暖房で乾燥する室内を有効活用!冬のお洗濯を楽しく♪
2023年02月07日
冬場は例え晴れていても、洗濯物が乾きにくいな、と感じませんか? 温度や湿度、日照時間が原因で、どうしてもカラッとは乾いてくれない冬の洗濯物。
ならば、暖房をうまく活用し、部屋干しを取り入れてはいかがでしょうか?
節約と速乾を両立させる、冬の部屋干しのコツをご紹介しましょう。
冬は洗濯物を外干ししても乾きにくい!その理由は?
冬場は空気がカラッカラ。年末年始の時期になると夜、町のあちこちで拍子木の音とともに、「火の用心。マッチ一本火事のもと」という掛け声が響くのが東京の風物詩でもありますが、それだけ空気が乾いているのですね。
乾燥しているなら洗濯物も乾きやすいだろうと思いますが、バスタオルなど厚手のものになると、長時間日向に干していても乾かないことがあります。それは一体なぜなのでしょう。
洗濯物の乾きやすさを左右するものに「空気中の飽和水蒸気量」があります。
水分含有量が多い(すでに水分を多く含んでしまっている)空気の状態だと、洗濯物の乾きが遅くなるということです。
飽和水蒸気量は温度と密接に関係していて、下記状況となります。
気温が高い状態=空気が水分を含むことのできる量が多い→洗濯物が乾きやすい
気温が低い状態=空気が水分を含むことのできる量が少ない→洗濯物が乾きにくい
これが、冬場の気温が低い時期は、太陽光が当たっていても、洗濯物が乾きにくい理由なのです。
冬のお洗濯は部屋干しがおすすめ!
そこで、上手に取り入れたいのが部屋干しです。梅雨時など、雨の多い季節には部屋干しをしているご家庭も多いと思いますが、冬場こそ実は部屋干しがおすすめ。
室内はエアコンを使っているため、1年の中でも、洗濯物がカラッと乾く初夏や初秋と温度がだいたい同じくらい。室内は乾燥してもいるので、洗濯物がグングン乾きますよ。
また、暖房と洗濯物乾燥を兼ねられるので、乾燥機を使うよりも電気代の節約になりますし、洗濯物を干すことで、乾燥しすぎている室内を加湿することもできます。加湿器いらずということで、これもまた節約につながるのが嬉しいですね。
カジドレでは部屋干し以外にも加湿器の代わりになるオススメ方法を紹介していますので、下記記事も参考にしてみてください。
上手に部屋干しをするにはまず環境を整えることが大事
中には、「室内に干した洗濯物って乾きが遅いのでは?」とか「部屋干し臭が心配」という方もいるでしょう。 室内干しの洗濯ものを早く乾かすコツは2つ。「空気の循環を良くすること」と「除湿をする」ことです。
空気の循環を良くする
速く乾かすポイントとして、まず見直したいのは空気の循環を良くして風を当てることです。
部屋のつくりの問題で、エアコンの暖気が届かない場所や、空気がよどんでいる場所はありませんか? 部屋の隅や天井の段差、エアコンから遠いなど様々な理由で空気の流れが悪くなっている場所は、扇風機やサーキュレーターを使用して空気の循環を促すと良いでしょう。
除湿をする
洗濯物を早く乾かすには、お部屋の余分な湿気は素早く吸い取ってしまうに限ります。空気中に含まれる水分量が多いと洗濯物の乾きが遅くなるので、室内干しをする際は、いつも以上に湿気に注意する必要があるのです。
エアコンをオンにしていれば、ある程度湿度は抑えられますが、それでも乾きにくい場合は除湿機などを利用するのも手です。
洗濯物を早く乾かすには?注意すべき干し方のコツ
室内干しをするための部屋の環境を整えたら、次は洗濯の仕方&干し方に注意して、さらに速乾効果をアップしましょう。やってみると大きく違う6つの裏技、ぜひ試してみてください。
1.夏場より脱水時間を長くする
脱水の時間を多めにして水分をしっかり減らすこと。または脱水時の回転数を調節できる洗濯機の場合、冬場は最高値で脱水すると効果的です。
2.洗濯物の間隔をあけて干す
洗濯物の間を風が通るように、なるべく間隔をあけて干しましょう。物干しハンガーを使う場合も、洗濯バサミの数だけぎっしり干すのではなく隙間をあけるようにしましょう。
3.壁や窓際は避ける
空気がよどみやすい壁際や、結露する窓際などは避け、できれば部屋の真ん中あたりに干すようにしましょう。
4.新聞紙や除湿剤を使う
スニーカーを洗ったりした場合や、革靴が濡れてしまったときなどは、新聞紙を詰めて湿気を吸わせ、何度か交換すると早く乾くようです。8割がた乾いたら除湿剤を詰めても良いでしょう。
5.アイロンをかけてから干す裏技も!
脱水後、軽くアイロンをかけてから干すと乾きが早くなるようですが、アイロンをしっかりかけたい衣類の場合は、まだ少し湿り気を感じる程度で取り込んでアイロンをかけるの順でも問題ありません。
6.洗濯物をためこまない
夏の間なら、洗濯物をため込んで、お天気の良い日に一気に干す、という方法も悪くありませんが、冬の室内干しは、1度に干す量が多いとなかなか乾かず大変です。できればこまめに洗濯して、サッと干すのが良いでしょう。
冬の部屋干しにおすすめの便利グッズ
サーキュレーターや除湿機、室内物干しなど、外干しとはまたちょっと違った便利グッズの活用で、洗濯物の乾きはかなり早くなります。
部屋干しに使うものなので、家の中の常に目に入る場所に置いても気にならない、機能的かつおしゃれなおすすめアイテムを厳選しました。
ビンテージ風のおしゃれなパワフルサーキュレーター
ボルネード サーキュレーター クラシックモデル ジュニア ビンテージホワイト 10畳 対応 VFANJR-JP-wht
70年前に開発されてから、時代を超えて愛され続けるボルネード社のサーキュレーター。コロンとしたフォルムがかわいいこのモデルは、見た目だけでなく、圧倒的な風の到達距離と空気の循環力を持つ実力派です。暖かい風が心地よく室内の空気を動かして、洗濯物の乾きを早めてくれる頼もしいアイテムです。
パワフル送風と強力除湿を1台で2役!
アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 スピード乾燥 サーキュレーター機能付 デシカント式 ホワイト IJD-I50
上部に設置されたサーキュレーターと除湿機のダブルパワーで、衣類の乾燥時間を最大1/5まで早めることができるというすぐれもの。室内を冷却しながら除湿するコンプレッサー式と違い、内部の除湿剤に吸湿させながら除湿するデシカント式なので、暖房を効かせた室内で使いやすいタイプです。
服にタオルに小物まで、全部これ1台におまかせ
アイリスオーヤマ 洗濯物干し パラソル 伸縮 3段
省スペースでたくさんの洗濯物が干せるパラソル型の物干しは、ワンピースやロングスカートと小さな洗濯物もいっしょに干せる万能タイプです。ありそうでなかったこんな形、畳むと直径18cmとコンパクトにしまえるのも嬉しいですね。
ちょこっと干しも気軽にできるワイヤー
G-Tea 室内物干しワイヤー 乾燥ラック 20キロ耐荷重 洗濯物干し (ホワイト)
壁に設置したホルダーから物干しワイヤーをサッと引っ張り、反対側の壁へ。これだけの作業であっという間に物干しスペースが準備完了です。ただのワイヤーではなく、等間隔で穴の開いたテープ状なので、ハンガーにかけた衣類もしっかり間隔をあけて干すことができます。
鴨居を使ってちょい干ししたいときはコレ
オーエ 洗濯 物干し ハンガー ホワイト
クロスしたフックで鴨居をガッチリホールドできる物干し補助グッズ。下の穴に直接ハンガーなどをかけたり、2つ使って間にポールを通して物干し竿的に使うこともできます。しっかりした造りですが、つけ外しは片手で簡単です。
洗濯代行サービスなら冬のお洗濯もラクラク
悩んでいる人が多い冬場の洗濯物、早く乾かすコツを押さえておくのも良いですが、忙しくてためこんでしまった!とか、干している時間がない!というときには洗濯代行サービスを依頼するという奥の手もあります。
SOS的に単発でお願いするだけでなく、洗濯物の出るペースに合わせて定期コースでスタッフに来てもらえば、家事ストレスもだいぶ解消されることでしょう。
共働き家庭が増えるのに連れて年々需要が高まっている家事代行サービスですが、カジドレでは下記の記事で洗濯代行に関する情報もご紹介していますので、参考にしてみてください。