い時期になったら土の表面が乾いて2〜3日経ってから、水をあげるようにしましょう。

100均で観葉植物を選ぶときのポイント

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100均で観葉植物を購入するときは、次のようなことに気をつけましょう。

幹や枝の太い株を選ぶ

まずは、幹や枝の太い株を選ぶのがポイントです。店舗内は日が当たらないことがほとんどなので、徐々に株の状態が悪くなってしまうことがあります。

元気な株でなければ、自宅に持ち帰ってからなかなか回復せずそのまま枯れてしまうかもしれません。そのため、幹や枝が太く元気なものを選ぶようにしてください。

なお、観葉植物を持ち帰るときは根本をビニールで包み、新聞紙を巻いた状態にして、家に帰るまでに傷まないようにすると良いでしょう。

葉が生き生きとしており、厚くて硬いものを選ぶ

葉にはその植物の健康状態がよく現れます。そのため、葉が生き生きとしていて、分厚く固いものを選ぶのがおすすめです。

・葉が変色している
・葉が虫に食われている
・葉がカラカラに枯れている

上記のような状態の観葉植物は家に持ち帰っても、回復させるのが大変です。とくにガーデニング初心者の方にはおすすめできません。

そのため、色が良く、張りがあり分厚い状態の葉がついている観葉植物を選びましょう。

100均で購入した観葉植物を上手に育てるコツ

観葉植物5

ここからは、100均で購入した観葉植物を上手く育てるコツを伝授していきます。

購入したら早めに植え替える

100均で購入した観葉植物を大きく育てていきたいなら、購入後、早めに植え替えをしましょう。

育つのが早い種類の場合は、小さな鉢に植えたままだと根が育ちすぎて根詰まりし、枯れてしまうことがあります。そのため、選ぶ観葉植物の種類によっても早めに植え替えるのがおすすめです。

植え替えるときは、ひとまわり大きい鉢を用意してくださいね。

エアコンの風と直射日光を当てない

観葉植物は風通しや日当たりの良い場所を好みますが、エアコンの風や直射日光が苦手なことが多いです。

エアコンの風が当たってしまうと葉が枯れてしまうため、エアコンの風が当たらない風通しの良い場所に置くようにしてください。

また、直射日光を受けると葉焼けしてしまう種類の観葉植物もあります。品種の特徴をよく確認し、直射日光が当たっても問題ないか確認しましょう。

水をあげすぎない

観葉植物の種類や時期によって、多少水やりのタイミングは異なりますが、土が乾いてからしっかり水をあげて潤してあげるのが基本です。

土が乾いていないのに水をあげてしまうと、根腐れをおこしてしまうため注意してください。

また、水やりをしたときに鉢カバーや受け皿に水が溜まったまま放置してしまうと、根腐れの原因になるため、溜まった水は捨てるようにしてください。

霧吹きで「葉水」をしてあげる

「葉水」とは、葉っぱの表面や裏面に霧吹きで水を与えることです。

観葉植物は葉からも水を吸収します。反対に葉から水分が蒸発してしまうことがあるため、葉水をして葉を潤してあげましょう。

また、葉水をすることでハダニの発生を防いだり、ほこりがつきにくくなりますよ。

栄養剤をあげる

観葉植物の成長を促すために栄養剤を与えるのもおすすめです。

市販の培養土で植え替えをした場合には、土に元々栄養があるため、栄養剤をあげる必要はほとんどありません。

しかし、春から夏にかけての成長するはずの時期に育ちが悪い場合は、栄養剤をあげましょう。栄養剤は100均にも売っているので、観葉植物購入時に念の為一緒に購入しておくと良いですよ。

なお、栄養剤は容量や頻度を守ってあげるようにしてください。

観葉植物と一緒に購入すると良い100均アイテム

観葉植物6

100均では観葉植物と一緒に購入すると良いアイテムが揃っています。どんなものを一緒に買うと良いか確認していきましょう。

ハイドロカルチャー

ダイソー ハイドロカルチャー
画像引用:ダイソーネットストア

ハイドロカルチャーは水耕栽培のことを指し、人工土を用いて育てるのが一般的です。

ハイドロカルチャー用の土は100均の園芸コーナーにあり、コロコロとしたボールタイプの小粒な土もあれば、「ジュエルポリマー」などのジェルタイプが売っていることもあります。

見た目がおしゃれなため、鉢ではなくガラス容器を使って植えるのがおすすめです。ただし、ハイドロカルチャーはすべての観葉植物に向いている栽培方法ではありません。

・テーブルヤシ
・ガジュマル
・パキラ
・ポトス

ハイドロカルチャーで育てる場合は上記のような、幹の太い株の植物を選んでください。

観葉植物用の土

ダイソー 観葉植物用の土
画像引用:ダイソーネットストア

100均には、観葉植物用の土もあります。

観葉植物は水はけの良い土を好むので、観葉植物用の土には保水力と通気性が高いココヤシピートや、透水性・水はけに優れたパーライトなどが使用されています。

100均で観葉植物用の土を購入しておけば、植え替えをする場合に役立ちますよ。

スコップ

ダイソー スコップ1
画像引用:ダイソーネットストア

100均では、植え替え時にあると役立つ園芸用のスコップも購入できます。

こちらの画像のように大小のサイズ違いでセット売りされているため、植え替えをするなら購入しておくのがおすすめです。

また、サイズが小さめな鉢に植え替えた場合でも土を入れやすいように、細いスコップも売っています。

ダイソー スコップ2
画像引用:ダイソーネットストア

鉢と株の隙間に土を入れたり、表面を整えたりするときに、小さいサイズのスコップがあると重宝するでしょう。

鉢・鉢カバー

ダイソー 鉢・鉢カバー1
画像引用:ダイソーネットストア

100均では鉢も購入できます。種類やサイズも豊富なので、さまざまなタイプから選べます。

オシャレに見せたいのであれば、鉢は地味なタイプを選び、鉢カバーを木箱やブリキ調のものを選ぶのがおすすめ。

ダイソー 鉢・鉢カバー2
画像引用:ダイソーネットストア

ハンギング型なども売っているので、観葉植物を室内に吊るして楽しむこともできます。

釣り鉢

ダイソー 釣り鉢
画像引用:ダイソーネットストア

オシャレな吊り鉢で観葉植物をもっと楽しむのも素敵です。
吊り方も色々とアレンジできるのでおすすめ。

鉢底ネット

ダイソー 鉢底ネット
画像引用:ダイソーネットストア

鉢底ネットは、鉢の底に空いた穴から土がこぼれ出ないようにするためのものです。

鉢底ネットの代わりに少し大きめの石を穴部分においてもOKですが、穴を塞ぎすぎてしまうと水のはけが悪くなるので、鉢底ネットを使うのがおすすめです。

鉢底ネットは100均で購入できるので、植え替えをする場合は土と一緒に購入すると良いでしょう。

植物活力剤

画像引用:ダイソーネットストア

植物活力剤は植物に栄養を与え、成長を手助けしてくれるだけではなく、病気や害虫からも守ってくれます。

こちらはシャワータイプなので、使いやすくおすすめです。

100均ダイソーやセリアで購入できる観葉植物まとめ

観葉植物インテリア

今回は100均で購入できるおすすめの観葉植物をご紹介しました。

ダイソーやセリアなど100均で売っている観葉植物は、ガーデニング初心者でも育てやすい種類が多いです。そのため、自分の好きな見た目の種類を選んでも問題ありません。

観葉植物は、種類によって多少水やりのタイミングや回数は異なりますが、基本的には土の表面が乾いてからたっぷりと水をあげればOK。

時期によって購入できる種類は異なるため、100均に行ったら観葉植物コーナーをぜひ見てみましょう。あなたの気に入る観葉植物が見つかるはずですよ。

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